時系列としては、
の続きになります。
この数週間後、長男にとってはおよそ1年ぶりとなる菩薩先生の診察に行って来た。
これまでは、長男と私、それぞれ別に菩薩先生と話してたけど、もうだいぶ長男が落ち着いてきていたのもあって、この日は親子一緒に診察室に入った。
まず、菩薩先生→長男にいくつか質問(※)。
次に、先生→私 の順で話をした。
例の、急に来た鬱みたいな症状について相談したところ、菩薩先生は、
寝て落ち着くという対処を、自分で見つけて出来たから良かった。
不調や問題にも自己対応できていて、その力が自分の中にあるから、あなたはきっと大丈夫。
と、穏やかに、でもしっかりと言い切ってくれた。
なるほど、そういうプラス面で見ることも出来るのか…
と、新たに勉強させていただきました
しかし※の最後らへんで、先生から
何か学校で困ってることとか大変なこと、ある?
と聞かれると、それまでずっと落ち着いていた長男の様子に異変が。
あー……
…………ゔー…………
………………いや、大丈夫です…
と、ものすごーーく悩んで葛藤し、
どう見ても絶対何か言いたいことあんだろ
ってのがバレバレなのに、結局何も言えなかった。
そんな様子だった。
先生も大丈夫?って聞いてくれたし、私も同じこと言ったけど、この場ではもう話せそうにないなと感じたのでそれ以上は押せず、そのまま診察を終えた。
会計に向かう途中も、
「あ゛ー……」
と呻きながら歩いて、しんどそうな長男。
もしかして…と思い、
診察、私と別のが良かった?
と聞くと、長男、迷わず頷くではないか。
……ダァーッ、何てこったい!
やっちまったーー!
なんで診察室でこのことに気づかなかった、自分!
人気店よろしく今や予約を取るのが難しい、菩薩先生の貴重な診察時間だったのに!
私のバカーバカーバカー……
と、頭でリフレインが鳴り響き、わりと本気で落ち込んだ
少し踏み込んで本人に聞いてみると、
お母さんがいると話しにくかった。
心配かけそう。話さなかったのは親孝行。
話し方によっては精神病みたいに取られるかもしれない。
先生は精神のプロやからいいけど、お母さんは看護職でそうじゃないから、上手く受け取れないかもしれない。
……なるほど、親に気を遣ってくれたのだな。
逆にこっちが気を遣えなくて、話したいこと話せるようにしてあげられなかったのだな…
あー、もう一回診察室に入りたい。
時間、巻き戻したい。
そんなどうにもならないことを思ったものの、それでも救いだったのは、その後の長男がいつも通りだったことと、次回診察予約が割と早めのタイミング=夏休みで取れたから(菩薩先生も、ちょっと察してくださったのかも…?)。
次こそは次こそは!
母子完全分離で診察に臨みたいと思います
最後まで読んでいただき、ありがとうございました