⭐️【前半】タイのゴーゴーボーイで、切なくなる。。 | 刺激だけが私の生きる源。。。

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「1年を半年働き、半年旅に出る」を、繰り返し13年。刺激だけが和多田の生きる力。
男より旅、結婚よりも旅。未知の世界に入れば入るほど、好奇心が止まらない。。。

🌟タイ  バンコク (Thailand   Bangkok)
🌟和多田。。。ゴーゴーボーイで、切なくなる。。。
 
【前半】

 
 
「な〜な〜ユミ〜。アユタヤに連れてってくれよ〜。」
最近職場の上司に、何度も頼まれている。。。
 
和多田が、何度も行っているコロンビアに連れてってくれよーなら、分からなくもないが、タイのアユタヤなんか、トゥクトゥク(現地のタクシーみたいな乗り物)と交渉して、乗るだけでその辺に連れてってくれる。
 
 
 
 
 

もっぱら南米の話題が多い、和多田だが、10年前は東南アジア諸国をバックパッカーで、よく回っていた。
 
和多田が、アユタヤに1人で行った時、知り合った観光客の男性たちが、
 
「ゴーゴーガールに行くために、タイに来た」
 
と、ゆっていた。
 
ゴーゴーガール?
 
ゴーゴーガールとは、なんぞや?
 
「どんな所?」
「綺麗な女の子たちが裸でポールダンスをしていて、さらにお持ち帰りが、できる所だよ」
 
女の子が、裸で踊っている⁈
 
ポールダンス⁈
 
しかも、美人なタイ女性を持ち帰れる⁉︎
 
女の子大好き💕和多田は、アユタヤの帰りパッポン通りに急いで、1人で向かった。
 
場所が、よく分からなかったが。そのstreetに近づくと、、急にネオンや、音が激しくなってきた。
 
 
 
 

ちゃらちゃらした若者の男女が、客を呼び込んでいる。
 
歩くたびに、その男達にすごい力で店に引っ張られた。何度もその勧誘を振り払って進んで行くと、誰も入口に立ってない店があった。
 
入ると、そこは真っ暗だった。
 
ここは何の店?
 
中に入って行くと、薄暗い光の中に、ポールのような、物が見えてきた。。
 
しかも、上から、シャワーみたいなのが、降っていた。。。
 
なんなんだ。。。⁈
 
もっと奥まで進んで行くと、、。
 
男達が、裸で、しかも、濡れながら踊っていた!!
 
なんだ?!
 
すげー↑すげー↑
 
ゾクゾクしてきた。。。
 
ポールダンスを踊っている男の子達は、めちゃくちゃ若く見えた。。。
 
おそらく20代前後。。。
時々ライトが明るくなり、CLUBみたいに、光って、顔がはっきり見える。
 
可愛い❤️❤️❤️
関ジャニや韓流スターレベルだ。。。
 
うっほほーい
テンション↑上がる
 
お姉ちゃんを見ようとしていた和多田だが、男の子達の可愛さにテンションが、すっかり上がっていた
 
さぞかし、この子たちを見ようと、女性客が、たくさんいるかと、思ったが。。。
 
 
げっ⁉︎ 爺さんばっかり!?
 
座っている客は、爺さんばかりだった
 
いや、爺さんばかりはいーすぎもしれないが、ヨーロッパ系の白人のおじさんから、爺さん達だらけだった。。。
 
男の子達は、半裸で、ピッチピチのブリーフを履いている
 
見ていると、白人爺さんが黒服を着たボーイを呼んだ。
 
そして男の子1人を指差していた。
 
❺   ❻  ❼   ❽  ❾
 
男の子達のピッチピチのブリーフに番号が、貼られている
 
ボーイはその指さされた、僕ちゃんの方へ行った。。
 
耳元で何が囁いている。、。
 
そんなお立ち台の上で何を話している?!
 
すると、ボーイが、濡れている僕ちゃんの体を軽く拭き、服を羽織らせてあげていた。。
 
白人爺さんが、ボーイに金をはらっている!!
 
