大荒れのアメリカとウクライナ首脳会談
ニュースを見てびっくりした。ゼレンスキーは、鉱物協定に調印だろうと高をくくっていたが・・・
ゼレンスキーとトランプのカード賭博は、テレビ中継して行われたそうだ。
2025年2月28日、ホワイトハウス
●「勝てない」「第3次大戦招く」 雰囲気一転、正副大統領が攻撃―ゼレンスキー氏の「質問」発端
「2月28日の会談は、友好ムードの演出で始まった。」
冒頭にトランプが
「ゼレンスキー大統領を迎えることができて光栄だ」
対するゼレンスキーは、プーチン論
「殺人者・・・・妥協はあり得ない」
口論は会談開始から40分くらいから始まったとか。
バンス副大統領に記者の質問、それにこたえるバンス、そこにゼレンスキーがバンスに質問。
バンス「無礼だ」
ゼレンスキーは、いつものロシア脅威論を論じたーーー
「あなたは海を隔てているから感じていないが、将来感じることになるだろう」
ロシア脅威論は、大陸ではNATO加盟国のヨーロッパが口をそろえて言っていることに一致している。
そこにトランプーーー
「われわれが何を感じることになるか、あなたが言うな」
ここから先はトランプ節がさく裂ーーー
「あなたは良い立場にはいない。あなたは今、カードを持っていない」
「あなたは第3次世界大戦を対象に賭けをしている。あなたは戦争に勝てない」
ゼレンスキーの腹は、ロシアとの戦争にアメリカを巻き込もうとしていることにある。
そしてテレビ中継の会談の演出にトランプーーー
「もう十分だ。素晴らしいテレビ番組になっただろう」
視聴率も上がっただろうな。
◆トランプの言う第三次世界大戦
それは、ゼレンスキーにとっては、ロシアと戦う相手にアメリカやヨーロッパが加わることを意味するからロシア脅威論を言うゼレンスキーにとっては、勝てる戦争を意味する。
しかし、トランプは、ゼレンスキーの主張するロシア脅威論を論外に考えているからロシアとの協議を始めたのである。
そんなロシアとの関係に水を差すような主張をゼレンスキーが言ったから、バンスが口を開いたようである。そのバンスにゼレンスキーが食って掛かった。
それで会談は、決裂した。
◆会談決裂後の動向
●西側諸国が一斉にウクライナ支持を表明、米ウ首脳会談の決裂受け
まずイギリス
「スターマー氏は1日、22.6億ポンド(約4270億円)の対ウクライナ追加融資を進めることで、ゼレンスキー氏と合意した。」
その融資を資金源に武器生産(多分ウクライナ国内)が行われると。
他の国で支援を言っているものはないが、支援の声明だけはしているようだ。
足りないものは、ウクライナ軍の今後の軍需品だろう。
戦争は最後に物量がものをいう、ということだ。
◆ウクライナ戦争の停戦合意の可能性
今回の会談決裂で今年中の合意は、ロシアの攻勢が加速しない限り、無いのではないか?
EUなどの西側諸国は、戦争継続に傾いているのは、停戦合意の会合にヨーロッパやウクライナが排除されているからだ。
だから戦争継続のためのウクライナ支援を言う。
しかし、その場合、軍事支援は不可欠になる。ところがウクライナに対する軍事支援は、アメリカの大きな支援なしには、ウクライナが戦況不利にしかならない。
そのため、停戦合意の会合にウクライナの参加とヨーロッパの参加を求めている。
そんな要求は、プーチンにとっては、ロシアとの全般的な協議に水を差すものに過ぎない。
アメリカのトランプは、ロシアとウクライナ停戦だけを協議しているのではなく、貿易を含めた全般についてだ。
ヨーロッパやウクライナが、ロシアとの協議の場に参加を求めている。そんなものトランプが受け入れるというのは、絶望的なことだ。
◆ゼレンスキーの思惑?
会談決裂は、ゼレンスキーの思った通りの展開だと推定したらゼレンスキーの思惑が見え隠れすることになる。
ゼレンスキーは、アメリカとの決裂を演じてアメリカに対するヨーロッパの結束を固めることでアメリカ独走的なトランプの貿易政策に障害を与えるつもりではないかと考えられる。特にロシアとの貿易。
つまり、ゼレンスキーの思惑は、バイデン政権時代のアメリカのロシア封じ込めの経済政策にあるからその政策を推進する目的ではないかと考えられる。
だから、ロシアとの妥協はないとトランプに直に聞こえるように発言したと考えられる。
つまり、ゼレンスキーは、占領された領土の回復を含めてロシアの撤退を要求し、それが通らない場合は、戦争を続けると考えているのだろう。
ロシア軍の攻勢のスピードならウクライナ国内の軍需で戦争継続が可能だと考えていることになる。
そして、ゼレンスキーは、トランプの心変わりも求めているとすれば、従来通りの軍事支援を受け取れると考えれば、今回の決裂劇は、アメリカとの駆け引きをやったことになる。
しかし、トランプは、ゼレンスキーにはっきりとカードなしでトランプゲームしているようなものだとゼレンスキーに言った。
それに対するゼレンスキーは、トランプゲームじゃないと言い返し、外交の駆け引きでアメリカの支援を勝ち取ろうとしているようにも思える。
ゼレンスキーは、アメリカが苦境になってウクライナ支援を行わざるを得ないような状況になると思っているのではないのか。
あのトランプがヨーロッパが束になってもトランプは動かないだろうな。特に貿易関係の関税で。
今後数か月、トランプの関税マンがいくつか出るはずだ。
トランプに反感を出している国は、トランプの関税に引っかかる国ばかりだ。そうした背景は、外交のマントで覆われている。
ノルドストリームの爆破でも経済のあるものがマントとなっているのだが、覆い隠されて真相は見えないものである。
バイデンの爺はよく考えたものだ、ロシアのエネルギー脅威論でロシアの西側経済からの締め出しを成功させた。ゼレンスキーは、その暗黒の取引に手を染めてしまった。もう戻れないようだ。
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