私はいつもお伝えしているように、神仏とのご縁に関しては、
計画はもちろんの事、意図したり、計算したり一切無いのです。
神仏の導きのままにミラクルに遭遇し、ワクワクしたいという事もあって、自然に任せています。
そんな神仏への想いの中、先日の中山寺への参詣。
ご本尊が『十一面観音様』でした。
私がこれまで参詣した神社仏閣に関しては、
よほどのインパクトが無い限り、ほぼ忘れています。
これは常にミラクルを探していたり、目新しいものや
ワクワク感を求めているせいでもあるのですが…。
『十一面観音様』と言えば…
そうなのです!
結縁させて頂いたじゃありませんか!
これ↓です!
(その時の記事はこちら↓)
そして…岡山に行った時に!
瑜伽山蓮台寺のご本尊は…
やはり『十一面観音様』でした!
だから…!ご縁が続いているのですね。
聖観音様、千手観音様、如意輪観音様とのご縁はこれまでもありました。
十一面観音様に関しては記憶がありません。
十一面観音様とはどんな仏様なのでしょうか。
十一面は、八方(東・西・南・北・東北・東南・北西・南西)と天地を常に見ているという意味だそうです。
十一面の表情はそれぞれ異なり意味があるのですが、
中でも私の興味を引いたのは、真後ろに位置する『大笑面』です。
『笑うことで行いの悪い人の悪行を減らすため』にあるそうです。
この『大笑面』が何か心に引っかかります。
こんな↓お顔のお面が頭に浮かんでくるのです。
調べてみると能面の『翁系』のお面だそうです。
そう言えば、能については、過去記事に世阿弥に関連してチラッと書いたなァ。何か繋がるのかしら?
翁面は『知恵と安らぎ』の象徴で、天下泰平と国土安穏を寿ぐとある。
下記の翁系の参考に出てくる数『六六』も妙に気になる。
聖徳太子が66個の仮面を作り、その面を使って六十六番の神楽を舞わせたという伝承があって、
六十六番を遂行するためには一週間かかる。
短縮したのが神楽三十三番で、それをもっと縮めたのが能楽の『式三番』であるという。
世阿弥は「能楽の祖形は神楽なり」とも言っている。
あれ?
66の半分の33は、観音様が『33』のお姿に変化される数と同じだ。
最近…十一面観音様が立て続けに降りて来て下さるのには
もう少し深い意味があるかもしれない。
観音様と能面が繋がり『大笑面』と『66』の数が浮上した。
そして更に、大笑面の対照的な象徴として頭に浮かぶのが、
興福寺の阿修羅像の3つの顔です。
阿修羅の苦悩や後悔やら、憂いに満ちた複雑なその表情に惹きつけられる人は多い。
十一面観音様の11のお顔の中でも、表面からは見えない真後ろの『大笑面』とは、
心の内側を暗示するのでしょうか?
『いつも心に太陽を』という格言は、
陽気でいようよ(前向き・ポジティブ・後ろを振り向かず、上を見て暮らそうよ)に繋がるし、
七福神の『笑う門には福来る』にも繋がる。
大笑面、翁面、阿修羅の三面と数は、心の持ちようを教えてくれているのかしら?
66の数が半分の33との関連は、コロコロ変わる心を現し、
人の心の様々な感情も一笑する事で半分になって、
抱える心(様々な顔を隠し持つ)が軽くなるという事か?
66の数の意味とは『慈愛』
33の慈愛を更に倍にしたから『大慈悲』ですね。
数霊本による66のメッセージは、
【鏡を見て、慈愛溢れるまなざしで自分自身を見つめてみましょう。
一生懸命頑張って生きているあなたは、宇宙の宝石そのものです。】
あっ、母なる地球の核『ゴア…ス』も66でした。
これは、地母神からのメッセージでもあるのかも。
先日の中山寺で気になった『鬼母神』も私達の大いなる母です。
最近の事を振り返ると、今、高次元から降りて来ているエネルギーの教え・テーマは
『母と子』のようです。
私達を見守ってくれている大いなる母が
『あんたは十分!頑張っているよ。
さあ笑って!笑って!』と言ってくれてるのかな(笑)
※参考
『翁系の能面について』
大和朝廷が国を統一していく過程で、各地の諸族がその従順の心を捧げる印に神楽を舞った。
その時一族の長が舞い寿詞(よごと)を述べたのが翁舞の源流とされています。
能面の中では最も最初につくられたといわれています。
従ってボウボウ眉や、切り顎等他の面には見られない特徴があります。
日本書紀によれば、五三九年即位、天下が疫病や、飢きんが発生した時、
日本書紀によれば、五三九年即位、天下が疫病や、飢きんが発生した時、
六六番の物まねを、六六の面を作って舞ったところ、天下が治まった。
また村上天皇の頃、六六番は長すぎるので、稲経(いなつみ)の翁=翁、代経(よなつみ)の翁=三番叟(黒式尉)、父の尉を用い、「式三番」としました。
その後鎌倉時代にはいり、延命冠者の役が増える。
その後鎌倉時代にはいり、延命冠者の役が増える。
これらの面は全て、天下泰平、安全、五穀豊穣、および家門の繁栄、子孫繁栄、そして長寿の祝福をもたらす神とされる。