そして、
白人爺さんと、僕ちゃんは体を寄せて、店から出て行った。。。
 
そんな白人爺さんたちの中に、和多田は女1人ポツンと立っていた。。
 
しかも、アユタヤの帰りで、リュックとジーパンで、場違いだった。。
 
「こっちにおいで」
 
追い出されると思いきや、ボーイは和多田を爺さん達と同じソファー席に連れて行ってくれた。
 
「何飲む?」
 
 
高いっ‼︎‼︎ 💦
 
ビッ 、ビール400バーツ🍺 (1500円くらい)
さっき、アユタヤのスーパーマーケットで、40バーツで、買って飲んだぜ。。。
 
ぼったくり?
 
とりあえずビールをしぶしぶ、注文した。
 

 
メンズくん達が一列にお立ち台に並んだ。
 
それにしても、イケメンぞろいだな〜
 
タイ人ってわりと、顔が潰れたような(おっと、失礼💦)男の子が、多いのだが、踊っているメンズくん達は、とても綺麗な顔をしたいた。中華系タイ人?
 
そんな綺麗な彼らがピッチピチのブリーフを履いている!!
 
俺の下の大きさを見ろ! 的なアピールをする僕ちゃん達。。
 
「恥ずかしー😆😆」って、顔を覆って女の子の真似をするオカマもいた。。。しかし、身体は正真正銘の、20代の男の身体だった。
 
レディボーイか??
 
その光景を白人爺さん達が、目を細め、アルコールを飲みながら物色していた。。。
 
こいつら、この僕ちゃん達をどうする気だ。。。
 
その爺さん達を和多田は、ずっと見ていた。。。
 
この店の仕組みが、知りたくなった。
 
「男の子どうやって持ち帰れるの?」
 
ボーイは親切に教えてくれた。
 
「店に400バーツだけ、払ったら、男の子、持ち帰れるよ。そのあとは、交渉して、彼に好きな金額払ってあげて」
 
この僕ちゃん達はゲイなのか?
 
それとも金のためにしているのか?
 
親はこのバイトをしっているのか?。。。
 
いろんな質問が頭によぎった。
 
そうこうしてるうちに、アピールタイムらしき事が起こってきた。
 
僕ちゃん達は客席にきて、自分をアピールし始めた。
 
客と話したり、自分の体を触らせて始めた。
 
和多田のソファにも、僕ちゃん5人がきた。小柄な男の子から、マッチョな男の子。
 
笑いながら和多田の顔に、皆が、下を押し付けてきた。。。
 
すみませんが、私は大丈夫なんで、ほかの方にどうぞ。。。💦
 
マネージャーらしき人が、慌てて走ってきて、僕ちゃん達を追い払った。。。
 
だっ、、大丈夫です。。。
 
半ケツの僕ちゃん達が、キャーキャー言いながら、他の客のところに行った。
 
その時、1人の僕ちゃんが、和多田の横に座ってきた。
 
「僕をここから連れ出して」
 
えっ。。。
 
まっすぐな目で和多田を見てきた。。。
 
「こんな仕事、ほんとはしたくないんだ。。。」
 
。。。それは本心ですか?。。。演技ですか?。。。
 
「君 ゲイ?」
 
僕ちゃんはすぐに、首を横に振った。
 
「なんで、こんな所で働いてるの?」
 
「お金がいーから。前にコンビニで働いてたけど、クソみたいな給料だったから。」
 
「女の子好き?」
 
「もちろん。♡」
 
たしかに、ゲイには見えない。。。
 
「ここで、働いてるヤツらはゲイばっかりじゃないよ。」
 
そっか。。。金のために、白人爺さんのオモチャにされて、気の毒に思えてきた。
 
「おねがい!  連れ出してよ」
 
う〜ん。。。
 
実は和多田は今、手持ち金がなかった。。。
 
朝そんなにお金を持って来なかったし、トゥクトゥクにお金を払い、しかも、今恐ろしく高いビールを頼むハメになり、財布の中身は、水すら買えない状態だった。。
 
僕ちゃんが、横にいるからか、持ち帰りと、勘違いされたのか、マネージャーが、きた。。。
 
「どうする?」
 
。。。
 
黙っていると「もう一杯飲む?」と聞いてきた。
 
「今お金ないんです。。。」
 
正直に話した。。。
 
 
ボーイは黙ってどこかに行った。。。
 
「サービスだよ。」
 
ビールを持ってきてくれた。
 
えっ?!  まじ?!
優しい〜(*≧∀≦*)
 
と、一瞬は思ったが、、、
 
飲んでも大丈夫なのか??!。。。
 
もしや、この中に睡眠薬など、入ってないのか?!
 
