「散々こだわる割には」にあるように、PGAtour選手のヘッド軌道はインパクト時に0.7°左を向いていると、吉田洋一郎さんはその著書「ロジカル・パッティング」(実業之日本社刊)で指摘しておられます。
このことを選手に質問すると「これが一番いい球が打てるから」との答えだそうです。
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これはロジカルに解説すると”再現性が高い”ということになる。
データを取ると、インパクトはわずかなハンドファーストでロフトを立ててヒットし、軌道はアッパーブロー。
これがベストなストロークだが、そのためにはボールポジションは左寄りで左眼の真下が最も合理的な位置となる。
これ以外の位置で、無理やりハンドファースト・アッパーを作るのは不自然で再現性が低くなってしまう。
ツアー選手の”再現性を高める”ための共通点は
アウト・トゥ・イン軌道だから打点はトウ寄りになる。
イン・トゥ・アウトで振るとヒールよりに当たりやすく、アウト・トゥ・インで振るとトウ寄りに当たる。
ツアー選手の平均データの「トウ側」の打点は、軌道に対して自然な位置でヒットしている証拠だ。
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意外なデータですね。
自然なストロークを大事にし、且つ良い転がりを得られるストロークがこういう結果になっているのだと思いますが、こういうところを更に追及して、我々が納得して同じようなストロークを身に着けるようになるといいと思います。