南海トラフ地震発生確率ーーー思惑の計算式 | パパケベックの総合ブログ

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◆南海トラフ地震発生確率は、「科学的事実に反する」◆
気象庁から

 

 

 

 

よく言われていた南海トラフ大地震。実際には、発表時の「30年以内に70~80%」が「科学的事実に反する」ものだった。

しかし、

「政府の地震調査研究推進本部(地震本部)が、2013年の会議の資料に」あえて(議論の末)出さなかったと。


東京新聞

『南海トラフ地震の発生確率は計算式に「科学的事実に反するおそれ」 政府は反対論を伏せたまま公表していた 』
2024年3月8日 06時00分

 

 

 




東京新聞の情報源は、猪瀬直樹参院議員が地震本部事務局の文科省から入手し、提供を受けたもの。


●東京新聞が質問したら地震本部は、
「当時の担当者がおらず即答できない」!!!

当時の担当者が戻ることがないなら、半永久的に即答できないというわけだ。


●問題の計算式

それは、「算出に使った特別な計算式」だが、「全国基準の単純平均モデルを使うと確率が20%に落ちるため」確率が高い計算式の結果を公表したんだと。

つまり、国民一般に危機意識を喧伝するために地震発生確率の高いものを公表したということだ。



なぜ政府は、地震発生の危機意識を高揚させるために科学的じゃない計算式を使ったのか?その理由は以下の一文に含まれている。


「阪神・淡路大震災で地震の研究成果が国民に伝わっていなかった反省から設立した地震調査委員会」


要は、地震研究の成果が国民の危機意識となって阪神淡路大地震の「被害・死傷者数・損壊」が最小限度で済んだだろう、と言いたいところかな?


政府の悪意は、国民に地震発生の危機感を煽るには、確率の高い計算式が必要だった。

それで
計算式の非科学性の指摘を口封じした。


政府の悪意は、研究結果の発表段階で計算式が科学的事実に反する事について「危機意識を煽る目的から」公表をしなかった、ことだ。



「地震本部は報告書の公表方法を検討する合同部会を開催した・・・・高い確率と低い確率を「両論併記」するかどうかを議論した・・・両論併記せず、高い確率だけを出す(3)案が採用された」



どれにするか以下の点を議論したそうだ。

(1)低確率も高確率も出す
(2)低確率は参考値にして、高確率を出す
(3)低確率は出さず、高確率だけを出す
(4)低確率は出さず高確率を参考値として出す



南海トラフ大地震の言葉は、政府の思惑通り、一人歩きするくらいまで国民に浸透していると思える。

良かったではないか!


耐震補強とか、そんな感じの政府事業とかの予算にもなっただろうし、内需としての需要喚起にもなっただろう。


とはいえ、阪神淡路大地震の時、大工のある棟梁が作った家は、壊れなかったとか。

その棟梁曰くーー「私は棟梁から教えられたとおりに作っただけです」


耐震補強とか、耐震構造とか、建設・建築関係の需要喚起に役立てるために、ウソともいえるような計算式で地震発生確率を公表していた政府と言うのは、どう見るべきかな?




2013年当時の総理大臣は、安倍晋三。


政治パフォーマンスを優先して国民に危機感を煽るため、非科学的な計算式で地震発生確率を水増ししたのだろうな。

未だに
地震発生予測の科学技術は、幼稚園並みだと考えていい。政府の地震発生確率などは、その幼稚園並みのレベルを表している。

むやみに煽られないように国民は心すべきだろう。


そうそう、能登半島の地震は、政府の計算式が正しく、科学的なら予測範囲内になっていなかった点がそもそも計算式の科学レベルを表しているのではないかな。


3.11大地震の時も、地震学は、幼稚なことを示した。それは、地震のメカニズム論を盛んに説明していたが、肝心の
地震発生場所のデータから地震が起こりうるデータを全く示していないからだ。


地震のメカニズムを説明できるから地震学は科学だとは言えない。具体的にその場所のデータから地震が起こりうる根拠となるデータを示せないのは、地震学がまだまだ幼稚園並みだからだ。




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