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あなたにとって憧れの女性は?

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女性の日 

 

あなたにとって憧れの女性は?

 

 

憧れの女性?

半日考えましたが

現実世界にはいませんでした。

 

憧れ = ある人や物事に対して、

強く心引かれ、

その存在や状態を

自分自身に求める心情を表す言葉

 

というわけで、

アニメという

逃避とも言える世界へ。

 

ズバリ、毎度ネタにしている

『デキる猫は今日も憂鬱』

ヒロイン 福澤幸来(28歳)

この人物

 

*******************

 

 

この漫画もだんだんメジャーに

なってきたようです。

 

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このコミック & アニメは

野良猫だった諭吉を

ポンコツ・ダメOLの幸来が拾う。

 

その恩返しのため?

幸来を働かせて、

ネコ缶をゲットするため?

幸来というダメ人間の立て直しのため?

 

家事全般を一手に引き受ける

『デキる猫』諭吉の話。

 

 

 

 

しかしながら

「諭吉かわいい」

「諭吉便利」

「諭吉を欲しい」というのは、

心理学で言うところの

「表層心理」によるもの。

 

「深層心理」では、

諭吉の飼い主、

「ダメOL」

「ポンコツOL」の

ヒロイン 福澤幸来を求めている。

 

 

********************

なぜなら

「ヒトは自分より

下位のものを見て、

自分の存在を

認識するから」

 

例えば、

中学生、高校生の時を

思い出してください。

 

定期テストの答案が返される。

このとき、

大体50点前後をキープしている

ユキコは、

いつも30点台のハルナに

「ハルナ、何点だった?」

と訊いて、優越感に浸るのである。

 

 

一方で、ユキコは

学年で常にトップ争いをしている、

優等生マユミには訊けない。

「今回も100点だったよ」

なんて言われれば、不愉快なだけ。

 

 

 

テスト後だけではない、

テスト前にもユキコは

「ハルナ、テスト勉強してる?」

と訊いたかもしれない。

ま、これはお約束みたいなもので、

テスト勉強をしていても、

ホントにしていなくても

「全然やっていないよ」

と返答される。

 

↑イラストでは、

裏切っているが、

ハルナが裏切ったところで

ユキコの点数には及ばない。

 

 

高校のときの同級生ケイコは、

同様の質問に対し

「テスト前だもん、

やっているに

決まっているじゃん」

と切り捨てた。

 

(これはこれで、変なやつ)

 

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江戸時代の身分制度だって同様。

 

明治になって、日本人の世界観だって

欧米の白人は上

アジア人は下、

福沢諭吉が『脱亜論』を唱えている

そのまんま。

この思想って、現代の日本人の

根底にもあるんじゃないですかね?

 

ところで、福沢諭吉は

『天は人の上に人を造らず』

とか言っている。

矛盾してるんじゃねーのか?

 

散歩をする福沢諭吉

明治32年(64歳)

福沢諭吉って「大男」なのである。

 

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福澤幸来に話を戻します

 

まず、ポンコツ以前に

アニメでの設定年齢が28歳

サザエさんのマスオさんと

同い年。

 

アニメのヒロインとしては

ちょっと高齢

「からかい上手の高木さん」での

高木さんや西片は中学生だから

倍の年齢、

 

 

「6浪して東京大学に入りました」

「10回目の挑戦で司法試験に合格しました」

という、

遅れてきたヒロインという感じ。

 

会社は、丸の内

登場する職場のビルは

架空のものであるが

実際のこの位置にあるのは

三菱UFJ銀行本店

(東京都千代田区丸の内2丁目7−1)。

 

住んでいるのは中央線の高円寺。

東急でも西武でもなく中央線。

「自由が丘」や「石神井公園」では

この物語は成り立たない。

自由が丘には、ポンコツOLはいない。

石神井公園には、

デキる野良猫はいない。

 

中野でも吉祥寺でも三鷹でもなく高円寺。

このエアポケットのような街。

 

仕事はかなりできる。

 

しかし、家に帰れば

諭吉にしか見せない

「影」があり、

故郷には、諭吉も知らない

「影」がある。

 

単行本第5巻 帰省編

 

 

基本的には、明るい性格。

元気、そしてタフ。

 

 

というわけで視聴者、

特に会社員、

もっと限定すればOLは、

福澤幸来という人物を見て、

 

優越感を抱き、

自分の立ち位置を再確認し、

一週間を終えたのである

(関東地区は金曜日の深夜に放送)。

 

これが、「このアニメを観ると

癒やされる」というコトの正体です。

 

「癒やし」を辞書で引くと

『肉体の疲れ、精神の悩み、

苦しみを何かに頼って

解消したりやわらげたりすること』

 

決して、諭吉の可愛らしさ、

面白さというものではなく、

元気で、明るくて、タフな

福澤幸来という

低層に固定化された

ポンコツOLこそが

癒やしの源泉なのである。

 

 

で、低層に固定化された

福澤幸来に

憧れているわけとは?

 

ポンコツOLとか

ダメOLとか言われつつ、

皆さんの元気の源となる

そんな自分でありたい

ということです。

 

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ちょっと、視点を変えてみました

 

お笑い芸人という存在

 

基本的には、福澤幸来同様、

この芸人たちを

笑うことによって、

一般庶民は「優越感」を抱き、

「楽しみ」「元気になって」

日々を過ごしたのではないか?

 

芸人たちも「芸」であるがゆえに

「笑わせる」というのが仕事である。

 

コント55号

 

クレージーキャッツ

 

ドリフ

たけし & さんま

 

とんねるず

 

ダウンタウン

 

「笑われる」だけの芸人もいたが…

(芸、といえるのか?)

 

斎藤清六

 

というわけで、お笑い芸人は、

下層に固定化されたものだった

(この「下層」は「仮想」と

言い換えてもいい)

 

 

これらの芸人は、堅気(かたぎ)とは違う

お笑い同然の人生を送っている中で、

(お笑い人と言い換えましょう)

芸を磨いて、ステージに立って

ウケている、

ステージを降りても

この人物の生活は

お笑いなのである。

お笑い人が芸を磨いて

お笑い芸人になったのである。

 

天然のお笑い人が、芸を磨いて

お笑い芸人になった。

だから素直に笑えた。

お笑い人として生きてきた人生

数学で例えるなら「積分」かな。

 

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ところが最近

高学歴のお笑い芸人が登場

早慶卒なんているわけでしょ

頭の良さなのか、センスなのか

ネタも面白い

話術もうまい

テレビやライブではウケている

しかし、

テレビやライブの世界に限る

「それがどうかしたのか?」

 

つまり、

エリートが、

芸を磨いて、磨いて

ステージに立って、

ウケているわけだ。

 

普通の人(どちらかという

とエリート寄りの人物)が

芸を磨いてステージに立った。

そのステージを降りたら

普通の人である。

 

一旦、ステージに立てば

そこでの芸はうまくて面白い

その場面では面白い

その場限り、その瞬間、

数学で例えるなら「微分」かな。

 

令和ロマン

慶應義塾大学出身

(くるま(左)は中退)

 

真空ジェシカ

青山学院大学(左) &慶應義塾大学(右)

 

ストレッチーズ

慶應義塾大学

 

というわけで、

下層に固定化されて

笑いをとっていた

お笑い人のお笑い芸人化

という時代から

 

上層に固定化されていて

決して、嘲笑の対象ではない

エリートが

お笑い芸人化している

 

変な時代になってきたものだ。

 

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ハイ、今日はここまでです

 

最後までお読みいただき、

ありがとうございました。