『チェリまほTHEMOVIE』ネタバレ(12) | 好きで、好きで、好き!

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公式さーーーーん!!!びっくりハッ

 

まだまだ、絶対、たくさん、あるはずニヒヒOK

 

そう言えば、「余◎10年」でのぶるれい、

なんと4時間を超える豪華映像特典を収録してあるそうで、

だったら、「チェリまほ THE MOVIE」はそれ以上にいけるんじゃあないか、と…。

 

お願いします、公式さま。

 

指輪のない、安達が絵本読んでる写真はもういいから、

指輪をつけてる写真、

プリーズ、です!!お願い

と切に願う。

 

言霊、言霊お願い

 

 

 

 

タキシード姿の、満面の笑顔の二人が

やがて、絵本の二人へと変わっていく。

 

「おとぎ話はいつだって、魔法がとけてハッピーエンドだ。

魔法がとけたら、俺はどこにでもいる30歳の男になって

それで終わりだと思っていた。

・・・・・・・・でも、本当はそうじゃなくって・・・・。」

 

ここでそっと本を戻す安達の指に、指輪が光っているのが嬉しい。

 

 

この指輪、本当にシンプルで、

素敵すぎる。

2人にぴったり。

 

しかも名前もいい。

『ハレ』

 

「ハレの日」

まさに、

2人にとっても、

2人を知る人たちにとっても、

そして、チェリ家の皆にとっても、

この映画自体が

『ハレの日』

になった。

 

本当に、本当に、嬉しい。

 

 

 

そこに、

「行こうか。」

 

って黒沢がやってくる。

 

待ち合わせ、してるんだね。

 

ゆっくり歩きだす二人。

 

2人とも、少し、硬い表情。

 

 

安達が手を伸ばし、繋がれる二人の手。

 

安達から手を繋いでいるのに、

黒沢の表情は硬いまま。

 

そんな様子に気が付いたのか、

「大丈夫。」

とでも言いたげに安達がほんのり、微笑む。

そして、繋いだ手をゆっくりと揺らす。


 

ゆっくり歩いていく二人。

 

すれ違う人たちは、

それぞれ、自分たちのことしか見えていないかのように、

全く二人に視線を送らない。

 

 

 

 

やがて、

すれ違う人たちがいなくなり、

安達と黒沢と同じ方向に歩いていく。

 

 

どんどん、遠景になっていく二人。

 

 

きっと、これからも二人はこうやって、

互いに寄り添い合いながら、

2人のペースで歩いていくんだろう。

そんなことを思わせるラスト。

 

 

そして、キャストクレジットが始まり、かかる「心音」

 

 

 

 

 

 

ラスト、の二人の表情が、

最初に決まっていた、という話は衝撃だった。

 

 

けど、ある意味、物語を作るうえで、ラストが決まっているというのは

そこから逆算していく、と考えると、

迷いがないものになるんじゃないかと思える。

 

実際、

そうやって構築されたからこその、

この作品。

 

だから、自分は、何度観ても、

また、繰り返し、観たくなってしまう。

 

 

 

 

 

 

少し硬い表情の二人。

 

 

人の価値観はそれぞれだけど、

やはり、多勢に無勢。

どうしても、たくさんの声が、より、聞こえてきやすくなる。

 

 

ただ、自分にとって、一番大切な人と、一緒に居たいだけなのに、

って思うけど、

それは、現実的ではないことが多くて、

本当に悲しい。

 

だから、この、安達と黒沢も、

ゆっくりと、自分たちの

「互いが一番大切な人なんだ。一緒に生きていきたい人なんだ。」

っていう想いを伝えてきた。

 

でも、こうやって二人で過ごす外界は、

まだまだ、どんな世界かわからないからこその、

硬い表情。

 

 

 

でも、周りの人は二人のことなんか、眼もくれていない。

みんな、自分たちのことしか見えていない。

 

 

先に安達がそれに気が付いて、

「大丈夫」とでも言いたげに手を揺らし始める、のが

この映画の象徴的な場面だなって思った。

 

 

そして、やがてすれ違う人たちがいなくなって、

皆、安達と黒沢と同じ方向に向かって歩いていく。

 

これもまた、

いつか、誰もかれもがみんな、

お互いを大切に思う人と一緒に

安心して歩ける世界になっていく。

 

そんな、願い?

祈り?

確信?

 

なのかなと、思えた。

 

 

 

小さくなっていく二人の背中が、

やっぱり、涙で霞んでしまうけど、

でも、

しっかり見届けなくちゃ。

って、必死になってるのに、

そこで「心音」が追い打ちをかけてきて、

ズタボロに( ´艸`)

 

 

 

 

 

そうやって、いろんな余韻を楽しんでいたら

 

 

 

よかった。

 

本当によかった。

 

 

 

 

あの日の黒沢が、

あの時間を耐えて、そんな言葉を発した黒沢が、

長い長い時間耐えるしかなかった黒沢が、

こうやって、報われていく。

 

本当によかった‥‥。

 

 

 

 

大げさでもなんでもなく、

 

世界中の、耐えるしかない想いを抱えている人たちが、

耐えなくていい時間がやってきますように、

とひたすら、

願う。