La Vigne d'Or Extra Brut 2002 Tarlant
TarlantのLa Vigne d'Or(ラ・ヴィーニュ・ドール)2002を開けました。
今や押しも押されぬ有名生産者となった、Oeuilly(ウイィ村)のタルラン。また訪ねてみたいです。
ピノ・ムニエ100%のブラン・ドゥ・ノワール、いや、ブラン・ドゥ・ムニエです。前回 飲んだのが2014年5月ですから、1年3か月ぶりに抜栓。
濃いめの山吹色。オレンジ色が混じります。泡は繊細ですが、量は多め。一年前に飲んだボトルよりも色が濃いように思います。
熟したアプリコット。熟した黄桃のコンポート。プラム。黄色い花をイメージさせる香り。ノワゼット(ヘーゼルナッツ)。ヴァニラ。ロースト香。そして、シェリー香が少し。
口に含むと、豊潤。産毛だとか、毛皮だとかといったカバーがなく、無垢なテクスチュア。ピノ・ノワールのように弾力性のある液質。まだ泡は元気。飲み込むと同時に湧き上がってくる酸は、よく研がれた美しさがあり、かつ長く伸びます。ムニエでこの酸が出てくるのは素晴らしいと思います。これがスパルナシアンの効果でしょうか(もちろんヴィンテージ効果はあるとしても)。このミレジメは4g/Lのドザージュですが、ほとんど甘さを感じません。
エネルギーを感じます。口の中で蠢くようなエネルギー。口中の位置は低め。重量感、力感にあふれるシャンパーニュ。タルランの上級キュヴェの常として澱との接触期間は約7年と長めですが、あのふてぶてしいような、暗い味わいにまではなっていないと思います。
ただ、以前よりもシェリー香が若干強くなったような印象がありますので、最後の一本はそろそろ開けないといけないのかもしれません。
そうめんカボチャ
ひとつ前の記事でも紹介したそうめんカボチャ。本当に太さがそうめん的ですね。
ルビーグレープフルーツとベビーリーフのサラダ
いつものサラダ。
シャンパーニュとの相性はまずまず(マリアージュ点6.5/10)。
ナスとピーマンのソテー バルサミコ風味
どちらも地元産。今回は特別なバルサミコ酢を使いました。とても濃厚。普通のバルサミコ酢を鍋で煮詰めたくらいの粘度があります。何滴かたらすだけで十分です。
シャンパーニュとの相性は宜しいです(マリアージュ点7/10)。
メイン
メインはローストビーフ。
マッシュルームのソテー
地元産の普通のマッシュルーム。ローストビーフを焼いた後の油を使ってソテー。
シャンパーニュとの相性はまあまあレベル(マリアージュ点6/10)。
山形牛もも肉のローストビーフ
地元スーパーに売っていたローストビーフ用のもも肉。またまた山形牛。結構見た目も良かったのでゲット。今回はフライパンのみで焼いてみました。オリーブオイルとバターを使い、直方体の肉の各面を順番に変えながら弱火でじっくりと焼きました。本当は中に櫛を指して温度を確認しながら焼くのが正当なのでしょうけど、今回は肉を押して弾力性を確認することで焼き具合を調整してみました。色合いは・・・、まあまあでしょうか。
シャンパーニュとの相性は宜しいです(マリアージュ点7/10)。シャンパーニュと言っても、さすがに弾力性と力強さのあるムニエ。和牛ともかなり合ったと思います。
飲んだ日:2015.8.23
入手日:2015.2.19
購入店:La Vinée
輸入者:八田
容量:750ml
RM-24837-01
セパージュ:Pinot Meunier 100%
ヴィンテージ:2002年
発酵:オーク樽
MLF:なし
ティラージュ:2003年7月23日
デゴルジュマン:2010年6月22日 (澱との接触期間7年間)
ドザージュ:4g/l。
アルコール度数:12%
甘さ:辛口
私達のお好み度: B++ (最高A++、最低C)
飲み頃度:今美味しい。シェリーの風味が優勢になる前に飲みきろう。
Rebuy:Yes
Unbelievable Meunier. The effect of Sparnacian soil?
