イスラエルの二枚舌?⇒人質解放=ハマス壊滅放棄? | パパケベックの総合ブログ

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イスラエルの二枚舌?⇒人質解放=ハマス壊滅放棄?



ラファ侵攻の予告からイスラエルの「恒久停戦案」なるものがマスコミに出てきた。

イスラエルがハマスに提案したものらしい。

簡単に言うと、ハマスが監禁している人質を(全員だろう)解放したら、ラファ侵攻の停止などを含めて、ハマス壊滅作戦停止=恒久停戦してもいいと。


●ガザ恒久停戦議論を初提案 イスラエル、人質解放後に
2024年4月28日 17時22分

 

 

 


情報源は、「米ニュースサイト、アクシオス」27日。

人質解放後に恒久停戦を議論する用意があると、イスラム組織ハマスに初めて提案したと伝えた。」


これは、停戦交渉を担当している国の政府が情報発信したものではない。

他方、イスラエルの大臣がそれについて発言した。

「イスラエルのカッツ外相は27日、地元テレビで交渉が「合意に至れば、ガザ最南部ラファへの侵攻計画を停止するだろう」と述べた。」


記事では次の点に注目している。


カッツ外相の発言したラファ侵攻計画の「中止か延期かは不明。」


もちろん、ハマスがイスラエルの提案を受け入れた場合のことで、さらに人質全員を解放したら、の話だ。


もし、
ハマスが人質全員解放したら、イスラエルの言い分を考えると、ラファ侵攻はほぼ中止か無期限停止。

つまり、ガザにハマスが残っている状態で「恒久停戦の議論」を始めてもいいと。


どういうこと?


ハマスが人質全員を解放する
    ↓
ラファ侵攻を停止する
    ↓
「恒久停戦の議論」を開始・・・・ここでイスラエルがハマスにどんな※要求をするか。



※要求※

イスラエルがハマスにガザから全員出ていくなら、ガザでのハマス壊滅作戦は停止し、ガザからイスラエル軍は撤退し、ガザ南部に避難していた住民は、北部に帰宅可能。だろう?


イスラエルの二枚舌は、ハマスが人質を全員解放した後に「恒久停戦の議論」を開始するところにある。


仮にハマスが人質を全員解放したのち、イスラエルが「恒久停戦の議論」の中でハマスにガザから全員出ていくなら、の条件を提示する可能性がある。

ハマスは、ガザから出ていく要求など受け入れることはないから、イスラエルのハマス壊滅作戦は、続行となり、ラファ侵攻も当然ありうることになる。

少なくとも、ハマスの人質全員解放後、
ハマスのガザからの「退去」がなければ、イスラエルは、ラファ侵攻を停止したままでガザにイスラエル軍を展開したままにするだろうことだ。


いずれにしても、イスラエルの提案は、ハマスが受け入れないだろうから、ラファ侵攻計画は、いずれやるだろうことだ。


イスラエルの二枚舌は、ハマスの人質解放とハマスのガザからの「退去」を人質解放後の「恒久停戦の議論」の前提にしていることだ。


もっとも、イスラエルは、人質全員解放のあと、ハマスをガザに置いたままガザにいつまでも居座るつもりがあれば、ハマスがガザから退去しなくても、
ガザ沖のガス田開発の安全を確保できると考えていることに等しい。


と言うことは、イスラエルがガザを分断するような横断道路を建設した理由がガザ沖のガス田開発の安全保障のためと言うことになりうる。



イスラエルのもネタニヤフが目論んでいたのは、去年10月の襲撃事件を利用してガザ沖のガス田開発を有利に進めるためのものだと考えれば、ガザからハマスを壊滅するという戦争宣言の意図もはっきりすることになる。


ネタニヤフが去年10月のハマスの襲撃計画を知らなかったわけではないと考えてのことである。


ついでに言えば、ガザ沖のガス田開発には、アメリカも一枚かんでいた。

●『イスラエル大統領、ガザ地区のガス開発を容認、安全保障の確保を求める』
19 Jun 2023 03:06:24 GMT9

 

 

 


アメリカが主催したこれらの協議では、パレスチナ・イスラエル双方の安全保障・政治関係者が一堂に会した。ヨルダンとエジプトも協議に参加した。

会議はイスラエル側の代表団団長を務めるツァヒ・ハネグビ国家安全保障会議議長とパレスチナのガッサン・アリヤン政府調整官両名の主導のもと行われた。

協定が締結されれば、
エジプトの企業がガスマリンで天然ガス開発事業を行っていくことになる。」


体裁よく国際社会に示したいアメリカだが、イランのイスラエルミサイル攻撃ですぐにイスラエル擁護の姿勢をとったように、アメリカの本音が垣間見えた。


イスラエルとパレスチナは、経済の裏側では、ちゃんと関係を築いているわけだ。


アメリカがパレスチナ国家の設立に興味を示さないのは当然だろう。この前、パレスチナの国連での国家の地位に拒否権を行使した。




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