いろんな悪いことが頭をよぎった。。。
 
そんな不安が押し寄せてきたが、とりあえず、飲んでみた。
 
また、ショーが始まり僕ちゃんは舞台に戻っていった。。
 
帰り間際、さっきの僕ちゃんが、寂しそうにこっちを見ながらポールダンスを踊っていた。
 
その日は帰ったが、やはり、気になりはじめ、和多田は別の日に、仲良くなったタイ人の女の子、カジシャと、もう一度前の店に行ってしまった。。
 
 

 
余談だが、和多田は日本でも海外でも、レズバーやゲイバーによく行く。
 
あのなんとも言えない空間にテンションが上がって震えてしまう。
 
別の日、カジシャと店に入ると、マネージャーが、「やっぱり来たか」のような目でこっちを見ていた。
 
2人分のビール代をたのみ、この間と同じショーを見た。
 
カジシャはタイ人だったが、初めて体験で、きゃーきゃー騒いでいた。笑
 
ショーを見ていると、この前の「連れ出して」の男の子も、踊っていた。
 
背中の刺青が特徴的で、すぐに分かった。
 
彼は和多田に気づくと、席まで寄ってきた。
 
悲しそうな顔で「外に連れ出して」と、また、ささやいた。。。
 
カジシャと3人だから、いいかーと、思い、連れ出すことにした。
 
和多田は、こんな、おそらく弟よりかなり下の、ぼくちゃんと、どーなる気もさらさらなかった。
 
ボーイを呼んで400バーツ払い、3人で外に出た。
 
「相場はいくら?」
出口で、マネージャーにきいた。
 
「一晩で、5000円から8000円くらいかな。」
 
たかっ!💦💦
 
和多田の宿  一泊800円だぜ。
 
 
 
何日泊まれるんだ!⁈
 
もう今更、返品できない。。。。(T ^ T)
 
とりあえず「ご飯たべよー」。。。。💦
 
3人で路面に出てる屋台で、めちゃくちゃ安いタイ料理を食べた
 

 

うますぎ〜‼︎
 
日本で食べたタイ料理より、はるかにうまい‼︎‼︎
 
「どのくらい働いてるの?」
 
「1年くらいかな。」
 
「え〜1年も?!   君まだ若そうだけど、親心配してない?笑笑」
 
「おやじは、毎日酒ばっかり呑んで、働いてないよ。母さんに暴力ひどくて、毎日母さんは泣いてるよ。  僕には妹が、2人もいるんだ。まだ小さいけど。
だから、お金がいるんだ。。」
 
でた。。。その手の演技か?
と、いっけん、思いがちだが、、、
 
和多田は、東南アジアを何度も、何ヶ月もかけて、よく旅していて、感じたのが、この手の話はまんざら嘘ではないパターンが、多い。
 
そんな家族をかなり、見てきた。
 
ほんとうか、嘘かどうかは、その家に行かないと分からない。
 
普通の優しい男の子だった。
いろんな話をして、完全に打ち解けてしまった。。。
 
 
しかし、なんとなく、可哀想に思えてきて、じゃあ、相場が5000円〜10000円くらいだから、8000円くらい渡そうかな。。。と、考えていた。
 
「ゆみー。この子が、ゆみのホテルに行きたいって、言ってるよ」
カジシャが、言ってきた。
 
‼️
 
いやいや、💦
そんなつもりはありません💦
 
8000円と帰りのタクシー代を渡して、さっさと、帰ってもらった。
 
 
 
僕ちゃんが、タクシーに乗る間際、「また、お店来てね。」って、微笑んできたが、行くとまた、情が入るので、もう、ゴーゴーボーイには二度と行かないと、心に決めた。
 
 

 
そして、カジシャと、スーパーマーケットで、40バーツ(130円)のビール買って、飲みながら帰った。(笑)