昨日、住宅メーカーの担当さんから来月のスケジュール(行程表)が届きました。

 

約2週間に渡る、我家にとっての1大プロジェクトになります。

 

 

 

 

3月に定例の住まいの点検をしていただいてから、懸案事項だった問題のある壁の補修、洗面所&浴室のリフォーム、必要な部屋の断熱窓・ドアへの変更というふうに計画が大きくなっていったのも、”今現在”というタイミングだったからかもしれません。

 

 

 

 

2018年夏に私が乳がんの手術を受けてから、昨年(再発することなく)無事に5年目をむかえ、来月には6年目の定期検査を受けます。

なんとなく、ようやく私自身の老後イメージとして、10年後、20年後という長期のスパンでの未来を描くことが出来るような気がするようになったと思います。

 

そして、この6年間は義母の生活フォローや通院補助、そして私の父の突然の入院から看取りまでの過程の中で、”長生きをするということはけっしていいことばかりではなく、年と共に弱って衰えていく自分自身がなにげない日常の生活を自立して穏やかに過ごすためにはどんな心構えや準備が必要なのかということをしっかり考えて、早くから備えておかないといけない。”ことを痛感せずにはいられない日々でした。

 

 

自身の老化を自分自身が認め、寄り添って、先手を打って備えておけるところは準備しておくこと。

 

それは、主人や私のためだけでなく、子供たちにできるだけ迷惑をかけないためにも重要なことなのだと思いました。

 

 

20年前どころか10年前の義母や父ですら、”足腰が弱り、身体がうまく動かなくなって、ひとりでは階段で2階に上れなくなる自分”を想像すらしていなかったと思います。

 

そして、1階だけで生活を完結させるにおいても、小さな段差につまずく危険を回避しないといけないとか、移動のためにつかまる手すりなどの配慮が動線上に必要だとか、何かを持ち上げたり動かそうとしても重さがこたえるようになっている...等々、若い頃にはまったく気にせずに過ごせてきたささいな動作の中に、困難が出てくるなど、考えもしていなかったと思います。

 

 

24時間誰かが常に付き添って生活のフォローをすることが必要となってしまったら、よっぽど恵まれた条件がそろっていなければ、自宅で生活することは難しい。

 

それは子供の側として身にしみて実感したことであり、明日の自分自身への”大切な警告”だったと思っています。

 

 

 

 

昨年秋に洗面台の水道栓根元からの水漏れを補修した後も、かなりきつく蛇口ハンドルを閉めないとポタポタ水漏れする状態が出ていて、今回の洗面所リフォームのひとつのきっかけとなりました。

 

このタイプの蛇口ハンドル👇の開閉がつらくなるなんて、若い頃にはまったく想像できなかったと思います。

 

 

 

それは浴室の蛇口ハンドル👇も同様で...。あせる

 

 

 

義母もそうですが、年配の方が「ペットボトルのふたが、開けられない。」と言われて代わりに開けることがありました。

 

私も今や、そんな”開けにくい組”に入ってしまいつつあるようです。

 

 

また今回のリフォームではキッチンは関係ないのですが、担当さんと打ち合わせしている際に、「我家のキッチンの蛇口がハンドルレバーを下げると水が出て、上げると止まる古いタイプのため、シンクでの作業途中にレバーにあたると水が出てしまう。」という話からせっかく水回りの工事の方が入っているので、蛇口だけ新しく交換していただくことになりました。

 

 

 

 

阪神大震災などで物が落下してハンドルレバーにあたると水が出っぱなしになってしまうという事例などがあり、その後しばらくして、ハンドルを上げると水が出て、下げると止まる仕様が基準になっていったそうなので、そういう意味でも安心です。

 

 

 

 
 
”自分らしくいられることが、楽しいと思えるような日々でありたい。”
 
今年の3月下旬に綴っていたそんな願いをかなえるために、なにげない日常生活の日々をここちよく過ごせる明日のために、これからもいろいろな視点で考え、工夫をしていきたいと思います。