ワイン好き夫婦のおうちワイン日記 -2ページ目

Restaurant Epicure à Paris

ゆるゆると書いてきたブルゴーニュ訪問記も、やっと今回が最終回です。

 

といっても、もうドメーヌ訪問は終わっていて、最終日のパリでのディネのことを書かせていただきます。

 

 

朝のボーヌ駅

 

 

 

この日のボーヌは天気も良くて名残惜しいですが、これからパリに向けて出発です。

 

 

Dijon経由で、TGVに乗ってParis Gare de Lyonに到着。パリに着いたら、まずはホテルに移動。最近は物騒になってきていますから、荷物も多いこともあり、タクシーを事前予約。朝、メールでパリのホテルに依頼しておきました。ホテルにタクシーを予約しておくなんて、高く付きそうに思えるのですが、実はそれほどでもありません。ホテルが契約しているタクシー会社に依頼を掛けるだけのようです。料金も定額とのことでした。ちなみに、Gare de Lyonからパリ市内のホテルまでは40ユーロでした。




パリの宿

 

泊まったホテルはAstotel。こじんまりとして小奇麗なホテル。高過ぎず安過ぎず、丁度良い感じの宿でした。

 

部屋に着いたら一息ついて、早速市内を歩いてみました。



            Église Saint-Augustin

 

サン・トーギュスタン教会。落ち着いた感じの教会。立派な建造物ですね。


 

Boulevard HaussmannとBoulevard Malsherbesの交差点

 

絵になる風景だと思います。

 

 


            Louis Roederer

 

ルイ・ロデレールのパリ支社か何かでしょうか。



            コンコルド広場

 

 

 

シャルル・ド・ゴール・エトワール(凱旋門)広場、サン・ジェルマン・デ=プレ・・・。

 


シャンゼリゼ通り

 

♪お~、シャンゼリゼ~♪ タラッタラッタ~ ♪オーシャンゼリゼ~♪

 

ここを歩くと、いつも頭の中でこの音楽が鳴ってしまいます(;^_^A

ちなみに、「お~」は"Oh"じゃなくて、"Aux"ですよね、念のため。



自転車タクシー

 

(皆さんもご一緒に) ♪オソレイユ スラプリュイ アミディ オアミニュイ♪



            セグウェイ

 

(皆さんご一緒に) ♪イリヤトゥスク ヴヴレ オシャンゼリーゼ♪

 

ついでに

 

♪排ガスも被るよ シャンゼリゼ~♪(笑)

 

 

実は、シャンゼリゼ通りを歩いていたら、目のしょぼしょぼ感とクシャミが止まらなくなりました。憧れと現実の乖離が甚だしい o(;△;)o

 

 

さて、一旦ホテルに戻り、ディネの準備。いや、準備って料理の準備ではなく、レストランでのドレスコードのための着替え。そのために、わざわざワンピースにパンプス、ジャケットに靴を持って来ていたのです。ブルゴーニュ滞在中は絶対に使わないので持て余していたのですが(笑)

 


Le 114 Faubourg

 

ここが目的地がある建物。手前の赤いサンシェードのあるところは、Epicureの姉妹店のラグジュアリー・ブラッスリー"Le 114 Faubourg"。一昨年、Epicureの予約が取れなかったときに、レストラン側から薦められたことがあります(行きませんでしたが)。2013年にミシュランの一つ星を取ったとのこと。



Le Bristol Paris

 

ここがホテルの入り口(兼レストランの入り口)です。本当ならこの三ツ星に行くには、ここに泊まるか、あるいは最低でも車で来るべきなんでしょうね。別の宿に泊まっているのはまあ良いとして、実はタクシーではなく歩いて来ちゃったんです。我々歩くの好きだから(笑)

 

中に入るとすぐにスタッフが寄ってきて、目的を尋ねてきます。Epicureのディネを予約している旨を伝えてレストランへ。

 


Restaurant Epicure

 

奥のコーナー辺りの中庭の見渡せる席。良い席案内してもらって良かった。

 

