イスラエル ガザから大部分撤収 その後は? | パパケベックの総合ブログ

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イスラエル ガザから大部分撤収 その後は?


イスラエル軍のガザからの撤収は、ロイター通信の報道からわかってきたらしい。

●イスラエル、ガザ南部から大半の部隊撤収 エジプトで停戦協議再開へ
https://jp.reuters.com/world/mideast/ZU34K352XVJWHMD74A3MM6AB44-2024-04-07/


ロイター報道が2024年4月7日。

その後他のマスコミには、
撤収目的についてアメリカやイスラエル国防大臣からの情報の垂れ流しが出ている。

●南部撤収は「ラファ侵攻準備」 イスラエル国防相が説明
2024年4月8日 07時11分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/319891?rct=world


2024年4月7日、イスラエルのガラント国防大臣


「将来の作戦への準備を進めるためだ」

ロイターのほうでは、イスラエルがハマスとの和平交渉のためにエジプトに出向いて協議するようなことを報道している。

「イスラエルとイスラム組織ハマスはエジプトで行われる新たな停戦協議に代表団を派遣することを確認した。」


★イスラエルのネタニヤフ政権は、今回の戦争の目的をガザにいるハマスの壊滅を目的に挙げている。だから、ハマスとの交渉は、唯一、人質解放のための交渉だけで、ハマス壊滅の目的を取り下げるつもりはないことだ。


別のマスコミは、ガザのラファ侵攻計画が変更される可能性について報道している。

●イスラエル、ガザ南部から部隊撤収か ラファ侵攻計画に変更も
2024年04月08日01時04分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024040700377&g=int


「ガザを南北に分断する回廊の安全確保を担う1個旅団だけが残るという。・・・・ガザ最南部ラファへの地上侵攻の準備を進めてきたが、作戦計画に変更があった可能性もある。  」


時事の報道根拠は不明だが、情報として、撤収しても、残存している部隊の配置を報道しているところに面白味がある。


地図がある。イスラエル軍が残存している部分は、「ガザを南北に分断する回廊」。

 


その回廊と言う奴は、以前記事にも取り上げたイスラエル軍が建設した道路の部分である。

 

 


●イスラエルがガザに横断道路を建設(新設)=ガス田
https://ameblo.jp/push-gci/entry-12843807123.html


横断道路、つまり、「回廊」(どういう意味だ?パレスチナ人のための避難回廊?)は、時事の報道でも地図画像を掲載している。

地図では、回廊部分が薄い色で区分されている。そのほかにもあるのは、イスラエル軍が残存している可能性もある。

大部分の部隊を撤収して「回廊」部分を確保し、その後何を始めるのかな?


アメリカから出ている垂れ流し情報は、まことに奇妙なもの。

カービー米大統領補佐官がマスコミのABCに発言。

「部隊の休養と修復であり、次の作戦を示しているわけではない



「次の作戦を示しているわけではない」

ウソも大きければ大きいほど良い。


アメリカの強い要請でイスラエルが撤収に動いたとする世間の見方に対して次のように否定したものが報道されている。

(イスラエル軍の当局者)
「軍当局者は、撤収と米国の要求との関連は否定した」


イスラエルとしては、アメリカの圧力に屈したと思われたくないと考えていいだろう。


アメリカの圧力に屈したから時事の報道では、ラファ侵攻計画が変更される可能性を報道しているようである。

ここで思うべきは、イスラエルは、ガザにいるハマスを壊滅するために「宣戦布告」したことだ。

しかも停戦交渉のように報道しているが、イスラエルの目的は、ハマスの壊滅であって、ガザから撤収することではないことだ。


各マスコミの報道の仕方を見ると、「戦争終結」と「ハマス壊滅」が最初の報道だったが、今では、戦争終結の方向性を誘導しているかのような報道が目立っている。


そんなマスコミの報道方向に対してイスラエルは、着々と目的達成のための準備を進めているに違いない。すなわち、ガラント国防大臣の言明した内容だ。


2024年4月7日、イスラエルのガラント国防大臣


「将来の作戦への準備を進めるためだ」

そのほうがとても分かりやすい。停戦協議の方向にシフトしているマスコミは、暗にイスラエルに停戦を求めている。

そこで
回廊地域に展開する残存イスラエル軍を考えると、その目的は、ガザ北部を実質占領状態=ヨルダン川西岸と同じような扱いにする準備とも取れる。のちには、ガザ全域に広げる。

それでガザは、ヨルダン川西岸と同じになり、ヨルダン川西岸のようなパレスチナ自治政府のようなものはイスラエルが認めないから、イスラエルの実質植民地のようにできる。


そして、その先にあるのは、
ガザ沖のガス田開発の利権をどうするかだ。イスラエルが支配するガザ住民の傀儡政府のような管理組織に利権を移しても、実質イスラエルの利権だろう。

ガス田のことは、当分マスコミに出ないはずだ。それを争うイスラエルとパレスチナ人との間の関係は、ガザの戦争終結後のガザの統治形態に答えがあるはずだ。


イスラエルの考えるガザの戦後統治形態は、


国連による統治・・・拒否

ハマスによる統治・・・拒否

パレスチナ自治政府による統治・・・拒否



と言うことだ。残る統治形態は、イスラエルの植民地と同じになるようなヨルダン川西岸のような統治形態がもっともイスラエルに望ましいものだろう。

イスラエル領土ではないイスラエル人の入植地、と言う形がその一つだ。


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