昼間、二男を初めて抱っこ紐に乗せてみました。
久々に使ったから、不恰好な背負い方になっちゃったけど、何とか用事を済ませることができてよかったです
それでは、今夜もお送りします。
【Light in the Dark】第94話です。
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#94 おかあさんになりたい
自宅サロンを開き、セラピストとして生きる。
そう決めて、そうなるように行動し、学びを積み重ねてきた私。
一方、それとは全く別に、どうしても叶えたい夢がありました。
それが【おかあさんになりたい】ということ。
そうは言っても、実は私、特に子どもが好きなわけではありませんでした。
物心ついてから、身近に赤ちゃんがいたこともなく、育児なんて全く未知の世界。
まして、親から可愛がられるどころか、厳しくされた記憶ばかりだったのに、なぜか【子どもが欲しい】という気持ちだけは常にあったんです。
だけど、最初の結婚では、諸事情により子どもを授かるに至らず、再婚時点で既に35歳、高齢出産の域に足を踏み入れていました。
そして、あの夏の日…
トイレの中で、泣きながらちいさな命を見送ったあと、いろんなことを考えました。
もう30代後半なのに、まだ子どもを産んでいない私がこの先、妊娠するチャンスはあるの?
もし子どもを産むことができないとしたら、なんで私は女に生まれたの?
それなら私、男に生まれて、世界中をバイクで旅してみたかったよ…
ていうか、自分の母親ですら普通にできた妊娠・出産が、私にはまだできてないんだ…
何より、相方との間に生まれる子どもだったら、きっと可愛いはずなのに…
再婚を許してくれた義父母にも、孫の顔くらい見せてあげなきゃ、申し訳が立たないでしょ…
様々な思いが、頭の中を飛び交いました。
この頃、街で妊婦さんや赤ちゃん連れの家族を見かけては嫉妬心が膨れ上がり、乳幼児の虐待のニュースを見れば、抑えようのない憤りを感じていました。
また、元々のんびり屋の相方は、子どもができなければできないで仕方ないし、焦ることもないというスタンスでしたが、私はそれが気に食わず、口論となったこともありました。
2013年〜2014年にかけては、サロンのオープンを控えて慌ただしくなる一方、子どもが欲しい、子どもを産まなければならないと、精神的に追い詰められていた時期でもありました。
とはいえ【サロンの経営を軌道に乗せたい】のと【おかあさんになりたい】のとでは、そもそも頑張る方向性が違う話。
当時は、どちらも同じくらい大切だと感じるゆえに、どちらに対しても中途半端になっていたことは否めません。
ですが、この後、サロンをオープンしてから出会ったある方から、私のこの願いについて、びっくりするような話を聞くことになります…
〜第95話につづく〜