手術当時はなかなかキレイにまとめて書くことが出来なかった内容です。
コロナの影響で手術を終えた主治医からの電話でしか状況がよくわからない上に私に知識がなく。
プロの画像等をお借りしながら、手元の診察当時のメモと併せて整理しました。
夫は2022/7/14に腹腔鏡下手術にて進行性のS状結腸癌を2個まとめて切除しました。
(早期がんの域を超えていると進行性大腸がんと呼ばれるだけで、進行が早いという意味ではありません。)
切除範囲はまとめて35cm程度と聞いています。
場所はS状結腸の端と端なので、片方はほぼ直腸です。
深達度はT3
手術自体はR0(アールゼロ)の根治切除で終了しました。
画像お借りしました。不都合あればご連絡ください。
術前検査ですでにリンパ節転移が疑われていたことから、リンパ節側方郭清(切除)も行いました。
両側側方。範囲はD3郭清です。
(術前のステージ予測は3bでした)
術後の病理検査でリンパ節転移が7個確認されています。
ここで初めてステージが3の一番悪いところである3cと決定しました。
(ステージ確定は手術後の病理検査で確定します)
深達度に関係なくリンパ節に転移が確認出来たら全員ステージは3になり、リンパ節転移の個数でa~cと分類されます。
夫は下図の主リンパ節までは転移があったことはわかっています。
R0で手術は終えている為、切除したリンパ節の断面からはガン細胞は見つかってはいません。
画像お借りしました。不都合あればご連絡ください。
R0切除で手術が終了している為、リンパ節の断面からはガン細胞が見つかっていません。ガンが何とかリンパ節の中で踏ん張っていたと捉えていますが、この解釈が正解かどうかはわかりません。
神経合併もあった為、2つある自律神経のうち1つを切除しました。
主に排尿に関係のある方です。
その為、術後に排尿障害が残る可能性を伝えられていましたが、現在特に障害はありません。
D1~D3のどこであれ、リンパ節転移があった時点でガンが大腸からは外に飛び出しています。
この後、抗がん剤治療は必須項目と伝えられました。
夫の場合は主リンパで見つかっていますから、もしかしたらすでに血液に乗ってガン細胞の芽が他の臓器に向かっている可能性が高いです。同じリンパ節転移なら中間あたりまでがまだ少しは安心?なのでしょうか。
2022年
6/10~16 町の胃腸科を訪れ、ガン確定。
6/17~7/11 紹介先の病院での術前検査
※手術(高額医療費)が決まった時点で所属の健保に限度額適用認定証を申請 これ大事です。
7/13 入院
7/14 手術(術後、主治医から私に電話あり)
7/24 退院
7/30 術後合併症:癒着性イレウスの為、入院・手術
8/1~8/19 術後合併症:骨盤内膿瘍(手術)、コロナ院内感染などのため入院継続
8/4 合併症の処置の件等で主治医から電話あり。この時に私は夫の確定ステージを聞きました。
8/26~ 運送業に復帰。
9/2 術後最初の診察。夫はここで初めて自分の確定ステージや置かれている状況を知りました。
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9/16~ ゼロックス療法スタート。
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12/16 術後初めてのCT検査。特に問題なし。
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2023/3/14に最後の8クール目を終えました。
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2023/4/27 大腸カメラで異常なし。横行結腸にあったポリープは消えていました。
(念のため、2023/10に再度大腸内視鏡で確認予定)
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2023/5/30 無事にCT検査クリアー。
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2023/6/19 現在、元気に仕事をしています。
術後化学療法は最初から外来で行う内容、又はCVポートを埋め込む内容があるようですが、どちらでも治療成績は変わらないと聞きました。
CVポートは初回に埋め込む手術が必要で入院となります。
その時の個人の状態に合わせて主治医とどちらにするのかを決めることと思われます。
夫の場合は事前に想定されていた抗がん剤治療方法はCVポートの方でしたが、実際には現在の外来治療センターでの治療となりました。
費用などの詳細はコチラの記事に過去にまとめてあります。