・・・・・胸熱な世界にいる幸せ・・・ | 好きで、好きで、好き!

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主に心動かされてきた人たち、こと、もの、漫画のことを自己満足で語ります。こだわりが過ぎるので、ご理解いただけない方は回れ右でお願いします。なお記事の二次利用はお断りしております。また現在アメンバー申請はお断りしております。

累々と続く

この世界が、どう救われるのか。

 

 

 

 

救われる、と思ってはいたけど、

 

でも、

 

 

その重さ、深さを癒すことができるのだろうか…

 

と思っていたら・・・・。

 

 

 

怖い夢、から始まって

 

 

黒沢にとっての恐怖。

 

それは

友達のままでいること。

 

それはずっと、

自分の気持ちを埋めていかなきゃいけないこと。

 

 

 

安達への想いもさることながら

外見のイメージだけで生きていかなくてはいけない、

空虚な自分で生きていけ、

と言われているということ。

 

 

そんな、空っぽで生きていかなくてはいけない。

その怖さ。

 

 

そしてもちろん、

 

心のすべてをささげた人の

心が、

他の人で占められてしまうこと。

の怖さ。

 

 

二重にも三重にも

埋められていく自分。

 

 

 

 

 

怖い夢を見た、という黒沢。

 

夢、オチ。

 

 

 

 

でも、ここで終わらないのが、さすがというか。

 

 

 

その、埋めている黒沢に

励ましのマウントを取る左矢印ガーンハッ

リアル黒沢。

しかもわざわざ指輪を見せて・・・・。

 

そんなの、あり!?www

 

 

 

「それはお前が悪いよ。」

ってそこをちゃんと突っ込む安達の返しもさすがチョキ!!

 

で、そこで終わらない。

 

からの

 

この展開!!!!

 

この、対等な感じが

 

 

それはむしろ、今までの累々とした時間を

埋めてもあまりある安達の愛。

 

さらに

それをきちんと表現できる、

自分をさらけ出せるようになった安達の成長。

その成長を支えたのはとりもなおさず、

黒沢の想い。

 

 

魔法がなくても

大丈夫だって思えるのは

ひとえに黒沢のおかげ。

 

を繰り返す安達。

 

 

累々と続いてきた想いは、

きっと、いつもどこかでぽっかりと口を開けて

黒沢が堕ちてくるのを待ってる。

 

愛が大きすぎるから

深すぎるから

の不安だからこそ、

それは何度も何度も何度も

波のように押し寄せるに違いない。

 

 

 

でも。

 

 

大丈夫だよ。

 

そう言い聞かせながら

 

きっと、そのたびに安達はこうして黒沢を

抱きよせていくんだろう。

 

 

何度も、何度も。

 

 

幼子のように

安達の胸の中で

安心して眠りにつく黒沢の寝息が

安達をも

幸せにしていくんだろう。

 

 

 

 

そして。

 

 

 

たとえ。

もしも。

万が一。

 

 

2人の時間が

想いが交差することがなかったとしても。

 

 

安達は想う。

 

 

 

 

それは思わず取ってしまった行動、

かもしれないけれど。

 

 

 

思わず取ってしまわなければならないほど、

 

きっと黒沢が近くにいるはず。

 

 

 

ずっと、ずっと。

 

 

 

 

思わず取られてしまった手。

 

 

それは

 

 

未来の、二人の時間の始まりを表す瞬間。

 

 

きっと・・・・きっと・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あの、

累々とした

黒々とした場面が

こんな風に広がっていくなんて・・・・

 

 

 

安達の胸の中で

穏やかに笑って

眠りにつける黒沢の姿を見ることができるなんて・・・・

 

 

 

 

どこまでも深くて広い

2人の物語。

 

 

 

 

温かすぎて

豊かすぎて

 

 

 

 

そんな物語に出会えたこと。

 

そんな物語を

魅せてくださること。

 

 

 

 

胸が熱くて

 

涙が止まらない。