⭐️僕にピアノを教えてもらえないか?【メキシコ】 | 刺激だけが私の生きる源。。。

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「1年を半年働き、半年旅に出る」を、繰り返し13年。刺激だけが和多田の生きる力。
男より旅、結婚よりも旅。未知の世界に入れば入るほど、好奇心が止まらない。。。

メキシコでフルートを吹く和多田




街で、フルートを吹くだけで、こんなにチップもらえるんだー






1時間でチップをこんなにもいただける。ありがたや、ありがたや。。。





ありがたい国 メキシコ





聖闘士星矢の「ペガサスファンタジー」を吹いてると200ペソ(1800円)のチップが入った。



「ありがとう」を言おうと吹くのをやめたが、チップをくれた男性は、サッサと去って行った。



和多田なら、10ペソ(90円)のチップでも、



見てくださいよー

今からチップ入れますよーデレデレ



と、演奏者にわかるようにチップいれる。

サッとチップを入れてサッとは去らない。真顔






その後ドラゴンボールの「だんだん心惹かれてく」



吹いてると200ペソ(1800円)のチップがまた入った。







その男性も、同じくチップを入れて足早に去って行った。




慌ててフルートのマイクで


「ありがとー」


と言うと、マイクの声が聞こえたのか、戻ってきてくれた。



「なんて?」



スーツ姿の彼は聞いてきた。



「たくさんのお金 ありがとう」



和多田が言うと


「こちらこそありがとう。


僕の大好きなドラゴンボールの曲。


今日は僕の誕生日なんだ。


素敵な誕生日プレゼントありがとう」








その日は彼の誕生日だった。



歩いていると、和多田のフルートが聞こえてきたらしい。






その後、彼は3曲ほど和多田の音楽を聴いていた。


突然彼は質問してきた。


「ピアノ弾ける?」


実は和多田は、4歳からピアノを習っていた。





 ピアノを弾く小さい時の和多田



「弾けるよ」


和多田が答えると、


「ピアノ教えてもらえる?」


彼は聞いてきた。


「弾いたことあるの?」質問すると、



彼は笑いながら答えた。



「弾いたこともないし、楽譜の読み方もしらないんだ。」





「教えてもらえる?お金払うから」



高そうなスーツを着た彼の笑顔はとても、上品だった。


そして、次の日

和多田のピアノクラスが始まった。