米の価格高騰の原因ーーー高く買う奴に売る仕組み | パパケベックの総合ブログ

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米の価格高騰の原因ーーー高く買う奴に売る仕組み


次の記事を読めば、なぜコメの価格が備蓄米を放出しても下がらなかったのかがわかる。

●備蓄米2000円台前半 政府、30万トン放出―随意契約で来月にも店頭へ

 

 

 




「農水省はこれまで、競争入札で高い値段を提示した業者に売り渡していた。」

それで価格高騰の原因がはっきりした。


政府からコメを買う業者がコメの価格を高いまま入札、それで落札してコメを各店舗に売り渡していたことになる。


業者にも言い分はあるだろうが、それは、高い値段で入札しないとコメが手に入らないからである。逆に言うこともできる。立場を利用して高く買っていたことがそれ。


高い値段で入札する業者には、十分なコメの量がなかったことになる。そもそも買うコメの絶対量が少ないことが原因。



===米の絶対量が少ない原因===


それはもうはっきりとしている。

政府、農林水産省が毎年のコメの作付量を制限していたために1等米比率が高温の天気で下がっているのを知っていながら毎年のようにコメの作付量を制限していたためである。


それで農林水産省は、コメの価格を高止まりする価格で維持していたのである。


米の価格が上がれば、コメ農家が潤う。コメ農家が潤えば、農林水産省は、コメの作付面積を制限したまま米の価格を維持する。

そこに、夏の高温が厳しくなって1等米比率が減少。

1等米比率の減少は、コメを販売する絶対量が減少することとなった。⇒買い付け業者は、高い価格で政府の入札に書き込む。

米は高くなる。

備蓄米を放出してもコメの市場原理は同じままだから業者は相変わらずコメを高く買う。



米を買う業者が
JA系の業者ならコメ農家が潤うようにコメの価格を高くしたままコメを政府から買う。

とこまで行ってもコメの価格はほとんど下がらない。


そこに新しい農林水産大臣が出てきた。へぼライオン小泉の息子、進次郎大臣。

 


「政府は23日、随意契約で放出する備蓄米の店頭価格を5キロ当たり2000円台前半と想定し、30万トン放出する方針を固めた。」


5キロ2000円台というのは、はっきり言って2倍だ。


地元のコンビニで売っていたコメの価格が以下のものだった。



★2024年4月1日 米10キロ 4298円

★2024年6月13日 米10キロ 4622円

★2024年8月30日 コンビニの棚からコメが消えた。

★2024年10月12日 米5キロ 3380円

★2025年5月12日 米5キロ 3680円



恐らく、政府農林水産省とJAとが結託してコメの価格高騰を維持していたものと考えられる。


ちなみに1等米比率の低下は、以下の記事にも取り上げておいた。

●坂本哲志(農水相) 備蓄米早く出せや!

 

 

 




参考ページ
●令和の米不足~店頭から米が消えた理由と今後~
2024年8月23日

 

 

 




それによると1等米比率はーーー

「うるち全体 15.7%と過去最低を記録」(多分2023年度産のコメ)

ちなみに2023年度のコメの生産調整は、10万トン分減らしていた。


米が高くなれば、いろいろな奴が買いだめしてより高く売ろうと手元にしこたまため込むようになる。

さらに一部で、トラフ大地震の予報だったか、コメの買い付けが増えた。それで一部にコメ不足が進行した。


国民一人当たり、いつもよりも倍のコメの量を買えば、当然コメ不足になる。


政府の生産調整の方は、増やしたのは今年?去年までは減らしたままだったから、2023年度以前からコメの価格、少しずつ上昇していたんじゃないのかと勘繰ってしまう。


裏でこそこそコメの価格値上げを人為的に調節していた可能性。


そんなコメの価格調整をこの前辞任だったか更迭だったか、今度は小泉新大臣になってコメの販売を随意契約にしたとか。


米だが、日本の場合、コメが外国から市場に出回らないように色々と仕掛けを作ってコメ農家を保護している。

だから、外国のコメがやすやすと一般の流通ルートに乗せられず、コメを日本だけで賄おうとしている仕組みがある。


そんな仕組みが裏目に出たわけである。

その仕組みは、生産調整と政府から業者に入札で流通する二つの仕組みがある。



◎米の作付面積の生産調整(コメの生産)

◎コメの政府と業者の入札制度(コメの流通)



その二つが今回の米騒動の元凶だ。

兵隊あがりの石破では、その二つとも抜本改革などやれる能力がないから、下手をすると味を占めたやつらがまたコメの価格値上げに動くかもしれない。要注意だ。


日本の
コメ農家の安全保障よりも日本の米消費者の安全保障が優先すべきだ。

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