Vosne-Romanée Les Quartiers de Nuits '12 Bellene
Domaine de BelleneのVosne-Romanée Les Quartiers de Nuits (ヴォーヌ=ロマネ・レ・カルティエ・ドゥ・ニュイ)2012を開けました。
5樽程度の希少なキュヴェで、フランスではほとんど手に入らないそうです。でも、実は日本では結構手に入り易いのです(笑)
Appellation(アペラシオン)はVosne-Romanée(VR)つまりCommunale(コミュナル:村名)。まあ、そう言ってしまえばそれまで、です。しかし、このLes Quartiers de NuitsというLieu-dit(リュー=ディ:土地台帳に記載された行政区分)について書くならば、それがGrand Cru Echezeaux(エシェゾー)を構成する11のLieu-ditのひとつであるということを忘れてはいけません。しかも、北側の道を隔ててClos de Vougeot(クロ・ド・ヴージョ)が、斜め向かいにはGrands Echezeaux(グラン・エシェゾー)があるという、何ともワクワクさせられるLieu-ditなのです。
しかし、実はこのLieu-dit内には道なき境界が引かれていて、Appellation EchezeauxとAppellation Communaleにはっきりと分けられています。つまり、Communale側はEchezeauxの仲間には入れてあげないよと明言されている訳です(おそらく、土壌の粘土比率が高いからだろうと思います)。
Echezeauxと言っても、そもそもLes Treux(レ・トリュー)のさらに下のLieu-ditには興味ないよとおっしゃる向きも居られるでしょうが、まあここでは突っ込まないでおいてください(笑)
一歩間違えばEchezeauxだったんだから、もしやEchezeauxの面影があるかも、なあんて期待感をもって開けるのは、ただのVR村名を開けるよりも楽しいかと思います。
かなりの若開けですが、検証の意味を込めて。
濃いめのルビー・レッド。リムはまだまだ狭くピンク色を呈しています。
香りは、ブラックベリー、ブルーベリーなどの黒系と、ラズベリーなどの赤系が入り混じっています。菫の花。ヴァニラ。ナツメグ。VRらしい土っぽい香り。閉じているのか、まだまだ大人しい香りですが、VRらしい絢爛な芳香は感じます。
口に含むと、やはり閉じています。酸は中庸。タンニンは量感はないものの、硬さを感じます。ただ、2等組違い賞でもさすがはEchezeauxに隣接するだけあって、華やかな果実、凝縮感、力強さ、堅牢さ、粘性を感じると共になめらかなテクスチュアも兼ね備えていて、ただの村名ではないという印象は十分に与えてくれます。de Belleneの醸造責任者のSylvainも”Petit Echezeaux”と呼んでいたし、まあそう呼んでも罰は当たらないと思います。しかし、粘土が多そうな、重くて横に広がる味わい。ああ、これがEchezeauxの仲間に入れてもらえなかった原因なのでしょう。
やはり、2012年。このクラスはまだまだ開け時は先ですね。5年以上、10年くらいしてから開けたら、かなり楽しめるのかもしれません。
毎回とても詳しいデータを載せてくれていて、ありがたいです。
面積は0.3171ha。1927年植樹のVV。植密度は10,000本/haですから、約3200本のブドウ樹。生産本数は1445本ですから、割り算をすれば約2.2本の樹から1ボトルのワインを造ったということですね。
収穫日は2012年10月6日、瓶詰は2013年12月6日。収穫からちょうど14か月。新樽比率50%。そして、ポリフェノールの代表格であるトランス=レスヴェラトロールが2.3mg/lとのことです。こんなこと書いてあるエチケットって、ここの蔵くらいですよね?でも、同じく2012年産のBourgogne Rouge Maison Dieuの4.5mg/lの半分しかないんですよ。Maison Dieuの樹はPommard村にあるそうですが、Terroirの違いでしょうか。ただ、最近入手した2013年のLes Quartiers de Nuitsは5.1mg/lですから、ヴィンテージの影響もかなりある(暖かい年の方が多いわけではない!)のですね。
