功者と練習の意義② | パット上達ブログ

パット上達ブログ

パットはゴルフ上達のカギ。パットの理論(世界で唯一)からパット数の減らし方、グリーン上のウンチクなど上手くなるヒントをGreen Keeperが発信します。

「功者と練習の意義①」に続きます。

 

功者は練習によって身体自体が図に示したCのように動きを制御します。これはもう完全に脳に記憶されている(長期記憶)だけでなく、少々の外乱が襲ってきても、目的(距離の実現)が妨げられないような動きの制御が自律的に行われているといえます。

 

この記憶というのが曲者で、はじめは図のCのような動きが出来ても、その記憶というのは海馬に記憶されている(短期記憶と呼ばれます)。それはさっきやったことが今また出来るというだけのことで、概ね2週間程度で消えてしまうそうです(いわばDRAMですね)。

 

 我々の仕事(パット)に必要なのは、昨日できたことが今日も再現でき、明後日も再現できるというもので、一生残る記憶です(SRAMです)。これは長期記憶と呼ばれ大脳皮質に記憶されるそうですが、それは短期記憶を繰り返すことで海馬から皮質へ情報が送られることで行われるそうです。

 

最近はゴルフ界でも再現性(*1)という言葉が日常的に使われますが、その再現性の良し悪しがゴルフの動きの成否を決めます。

 これまた曲者でして(笑)、短期記憶により得られる再現性は短期再現性(repeatability)、長期記憶によってもたらされるのは長期再現性(reproduceability)です。

 日本では両者が区別されずに、単に再現性と言われるのですが、概念の違いを我々は認識しておく必要があります。

 そうです、功者は黙っていても長期再現性を身に着けているんですね!

 

というわけで、「上達するには練習を続ける」という意義がここにあることが追認できると思います。

 

*1:再現性という言葉は、ゴルフでは私が最初に使ったと思います。2006年9月27日の記事(Amebloに来る前の「ブログ人」の記事)にこの言葉を使っています。一般には2010年ころから頻繁に使われるようになりました。どなたか、私より以前にこの言葉を使ってた方がおられたら教えてください。

 

いつものご支援有難うございます。


今日もポチッと応援お願い致します<m(__)m>。

「いいね!」よりこちらを優先してご協力をお願いいたします。