プーチンとゼレンスキー会談は絶望的なような・・・ | パパケベックの総合ブログ

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◆アラスカ会談でのプーチンの要求


アラスカ会談での両者の発表は、決めたことがないために、特に何も目新しいものはなく、トランプの言うプーチンとゼレンスキーのトップ会談だけがリップサービスされたようなものだった。


肝心なトップ会談の方は、無いともいえるしあるともいえる状態。


そんな中でトランプ節が出たーーーロシアへの直接攻撃なしには戦争に勝てないだろうと。


●トランプ氏、ウクライナの攻撃への転換支持示す投稿 「侵略国を攻撃せずして勝つのは難しい」

 

 

 



内容が希薄なのは明白で、トランプがロシアを攻撃するための戦闘機の供与とか長距離ミサイル兵器の供与などの話はなく、ただ単に一般論的に戦争論を論じているようなものだ。


トランプーーー8月21日、SNSトゥルース・ソーシャルへの書き込み


侵略国を攻撃せずして戦争に勝つのは、不可能ではないにしても非常に難しい。素晴らしい守備力を持つスポーツチームに攻撃が許されないようなものだ。これでは勝てる見込みはない! ウクライナとロシアのようだ」


以前トランプは国力の大きいところと戦争することは間違いのように言っていたーーー


だが、アラスカ会談で2分以内にプーチンの要求を聞いたトランプは、とてもではないが、ゼレンスキーとプーチンの直接会談について絶望的だと考えたのも当然だろう。


それでもトランプは、ゼレンスキーとプーチンの直接会談の可能性をリップサービスしている。そして、今回のロシアの直接攻撃の必要性の投稿があったのである。



◆ロシアの要求した内容ーーーアラスカ会談で


プーチンの要求はロイターが報道している。情報の出所は、「複数の関係筋がロイターに対し明らかにした」ものである。


●プーチン氏、ウクライナ和平でドンバス全域割譲要求 NATO加盟も排除=関係筋

 

 

 




「関係筋によると、3時間の会談のほぼ全てをウクライナを巡る妥協案の検討に費やした。」


◆ロシアが併合した4州の扱いーーープーチンの提案

記事によるとーーー

「関係筋によるとプーチン大統領は新たな提案で、ドンバス地方でウクライナが今も支配している地域からウクライナ軍が完全に撤退するという要求は維持しているものの、ザポリージャ州とヘルソン州では現時点の戦線で停戦すると表明した。」


それとロシアが占領している小さな部分についてーーー

「ロシアは現在支配下に置いているハルキウ州、スムイ州、ドニプロペトロウスク州の小規模な地域を引き渡す用意があることも示しているという。」

 

ロシアの占領地については以下のページを参考ーーー

 

 



従って、ロシアが停戦に同意する条件は、ゼレンスキーが認めないから停戦は起こりえないことを意味する。

さらにプーチンとゼレンスキーの直接会談は、やったとしても事前にゼレンスキーが領土割譲を認めないのだから会談する意味がないことになる。


トランプ政権から出ている直接会談の話は、トランプがやった成果のようなものを喧伝するだけで実が全くないことを意味する。



◆ウクライナのNATO勢力圏化を拒否


ヨーロッパ列強は、ロシアが停戦を開始したら、数日以内に平和維持軍を派兵することを計画している。

平和維持軍がウクライナに入れば、ウクライナが
NATO加盟しなくてもNATO勢力圏に入れる。

記事ではその点についてもプーチンが拒否しているのを載せている。


「関係筋によるとプーチン大統領は、ウクライナがNATO加盟を断念することに加え、NATOが東方に拡大しないという法的拘束力のある誓約、ウクライナ軍の制限、平和維持軍の一部として西側諸国の軍隊がウクライナに地上展開しないように要求している。


だから、ヨーロッパ列強とゼレンスキーは、やみくもにロシアに対して一方的な停戦要求するだけとなるわけである。それがロシアに対する無条件停戦要求である。


従って、ロシアは停戦を条件なしに合意することはないことになる。


トランプは、そのうえでアラスカ会談したのである。だから、トランプが停戦に向かって進もうとするように見せかけだけの政治パフォーマンスをやる理由になる。


そこでトランプのロシアの直接攻撃の必要性を説く投稿を行ったのは、将来的にアメリカがウクライナに長距離ミサイルや戦闘機などの兵器を供与する可能性を示唆したわけである。



◆トランプのロシアへの直接攻撃論の末路


トランプがロシアに直接攻撃の必要性を説いたのは、それに必要な兵器をウクライナに供与すれば、ウクライナ戦争の領域が拡大することを意味する。

ロシアは、必要と考えれば、世界各地に配置している弾道ミサイルをウクライナに向けて発射することも視野に入れる可能性が出てくるからトランプが以前ホワイトハウスでゼレンスキーに言った
「第三次世界大戦」の可能性も出てくることになる。

 

ウクライナ戦争が第三次世界大戦に拡大することは、アメリカなどがロシアに対して参戦≒宣戦布告するのと同じ意味だ。

 

もし、そうなれば世界中が危機にさらされることになる。

 

死人の数もトランプの言う停戦による死者数の削減には全く寄与しないだろう。

 

 

 

第三次世界大戦を止めなければならないと考えているトランプが、ウクライナにどんな軍事支援をするのか注視すべきだろう。

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