まだヴィンテージが浅いと、単に蝋の上からスクリューと刺しただけでも、こんな風にきれいに取れるんです。
ミニトマトとアヴォカドと赤パプリカとサラダからし菜のサラダ
ミニトマトは北海道産かぐや姫。アヴォカドは近くのスーパーのもの。
ワインとの相性はまずまず(マリアージュ点6.5/10)。
原木椎茸のマヨネーズ焼き
奈良産の原木椎茸。いつものマヨ焼き。
ワインとの相性はまあまあレベル(マリアージュ点6/10)。
スペアリブの煮込み
豚はI's Meat Selectionの望来豚。スペアリブは焼くだけのときもありますが、今回は岩田シェフ直伝のレシピをアレンジ。スペアリブは一旦茹でてから表面を焼き、砂糖、ワインヴィネガー、フォン・ド・ボーを加えて煮込む。その後肉を取り出して、残りを煮詰めてソースにしました。とても美味しくできました。
ワインとの相性は素晴らしい(マリアージュ点7.5/10)。VRとしては標高が低く、粘土質優勢のテロワールですから、口中の位置が豚肉と合っているし、なめらかなテクスチュアは煮込んだ豚肉と合っています。
おまけ。
相変わらず見つけると買っているnoix de beurre (ノワ・デュ・ブール)のパウンドケーキ。
Caramel Banana Cake & Quatre Quart
この二品が一番のお気に入り。いつも「大き目のをください」と言ってます(笑)
Financier
これも好み。どちらかと言うと、エシレ・メゾン・デュ・ブールのフィナンシェの方がバターの分だけ美味しいような気がしますが・・・。翌朝、トースターで軽く温めてから食べてます。
飲んだ日:2015.9.13
入手日:2015.4.8
購入店:松澤屋
輸入者:松澤屋
容量:750ml
購入価格:\7,695
品種:Pinot Noir 100%
アルコール度数:13%
甘さ:辛口
私達のお好み度: B++ (最高A++、最低C)
飲み頃度:今はまだ硬い。最低5年、あるいは10年は待ちたい。
Rebuy:Yes
Too early but beyond ordinary Vosne-Romanée. Let's call it "Petit Echezeaux!"
Mesnil Experience Brut Nature, André Jacquart
André Jacquart(アンドレ・ジャカール)のMesnil Experience Brut Nature(メニル・エクスペリエンス・ブリュット・ナチュール)Blancs de Blancsを開けました。
Côte des BlancsはVertus(ヴェルチュ)に拠点を置く造り手。Doyard(ドヤール/ドワイヤール)の親戚筋。André(1958-運営)の娘Chantal(1980-運営)とPascal Doyard(1982-Doyard運営)が結婚、その子供であるMarieとBenoit姉弟が2004年から運営。
Mesnil ExperienceはMesnil sur OgerのChardonnayだけで造られるキュヴェ。しかも、こちらはノンドゼのスペシャル版。
昔はコストパフォーマンスが優れると思っていたのですが、最近は高価になってしまったようです。
中くらいの濃さのクリーム・イエロー。泡は大変に細かく、それほど多くはありません。
香りは、洋梨、赤りんご。白い花。レモンクリーム。パン。カスタード。
口に含むと、切れ味がとても良いです。くっきりとした輪郭。引き締まる酸、密度の高いミネラル。まるで高精細の画像を見ているかのよう。直線が縦横に走り、ストラクチュアを感じます。また、メタリックなイメージもあります。しかし、度が過ぎず、バランスの良いところが秀逸。口中の位置は中位。
ミニトマト
北海道産のかぐや姫。塩は今回はメニルに合わせてゲランド。
シャンパーニュとの相性はまずまず(マリアージュ点6.5/10)。
アヴォカド
伊勢丹の\180もの。素晴らしい。最近\300ものよりも質が良い感じがするのは気のせい?