2011er Roter Riesling, Allendorf
赤リースリングというのを飲んでみました。
Allendorfの2011年産Winkeler Hasensprung Roter Riesling Trocken (ヴィンケラー・ハーゼンシュプルンク・ローター・リースリング・トロッケン)。
生産者のWeb Site によると、
「確かに赤リースリングと書いてはありますが、実は白ワインです。私たちは2001年からForschungsanstalt Geisenheim、つまりガイゼンハイム研究所と共同研究を続けてきて、ラインガウにおけるリースリングの原型を復元したのです。私たちはこの赤い果皮が、かつてないほどに温暖化した今の気候に適合するものと考えています。なぜなら、濃い色素が日焼けから果実を守るからです。私たちには多くの我慢と忍耐が必要でした。そして、耐久性のある台木に接ぎ木ができるようになり、遂に2006年に植樹することができたのでした。2008年の初収穫では、ボディのある生き生きとした期待以上のアロマをもつブドウが取れました。この「赤リースリング」がラインガウのリースリング・ワインの将来に価値ある貢献をしてくれるものと期待しています。さあ、この新しくて珍しくて、特別なラベルをまとったワインで私たちと共に祝杯を挙げましょう。過去からやって来た未来の一片をどうぞお試しください。」
とのことです。
中くらいの濃さのストロー・イエロー。やはりリースリングらしく気泡はグラス壁にぽつぽつと。
やはり、ブドウの果皮は赤くても、ワインは全く赤くありません。リースリングよりも少し濃い程度でしょうか?
洋梨的な香り。リースリングによくある柑橘系の香りはほぼありません。酵母と思われる香り。やや重たいイメージ。アルコールを強めに感じるのはリースリングとの相違点と思います。
口に含むと、厚みのある味わい。リースリング的な硬い質感。ただ、テクスチュアは柔らかいです。密度は高め。粘性は少なく、さらりとしています。果皮から来ると思われるカテキン様の収斂性。緻密なミネラル感。後味に感じる苦味も皮由来かと思います。
その特徴である果皮の要素が明らかに感じられ、所謂リースリングとは異なる味わいです。リースリングのような鋭利な品位は乏しく、どちらかというと無骨な印象ですが、リースリングの面影は十分に感じました。
ミニトマトとそうめんカボチャとマリーンのサラダ
黄色い麺のようなものは、「そうめんカボチャ。」 昨年の今頃も食べました。茹でてからほぐすと均一な太さの麺状になる面白いカボチャ。もちろん、食感は野菜に近いと思います。これに、マリーンを和えてサラダ仕立てに。
ワインとの相性はまずまず(マリアージュ点6.5/10)。
グリーンオリーブ
スーパーで売っているパック入り(缶詰でも瓶詰でもなく)のオリーブ。まあまあ。
ワインとの相性はまずまず(マリアージュ点6.5/10)。
塩肉じゃが
近くのスーパーにて、山形牛が出ていました。肩ロースの薄切りの見た目が良さそうだったので、肉じゃがにしてみました。ワインがリースリングなので、醤油を使わずにドイツの岩塩で味付け。
ドイツの岩塩のお蔭で、重厚感のある味わいになりました。
ワインとの相性は宜しいです(マリアージュ点7/10)。ドイツのリースリングは基本的に口中の位置が低めかと思うので、同様な傾向のドイツ岩塩は合うと思います。
飲んだ日:2015.8.22
入手日:2015.3.2
購入店:伊勢丹催事場
輸入者:センチュリートレーディングカンパニー
容量:750ml
購入価格:\2,700
品種:Roter Riesling 100%
アルコール度数:13.0%
甘さ:(極)辛口
私達のお好み度: B+ (最高A++、最低C)
飲み頃度:あまり熟成するような気がしなかったので、多分今がベストではないかと。
Rebuy:No 一度試せば十分かな。
Robust Riesling! Very different but shows signs of Riesling.
