2024年2月18日写真追加

 

スダジイが花盛りで黄金色になる季節になりました。そこで、5/4に多摩丘陵のスダジイ巨樹4箇所を訪ねました。

 

【多摩市・一本杉公園】

横広がりで典型的な樹形のスダジイです。市指定天然記念物で、目通り幹囲約3.6m・樹高約16m・枝張り約11mです。この辺りは昭和48年に多摩市に編入されるまでは町田市小野路町といい、付近一帯は広い雑木林だったそうです。

上の2枚は2023年10月22日撮影。

 

【多摩市・平久保(びりくぼ)のシイ】

都指定天然記念物のスダジイの巨樹です。

左手前にあるマテバシイと電線がなければ、全体が写せるのですが…。反対側は新しい住宅地になっていますが、かつてはオオツクバネガシが1本ありました。

 

途中で寄った蓮生寺公園でホオノキの花が咲き始めていました。昨年5月に岐阜に行った際に朴葉寿司を初めて食べましたが、ホオノキの香りがして感動した覚えがあります。

 

【八王子市・越野日枝神社】

八王子の巨樹・名木に選定されているスダジイで、幹周433cm・樹高15mです。裏にある稲荷神社にもスダジイの巨樹があります。

 

【多摩市・八坂神社】

八坂神社がある天王森公園は、多摩市最高地点で標高161.7mです。コナラ・クヌギ・アラカシ・スダジイ・ヤマザクラ・エゴノキなどが混生しています。

黄金色になっていて綺麗です。撮影は午後がお勧めです。

ここのスダジイは板根が発達しています(2024年2月10日撮影)。

白蛇が住みついているというのが気になります。

 

多摩丘陵では日野市・百草八幡神社や八王子市・大塚山公園などにスダジイの優占林が存在します。関東ロームが堆積して土壌が厚い平地ではシラカシが優占ですが、起伏のある丘陵ではスダジイが優占になるようです。

 

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