
小豆島でなぜ醤油が有名なのでしょうかか?
今回の旅では二か所の醤油の製造元を見学してきました。
ヤマロク醤油(トップの写真)とマルキン醤油。

マルキン醤油は大きな工場でしたが,ヤマロク醤油は個人経営の小さな製造所でした。
ここではヤマロク醤油をご紹介します。
民家の中の細い路地を入っていくとお醤油の香りが漂ってきました。
こちらで昔ながらの工程を見学させていただきました。

さらに,梯子を上って搾る前の樽に入った「もろみ」を見せていただきました。

この樽の中で二年育てるそうです。
欧米の方が見たら驚くでしょうね。
古い樽は150年以上前から使用していて,百種類もの酵母菌や乳酸菌が付いているそうです。
醤油の製造には塩,大豆,小麦が必要不可欠です。
そこで,質問です。
「これらの原材料は小豆島で作られているのですか?」と聞いてみました。
残念ながら,菌以外は島外のものだそうです。
塩はメキシコ,大豆は国産だけど島外から仕入れたもの。
それではなぜこの地で醤油を作っているのでしょうか?
かつて小豆島は塩の産地でした。
塩の行商に出かけて,その帰りに大豆を仕入れてきた。
それで,この地で醤油を作るようになったそうです。
しかし現在では塩はメキシコからの輸入に頼らざるを得ないようです。
国産の塩ではとてつもなく高額の醤油になってしまうのでしょうね。
丁寧に製造過程を説明していただき,質問にもわかりやすくお答えしていただきました。
味比べも出来ます。

説明してくれたお姉さんの名前を聞くのを忘れてしまいましたが,どうもありがとうございました。
こういう時にはチップを渡したいという気持ちになりますね。
さて,こちらで仕入れたお醤油はこちら。
左がヤマロク醤油,右がマルキン醤油。

どちらも樽仕込みの貴重品です。
お刺身にぴったりです。
特に左の「鶴醤」は一度搾った生醤油をさらにもう一度樽に戻して麹と合わせる作業を経て出来上がったものです。
通常の二倍の手間がかかっているということですね。
幻のお醤油と言えるかも。