ブルゴーニュのヴィンテージ 気温と降水量 その3
このテーマの最終回として、収穫開始日を考慮にいれた、気温と降水量のチャートを作成してみました。
前回作成したチャートは収穫日を考慮しませんでしたが、ヴィンテージによって収穫日が異なる(例えば、2003年と2013年では5、6週間も異なる)ことから、収穫日を終点にした気温、降水量に見積り直すことにしました。
また降水量については、収穫の直前の降水量が味わいに重要な影響を与えるとの考え方から、収穫開始日直前の2か月間で見積もってみました。
収穫日を考慮に入れるためには日々のデータが必要ですが、入手した気温と降水量のデータは月毎の値であって、毎日の値ではありません。よって、毎日がその月の平均的な値だったと仮定して見積もりました。
なお、収穫開始日は、前回の記事でComtes LafonとAnne GrosとArmand Rousseauの3ドメーヌの収穫開始日の中から最も早い収穫開始日を選びました。
図 各ヴィンテージの平均気温(3月~収穫日)と降水量(収穫日直前の2か月間)の関係
前回の3月~9月の平均気温、総降水量のチャートとは結構異なっています。個人的には、結構リーズナブルなチャートになったのではないかと思います。際立ったヴィンテージについていうと、Hot & Wetに2007年と2011年がおり、Cool & Dryに1996年がいて、1990年と2005年がとにかくDryであること。2003年がHot & Dryの究極の位置にいることなどが挙げられrます。
それでは、各象限毎に特徴を眺めてみます。
①Hot & Wet
○2007年と2011年が近くにプロットされており、両年の類似性が出ている。
○2014年ヴィンテージが、暖かいけれどしっとりとした味わいに位置している。
○2009年は決してドライではなく、むしろ若干しっとり系である。
②Cool & Wet
△2008年と2010年が近い。でも、'08は薄くて'10は濃い味わいではなかったか?要検証。
○2004年は冷涼な年だけれど、WetでもDryでもない。
③Cool & Dry
○1996年はやはりここに位置する。
△2013年もここだった。あれ、Wetでなかった?これはこれから検証しよう。
○1990年は暑過ぎずにDry。これが赤の特良年の特徴か?
△1998年、2000年、2001年がほぼ同じ位置。2002年も近い。これには違和感あるなあ・・・。
これらのヴィンテージは別の要因の影響が優勢なのかもしれない。
④Hot & Dry
○2003年。早い収穫日を考慮しても位置づけは不変。醸造の工夫が必要だったろう。
○2005年は思った以上にDry。だから厳つい味わいなのだろう。
○2012年と1999年はいつも一緒。ほぼ中央に位置し、バランスのとれたヴィンテージ。
こんな感じで、違和感は当然ありますが、何となくイメージは合っていると、自分は思います。
そして、2015年。ああ、やっぱりここか。でも、2003年からも離れたし、2005年とはかなり異なる位置づけ。個人的には物凄く期待しています。
個人的には、このチャートを一つの指標に位置づけたいと思います。
なお、縦軸を収穫直前の3か月間の降水量としたチャートも作りましたが、一部変化は見られたものの、基本的に言えることは変わらなかったので割愛しました。実は、収穫直前の1か月間というのも作りましたが、これはかなり変わっていてイメージともかけ離れてしまいましたので、諦めました。
念のため申し上げておきますが、私はこれでブルゴーニュワインの味わいを言い当てるつもりは全くありません。そんな大それたことは不可能です。ただ単に、ヴィンテージの特徴を事実として頭に入れた上で、実際の味わいがそれとどう違うのかという視点をもって味わいたい。そのために自分にとって欲しい指標を作りたかった、ということです。
以上、この項終わりです。

















