連休 最後の日

先き程 妻に従いて買い物へ行った。

「タ食 何がいい 夫婦羅は? 久し振りにグラタンにしようか!」

昼食をたべたばかりにも拘らず 懸命に材料の物色を始めた。

appetiteは いつも全開の妻である。


そういえば 昨夜 回る鮨屋に行った。

長男が遊びに行った為 2人になったからだった。

傍につまれた皿の高さも 2人の間では差があった。

ボタンを押し会計してもらう前に 自分の皿と私のそれを重ねていた。 素早い仕草 結構 真剣な横顔だった。思わず笑らってしまった。


「じゃが芋は北海道 玉ねぎは やっぱり淡路産よね」

カゴにつめ込んでいると 友人夫婦に逢った。

挨拶の後 彼がきびすを返してきた。

「何?、またパチンコ大学へ行って やられのすけになったのか それとも馬も はずのすけになったか」

「まあ それらもあるが うちの嫁さんの頭はどうなってるんだろうか? オレがカゴにカップラーメン入れたら

今日は128円、明日は108円 明日にして!、そう怒ったくせしてその後から 何か火がついた様に買い加し始める、そんなに買ってどうするんだと言ったら にらみ返された。凄い形相だった。

算数ができなくなったんだろうか?

若い項,一瞬だけ別 ぴんだったお前ところ嫁さんには こんな浪費癖みたいなとこあるのか?」

彼の言葉に全部は答えることはできなかったが

「お前もワシも、朝からパチンコ大学 そして残り勉に補習、結果ヤクルト1本 3万円だったこと よくあったじゃないか それに較べれば安いもんだと思っておけばいい。」


明日の準備をやらねばなるまい。


今日は珍しく遅出

朝 おフランス パリからB777 その後から独逸発のB747が 時速670kmで飛んでいった。

さらには広島発羽田行きのB787が 丁度 三ヶ月の真横を飛んでいった。時速900km 高度8000mぐらいだったか。


社内は大変。

正規職員が出張、もう一人の正職は 今週から研修、そのシワ寄せが大変である。

TELは鳴り放なし 書類は机上にたまる一方、来客はさばけない。

遅れて昼食をとろうとすると 予約していた客が遅れてやってくる。嘱託でもこの様である。

予算不足が人出不足を紹いているのだ。

正職が心労等から表情が全ったくモノトーン化してしまうのも納得できる。

同情を禁じえない時もある。



Y氏にあった。彼は結構 豪快だった。

呑み屋の前で、自転車から転とう。頭部から鮮血、私は驚き救急車を呼び、自宅へも連絡した。

呑み屋の内で、皆 「相当りの出血 大事に至らなければよいが」と案じた。たが

彼は、程なく 包たい姿で戻どって来た。「3針 縫った」と言った。そして、今夜は止めとけの言葉も無視していつもの様に生ビールを呑んだ。

だが案の上 「頭が生温かい」と言い始めた。頭部の包たいは赤く染まってきた。


Y氏の持病は Diabetes(糖尿病)だったが

彼は後年 胃癌で胃の全摘をした。そしてこの入院中 離婚した。18年位い前のことだった。

離婚後も彼は,離婚した妻と逢っていた。離婚した妻が 施設にはいった後も世話をしに行っていた。


その人が、今年 喪くなった。

墓参したいのなら こっそり連れていってもあげるからとほのめかしてもみたがY氏は首を左右に振った。

離婚した妻の姉と全のたく反りがあわなかったと繰り返した。

口惜しそうな唇元だった。