ガザへの十分な支援物資搬入を許可するまでイスラエルと貿易全面停止
その処置は、トルコが5月2日にトルコ政府が発表した。
●イスラエルとの貿易全面停止 ガザ戦闘で圧力強化―トルコ
2024年05月03日08時47分
トルコ商務省の説明
「イスラエルに関する輸出入全ての品目が対象」
その解除の条件は、
「イスラエル政府がガザへの途切れることのない十分な支援物資搬入を許可するまで」
イスラエルは、ガザへの支援物資について十分だと言っているに違いない。
イスラエルの目論見は、多分、「これ以上の戦争を回避したいならハマスは、ガザから出ていけ」だろう。
イスラエルが目論んでいるハマスへの圧力は、少し前にイスラエルがハマスに恒久停戦の提案をしたものに含まれている。
ブログでも取り上げた。
●イスラエルの二枚舌?⇒人質解放=ハマス壊滅放棄?
https://ameblo.jp/push-gci/entry-12850255013.html
ハマスに要求している内容は、ハマスがイスラエルの要求(人質解放)を呑んだ後、「協議」の中でハマスに要求するつもりらしい。
●●ガザ恒久停戦議論を初提案 イスラエル、人質解放後に
2024年4月28日 17時22分
「人質解放後に恒久停戦を議論する用意があると、イスラム組織ハマスに初めて提案したと伝えた。」
人質解放したらそのあとで「協議」してもいいと。
何の協議かと言えば、「恒久停戦」のこと。
人質解放した後に協議するんだから、ハマスの呑めない要求を並べるはずだ。それは、
「これ以上の戦争を回避したいならハマスは、ガザから出ていけ」
だろう。
実質、イスラエルとハマスを仲介する国々の努力は、水の泡となる。
イスラエルがガザの最後の都市ラファに侵攻するのは、時間の問題、条件の問題となる。
◆ガザ侵攻は「報復」かそれとも別の何かか
イスラエルがガザに侵攻した目的は、ガザからハマスを追い払う・壊滅するとの表向きの宣伝があるが、戦争と言うのはそうではない。必ず銭勘定が根底にある。ーーーロシアがウクライナに侵攻したのもそれだ。
イスラエルの銭勘定には、ガザ沖のガス田開発がある。それをイスラエルのネタニヤフは、「安全保障」の文言を入れて去年5月ごろに発言していた。
●『イスラエル大統領、ガザ地区のガス開発を容認、安全保障の確保を求める』
19 Jun 2023 03:06:24 GMT9
ハマスも一枚かんでいる可能性もあるかもしれないが、不可解なことは、去年10月のハマスの襲撃をイスラエルが機敏に対応しなかった理由に今回のガザ侵攻の目的を絡めて考えれば、イスラエルはガザにどんな目的を持っているのかがわかる。
イスラエルがガザにしていることは、ガザ沖のガス田開発でイスラエルの利益の安全を保障するためにある。
つまり、ハマスがガザ沖のガス田の利益を狙っているから、ハマスの襲撃を察知していながら機敏な対応を取らずにイスラエル国民1000人以上を見殺しにして、ガザからハマスを壊滅・全滅させるためにガザに侵攻したのである。
イスラエルが去年10月のハマスの襲撃事件の「報復」だと思っているのか?ーーーーバカとかアホの部類はそう考えるだろう。
イスラエルは、ガザの最後の都市ラファに侵攻を予告している。
何のために?ーーーガザからガス田の利益の安全保障を確保するためにハマスをガザから消す必要があると。
引用している記事『●『イスラエル大統領、ガザ地区のガス開発を容認、安全保障の確保を求める』』でも明らかなようにガザ沖のガス田開発の協議には、パレスチナ側の代表も含まれている。
パレスチナにとってもハマスは厄介者だ。
そこに付け入ったのがイスラエルのネタニヤフだ。
ガザをヨルダン川西岸のような状態にしたいイスラエルは、ガザに「過度な」攻撃を行ってたくさんのパレスチナ人を殺した。
だから、イスラエルは、ガザからハマスが消えるまで戦争を続ける。
けなげなトルコの貿易全面停止がイスラエルを動かすかと言えば、そういえないだろう。
★イスラエルがラファに侵攻し、ガザからハマスをすべて駆逐した後にイスラエルから正式な宣言が出るはずだ。
その後のガザはどうなるかと言えば、しばらくの間イスラエル軍がガザ内に駐留を続けながらガザ市民による自治政府のようなものを作ってヨルダン川西岸のようなパレスチナ自治政府とは違う自治政府で「統治」するだろうな。
いずれ、ガザにもイスラエルの入植がはじまるだろう。そうやってイスラエルは、領土に相当する領域を拡大するのだ。
イスラエル領土ではないがイスラエルの入植地と言うのは、ヨルダン川西岸が示している。
ヨルダン川西岸にパレスチナ自治政府があるのは、イスラエルにとって隠れ蓑にもなっている。
表面的には、パレスチナ自治政府の領域だが、実質は、イスラエル軍の管理下にある「占領地=入植地」だ。
猪口才なやり方をするユダヤ人だと言える。昔も今もかな?
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