もしかしたら役に立つかもしれないので、一応アヴォカドの処理の仕方を詳細に書いておきます。まず、皮が付いたまま、真っ二つになるように(長手方向に)包丁を入れ、包丁が種にぶつかったら、種を中心にアヴォカドをぐるりと一周させて切れ目を入れます。アヴォカドを両手で持って切れ目を中心に捩ると、二つに分かれます(熟していると綺麗に分かれる)。そして、一方に付いている種に包丁の刃元(アゴ)を突き刺してぐっとねじると、種が取れます(適度に熟していると楽に取れる)。その後、皮を手できれいに剥ぎます。最後に手のひらの上で豆腐をカットするように1cmくらいにスライスします。これをまな板の上でやると、最後に持ち上げるときにアヴォカドを崩してしまうので、手のひらがベターです。盛り付けは、そのスライスを少しずらすと綺麗だと思います。
シャンパーニュとの相性は宜しいです(マリアージュ点7/10)。
茄子の詰め物焼き (by Sitaara Tiara)
伊勢丹1FのSitaara Tiaraは最近のマイブーム。洗練されたインド料理なのかなと思っています。
こちらは茄子をくり抜いて、その茄子と玉ねぎを炒めたものを詰め直した一品。肉は入っていません。味付けが薄味で、結構好きな味。
シャンパーニュとの相性は宜しいです(マリアージュ点7/10)。
タンドリーチキン (by Sitaara Tiara)
昔は嫌いだったタンドリーチキンが、今好きなのは、ここのお店のお陰かな?お店には小さくカットしたチキンもありますが、今回は骨付きで。うん、骨付きが美味しい(ような気がする)。
シャンパーニュとの相性は宜しいです(マリアージュ点7/10)。
バターチキンカレー (by Sitaara Tiara)
そして、必ず買うのがこのバターチキン。これが一番好きなんですねー。タンドリーチキンの風味が利いていて、コクがあって複雑で、それでいて重過ぎない味わい。
シャンパーニュとの相性は素晴らしい(マリアージュ点7.5/10)。ここのカレーとブラン・ド・ブランを合わせるのが最近のお決まりコース。
飲んだ日:2015.9.12
入手日:2014.10.11
購入店:伊勢丹Grand Cave
輸入者:RereAlcool
容量:750ml
購入価格:\7,020
RM-29059-01
セパージュ:Chardonnay 100%
ヴィンテージ:NV
熟成:70%オーク樽 30%ステンレスタンク
MLF:No
ティラージュ:不明(澱との接触期間≧4年)
デゴルジュマン: 2012.1
ドザージュ:0g/l
アルコール度数:12.5%
甘さ:辛口
私達のお好み度: B++ (最高A++、最低C)
飲み頃度:今美味しいけれど、5年以上熟成しそう。
Rebuy:Yes
Brisk. Meticulous. Good balance.
Savennières Roche aux Moines 2010 Pierre-Bise
この日はロワールのシュナン・ブラン。
Savennières Roche aux Moines(サヴニエール・ロッシュ・オー・モワンヌ)2010を開けました。造り手はChâteau Pierrre-Bise(シャトー・ピエール・ビーズ)。
やや濃いめのオレンジ・ゴールド。粘性高く、脚が長く伸びています。
香りは、黄桃、アプリコット。パイナップルやマンゴーのトロピカルフルーツ。シュナンブランに対するマイワードである「藁」。黄色い花。生姜。甘露飴。和三盆的な上品な甘い香り。アルコール。
口に含むと、重厚な味わい。酸はシュナンとしては思いの外低めです。2010年というヴィンテージからは予想外でしたが、アルコール度数を考えればあり得る話かと思います。また、酸が後から湧き上がってこないことから、石灰質土壌でないことがわかります。このアペラシオンはシスト土壌(+砂岩)ですから、鉄のような重たいミネラルを感じ、それが味わいのコアになっています。
シュナンらしく、柔らかくなめらかで体に染み込んでいくような味わい。柔らかいけれど重い。口中の位置は下位で横に広がる味わい。アフターには、甘さと苦み。
ミニトマトとベビーリーフ
ミニトマトは北海道産のかぐや姫。オーストラリアの湖塩で。
ワインとの相性はまあまあレベル(マリアージュ点6/10)。
ホタテとナスと赤パプリカのソテー
お刺身用のホタテをかるーくソテー。ナスはきちんとソテーして、赤パプリカは生のまま。
ワインとの相性は宜しいです(マリアージュ点7/10)。Roche aux Moinesは魚介類に合うと思います。
本マグロ赤身
奄美大島産の本マグロ赤身。近くのスーパーにて。所謂「近大マグロ」で養殖もの。天然と違って味わいに緩さがあることは否めませんが、スーパーで買えることを考えるとよくやっているなあと感心します。
そして、ワインとの相性は素晴らしい(マリアージュ点8/10)。マグロの赤身に合わせるとすれば、それほど濃厚でない赤ワイン(シノンなど)が最初に来ると思いますが、白でも土壌に鉄分を含むものは比較的相性が良いはず。ドイツのシーファー土壌のワインも(多分)その一つですし、さらにはシスト土壌のワインはさらに鉄分が多いはずなので、もっと合うだろうと。そして、その通りの結果でした。酸が高くなかったこともプラスに働いたと思います。
飲んだ日:2015.9.6
入手日:2014.12.10
購入店:La Vinée
輸入者:恵比寿ワインマート
容量:750ml
購入価格:\3,791
品種:Chenin Blanc 100%
アルコール度数:14%
甘さ:辛口
私達のお好み度: B++ (最高A++、最低C)
飲み頃度:今美味しい。あと5年くらい経ってから試してみたい。
Rebuy:Yes
Heavy core coming from the schiste soil goes perfect with Lean Tuna Sashimi.




























