幸せ願う内堀と外堀の護り(長谷寺) | ちっとも偉くない坊さん宝玖のスピリチュアルな話

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仏教の難しい教えは言えないけれど…日々の霊視体験や神社仏閣参詣時の高次元・光の世界からのメッセージなどの真実を語ります。

友人とランチを終えたのは午後2時。
神社仏閣参詣にはちょっと遅めだけど
日差しが気持ち良いので、どこかに参詣しよう!となり…
友人がチャネラーさんに降ろして頂いた
『長がつく神社仏閣』のキーワードを元にグーグル検索。

私がひらめいたのは、三輪山参詣に向かう時
いつも目に入る『長谷寺』の看板です。

最近の私は、自然豊かな場所の神社に魅かれるので
『お寺はどうだろう〜』と迷いつつ長谷寺へ。

長谷寺参詣の28日は私の不動明王様の縁日です。
思い立っての長谷寺詣りなのに不動明王様のお導きだったのです。

それはもう〜!
深い学びをた〜くさん!降ろして下さいました。

様々な神様からのメッセージはいつも頂戴しますが
不動明王様からのメッセージは久しぶりです。

長谷寺では、驚きのミラクル!く〜るくる!
なんていう神仏のハデな現れはないのですが
仏様の慈悲慈愛の柔らかなエネルギーに抱かれ
更に今後の人生についての方向性や
精神的な成長への大きな気づきを頂戴しました。

ほんと!有り難いです!

神仏の違いの1つを簡単に言うと
神様は、具体的な行動面・実践をご指導下さる生活指導の男の先生で
仏様は、見えない内面・心に寄り添って下さる保健室の女の先生です。

神様は厳しい面を持って罪穢れを祓って下さるけど
仏様は罪穢れを含めて内側の全てを受容して下さる。

父のように背中をドンと押して下さる神様の厳しさも
母のように胸の中に抱いて下さる仏様の穏やかな受容の癒しも
人はその時の状況や心境によりどちらも必要です。

山の中腹に鎮座される長谷寺のエネルギーは
厳(おごそ)かで澄み切った清々しい氣でした。

広い境内はゴミひとつ落ちてなくて
すれ違う若き僧侶達は、皆さん仏様の像のような雰囲気と品格が漂い
久しぶりに良いお寺に来たなあ〜と思いました。

壮大・荘厳で美しい『花の御寺』と呼ばれる長谷寺境内ですが
中でもいちばん惹きつけられたのはこちらの登廊。
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長い廊下のような段差のない階段は一歩進むごとに
まるで天竺(てんじく)やご神域に近づくようで気持ちが引き締まります。

ラッキーな事に御本尊の十一面観音様の特別拝観期間でしたから
日本最大級の十一面観音様の御足(おみあし)に触れて『結縁(仏様とご縁を結ぶ)』が可能な日でした。
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(写真撮影禁止なのでパンフレットより)

願いを唱えながら御足に触れるのですが
私は自立する娘の幸せを願いました。

見上げた空は、風の声が聞こえず無風状態なので
境内の木々の枝は微動だにしない。
この事も深い教えにつながります。
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大好きなしだれ桜の袂(たもと)で無風の学びを得る

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あと半月もしたら境内の花々は色づきとても美しいだろうに…
見れなくて残念だなあと思いながら境内を見渡す。

(長谷寺の季節毎の花々の一覧)
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やはり四月が一番、色鮮やかな花の競演なのでしょうね。

境内の風と木々に観る無風の学びとは…

風には、心地好いそよ風から、頬を切られるような冷たい風、振り回され飛ばされそうになる嵐…様々な風が私達の周囲に吹いてくる。

この外から吹いてくる風を関わる相手とし
無風状態で微動だにしない木々の枝を観ると…
相手の感情に振り回され短気を起こす自分自身の姿が観えてきました。

どんな風が吹いても無風状態を意識し微動だにせず。

激しく動揺したり、揺れたりせずに機を待つ。
機とは、風が吹く事を息とすれば、ひと息(一呼吸)置いてからの事。

まずは落ち着き安定を図る・自分を見失わない事が大切だと教えられました。

長谷寺でのたくさんの深い学びからもう1つ。

それはこちら↓のエネルギーと繋がる教えです。

5月から自立する娘の事が心配だったり、
苦労するだろうなあとか、親友でもある娘と離れる寂しさとか…
様々な思いが交錯し苦しかったのですが
仏様から降ろされた『幸せを願う内堀と外堀の護り』を得て心がフッと楽になりました。

キーワードは桜の季節・頭上を覆うしだれ桜の袂(たもと)・内堀と外堀・保護・幸せ・親離れ子離れ・成長。

今まで娘の幸せを第一に考え、私の袂の中で娘を護って来ました。
幸福城の内堀だった母と城の中のお姫様の娘。
成長のために、親離れ子離れの為に
私という内堀から一歩出る娘。

離れて暮らす私は今度は内堀から外堀になればいい。

一緒にいた時は内堀で、離れるから外堀?
どういう事なのか?

離れて暮らしても娘を外堀という遠隔で護る事が出来るの教え。

外堀を築くとは、私の日頃の行いの事。

28日牡羊座の新月は私を原点回帰へと導いた。
私が今のお仕事を始めた時の思い・原点は
子供達が幸せになる為に、ご相談者から頂戴する
『ありがとう』の『徳集め』でした。

悩める方々が元気になって私に言ってくれる
『ありがとう』は『徳を頂く』ことです。

私が集めた『徳』のエネルギーは
離れて暮らす娘を護る外堀となる。

だから今後、より強固な外堀を築く為に
悩める方々が明るい気持ちを取り戻し
希望に変わる笑顔になって頂くような鑑定を
もっと頑張ろう!と思いました。

内堀の中で娘を護っていては娘は成長しない。
やがてまた成長の段階を上げて外堀も超える時が来れば
強くなった娘が今度は誰かの内堀や外堀になれる日が来る。

それは私に大きな安心を与える事になり
この世でのお役目が終わりあの世に還る時を
穏やかに迎えたいと思う私の願いが叶う事になる。

お互いの幸せと娘の成長の為の親離れ子離れの第一歩はまずは内堀を出る事で
巣立ったばかりのひな鳥が外界の大波小波に溺れないように
幸せへの強運(徳の石垣で出来た外堀)に包まれるように
私は徳集めで強固な外堀となって見守ろう。

3月卒業シーズンを終えて桜咲く4月の旅立ち。
大学生や社会人となったお子さんが遠くで一人暮らしされたり
転勤されるご主人やお子さんがいつも健康で頑張ってもらえるように
幸せを届ける外堀(護り)になってあげて下さい。

十一面観音様とのご縁を結ぶ時に頂いた五色紐。
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どんなに離れていても『幸せを願う想いのご縁』は
これまでと変わらず強くしっかり結ばれています。