初芝居は松竹座 | むばたまの夜の衣を返してぞ着る

むばたまの夜の衣を返してぞ着る

~いとせめて恋しきときはむばたまの夜の衣を返してぞ着る~
平安時代の歌人小野小町の歌から。
愛しい人にどうしようもなく会いたくてしかたのないときは、
寝間着を裏返して寝るわ
(寝間着を裏返して寝ると恋しい人の夢を見ることができるという説があったそうで)

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 壽初春大歌舞伎
1月3日昼の部 11時開演 2階5列目
鳴神
枕獅子
らくだ

鳴神上人の愛之助さんを観たのは平成22年の国立劇場鑑賞教室以来(^ ^)『鳴神』ってほんとにエロい演目酔っ払い壱くんの絶間姫は色っぽいというより可愛いかんじ。松十郎さんと千壽さんの白雲坊と黒雲坊が漫才コンビみたいに息ぴったり。
『枕獅子』は初めて観る演目。石橋ものってことね。こんなのもあるんだー。傾城が毛振りやっちゃうのが新鮮♪
『らくだ』はいつぞやの顔見世以来。絶対大笑いしちゃうのがわかってたけど。愛之助さんに上方のチンピラにいちゃんやらせたらかなうもんはない。最高(*^^*)亀鶴さんセリフないのに存在感ありすぎ。中車さん大健闘!

   
夜の部 16時開演 2階3列目
帯屋
研辰の討たれ
芝浜革財布

壱くんのお半&丁稚の長吉は永楽館から二回目の『帯屋』。このお役は壱くんしかいないってお言われるようになるといいね。前髪尽くしのところが特に好き。愛之助さんの儀兵衛!これまた秀逸(*^^*)竹三郎さんおとせとの掛け合いも楽しそう(?)で。初役だそうだけど、こういうの好きそう。封印切の八右衛門みたい口笛
『研辰の討たれ』は染五郎さんの辰次で観たときは愛之助さんは九市郎だったね。愛之助さんの滑稽なお役もなかなか。客席を使っての演出も楽しいニヤリ
『芝浜革財布』も『らくだ』と同じく落語を題材としたお芝居。ちょっと道徳的~な匂いもするけどハッピーエンドが気持ちいいね。
来週また観る。本当は後半に行きたいんだけど。