欧米のツアー選手やそのコーチたちは、数値に拘り、理想値を求めているが、実際には彼らも理想値通りではないとのデータを、吉田洋一郎さんがその著書「ロジカル・パッティング」(実業之日本社刊)で示しています。要約して引用させていただきます。
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PGAツアープロのデータと理想値
打点位置
平均 理想値
フェース左右方向のずれ 1.6mmトウ側 0mm
ヘッド軌道
平均 理想値
インパクト時の方向 0.7°左方向 0°
フェースの回転量
平均 理想値
アドレス→トップ 4.1° 3.5°
インパクト→フィニッシュ 6.0° 5.0°
ブロー角(*1)
平均 理想値
ブロー角 2.8°アッパー 4°アッパー
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*1:ブロー角とは、ヘッドがインパクトからフォローにかけて抜けてゆく角度。
ブロー角が理想値とされる値(私はこの根拠を知りません)よりも小さいのが面白いですね。日本に限らず欧米でもフォローは低く出せと指導されるので、プロになってもその習慣が残っているのでしょうか?