ベンチャー創業者が教える特許翻訳者になる戦略的思考 -8ページ目

ベンチャー創業者が教える特許翻訳者になる戦略的思考

ベンチャーな特許翻訳者のフリーランサーな日常。特許翻訳者になりたい方をビジネス戦略で使われる手法を応用して応援するサイト。

【専門知識習得のためのビジネス的手法 その3】バイオ分野はどれくらい儲かるのか


専門知識習得のためのビジネス的手法 その2】専門知識とジグソーパズルその2 の続きです。


では、まず専門分野というジグソーパズルの縁に対応するピースを組み立てみましょう。つまり、「バイオ分野はどれくらい儲かるのか」ということです。



ベンチャーキャピタルの人がバイオ専門分野について検討する場合、まずは「どれくらい儲かるのか」を調査します。


特許とは、結局のところ企業等が儲けるために使われるものですから、ビジネス分野の人にとっては当然の出発点と言えるでしょう。



経済産業省が「平成21年度バイオ産業創造基礎調査報告書」という報告書を発表しています。それには「平成20年度の製品分野別国内生産年間出荷額の集計結果」が載っています。


下に実際の表を載せましたが、平成20年度の国内生産年間出荷額の合計は約7兆2,624億円となっています。日本のGDPが約500兆円とすれば、約1.5%に当たることになります。


誤解の無いように付け加えておきますが、この出荷額は、いわゆる「バイオ企業」に分類される約1300社に限定した数値であり、厳密には「バイオ技術を使用した製品の出荷額」ではありません。



ベンチャー創業者が教える特許翻訳者になる戦略的思考-表2

分野別にみると、「食品」が約4兆5,008億円(62.0%)と最も多く約6割を占め、次いで「医薬品・診断薬・医療用具」が9,274億円(12.8%)、「その他の食品」が4,496億円(6.2%)の順です。「食品」が第1とはちょっと意外ですね。



ベンチャー創業者が教える特許翻訳者になる戦略的思考-表2-1


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【専門知識習得のためのビジネス的手法 その2専門知識とジグソーパズル2


「専門知識を習得するとは、ジグソーパズルを組み立てること」の続きです。


でも、ここでは、ジグソーパズルのピースを集めることを目的としていません。ピースの収集をしたい人のご要望にはお答えできないと思います。


また、専門分野を「学術的」に理解しようというのでもありません。特許翻訳のために理解したいのです。


この目的意識から出発しなければなりません。本屋に言って「誰でもわかるXX入門」というイラストがたくさんのった本を買ってきて読むのもいいのでしょうが、そういう本は「特許翻訳者」のために書かれているわけではありません。読んだ後で、専門知識を得るためにどんな役にたったのかよく分からないといことになりがちです(体験者は語る)。


かといって大学の教科書を買ってきて、1ページ目から読もうと思っても、10ページまでたどり着くまえに挫折することになります(これも、体験者は語る)。


教科書は、学術的な目的で書かれています。特許翻訳者が専門知識を仕入れるために書かれているわけではありません。


ですから、それを読む特許翻訳者自身が、そこから何を得ようとしているのかを自覚して取捨選択していかねばなりません。これって結構むずかしいことですよね。


ジグソーパズルにたとえると、たくさんある山盛りピースを目の前にして、どのピースを何処においていけばよいのか途方にくれているというところでしょうか。


まず、パズルの見本の絵を分析して、パズルを始める前に、ピースをどのように「色分け」したらよいか戦略を立てましょう。



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【専門知識習得のためのビジネス的手法 その1】専門知識とジグソーパズル


「専門知識を習得するとは、ジグソーパズルを組み立てること」にたとえることができると思います。


一見ばらばらで何の関係もないと見えるピースを組み立てて、どうやって全体的なジグソーパズルの絵を浮かび上がらせていくかが問われます。


それぞれのピース(知識の断片)は、どれも同じように見えて、パズル(専門知識の習得)の何処にはめ込んでいいのか一見して全く見当も付きません。ですから一所懸命にピースを集めても、専門知識を習得することには結び付きません。


でも、ジグソーパズルをやったことがある人なら分かると思いますが、実は組み立てのセオリーみたいなものがあります。


例えば、まず最初は直線部分を含むピースを探すことです。それらのピースはパズルの縁を形成することになりますから、比較的簡単にそのピースの場所を特定することができます。


次は、ピースを色分けすることでしょうか。それによって、このピースはパズルの背景部分だとか、顔の部分だとかを、大まかにではありますが、理解することができます。


例えば1000ピースのパズルで、何の戦略も立てずに闇雲に組み立てようとした場合、ピースの正しい位置を見つける確率は1/1000ですが、今書いたような戦略を使えば、数十分の1まで確率を上げることもできるでしょう。


専門知識についても同じようなことが言えるのではないでしょうか。


あるピースを手に取ったとき(図書館でもインターネットでも、どこで手に入れようとも関係ありません)、「これはパズルの縁だ」とか「これはパズルの背景だ」などのように、「色分け」することができれば、その後の努力を効果的に結果へと結び付けることができると思います。



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