まずはシャンパーニュ。何があるかを聞いたら、2007年産のベル・エポックがあるとのこと。昨年'00を飲んだ際、妙な重たさに辟易して、やはりベル・エポックは若いのに限ると思っていたのですが、'07はそういう意味でタイミングが良さそう。そこで、こちらをグラスで頼んでみました。

 


Coupe de Champagne Prestige

 

素晴らしく出来の良いシャンパーニュ。バランス感覚が素晴らしい。やはり'07、正解でした。一本飲めるかもしれないくらいの飽きの来なさ。でも、一杯が良いんですよね(笑)

 

エッチングボトルの写真を撮らせてもらうの忘れました(笑)


Avant Amuse

 

アミューズ1。これが唯一のアミューズだと思ったら、その後アミューズ2が来たので、こちらをAvant Amuse(アヴァン・アミューズ)と呼ばせて頂きました。見た目も楽しいアミューズです。

 


            Kouglof

 

こちらはクグロフ。これ、かなり美味しいです。

 


Beurre

 

バターはもちろん、ボルディエ。どちらかが有塩、どちらかが無塩でした。右を食べたので、右が無塩だったかな?

 

 

            Pain

 

白いパンはオリーブのパンだったかな?セサミのエピが美味しかった。全般的にパンは美味しかったと思います。

 


Amuse Bouche

 
 

こちらがアミューズ2。つまり、アミューズ・ブーシュ。いやあ、実に綺麗です。これって手が込んでいます。

スープの上に乗っているクリーム状のものはホワイトアスパラのムースだったかな。これもなかなかです。シャンパーニュとの相性も宜しかったです。

 

丁度シャンパーニュも飲み終わったところに、頼んだワインがやってきました。

 


          Morey-St-Denis "Les Loups" 2008  Domaine des Lambrays

 

今回は頑張らず(笑)、シェフソムリエのお勧めに従ってみました。頼んだアントレとプラに統一性がなかったのと、ソースの味わいが全く予想できなかったので。自分で決めるとすると、毎度のことながらバタール(モンラッシェ)を頼んで、ワンパターンになってしまいそうだったので(笑)

 

結局、シェフソムリエ曰く、アントレとプラの両方に合わせるなら、重くない(グラン・クリュほどではない)赤が良いし、今丁度ぴったりのものがある・・・とのこと。それが、このレ・ループLes Loups。

 

クロ・デ・ランブレーの若木です。
 

 

2008年ですが、結構熟成した色合いです。また、香りもトリュフや動物的な熟成香が出ています。もちろん、味わいも滑らかで丁度飲み頃になっていました。若木ゆえの力のなさ加減が、早熟の理由でしょう、きっと。でも、2008年の赤はプルミエ・クリュまでなら飲み頃に入っているものが多いように思います。ワイン単体としては特筆するほどではなかったのですが、食事との相性は非常に良かったと思います。さすがはEpicureのシェフソムリエ。セレクションはさすがですね。料理を熟知しているのだから当然と言えば当然ですかね。

 


Macaronis Farcis

 
 

とても見た目の美しいお皿です。シックな色合い。黒トリュフ、アーティチョーク、鴨のフォアグラが入っています。熟成したパルメザン・チーズを使ってグラタン仕立てに。誰もが注文するスペシャリテのようです。味はとても美味しいです。が、見た目以上のインパクトはないと思いました。ソースの味がやや濃かったのと、フォアグラはいいとしても黒トリュフが弱かったように思いました。



中庭を望む

 

ちょうどアントレが終わったところ。もう20:00を裕に回っていましたが、5月のパリはまだまだ明るいです。

 

しばらくすると、この日のメイン料理が運ばれてきました。

 

 

En Vessie

 

ここのスペシャリテです。まず恭しく運ばれてきた球状の物体は、ヴェッシー(豚の膀胱)。英語で言うBladder。これにブレス鶏が丸ごと一羽入っています。

 

実は、このヴェッシー包みの風船にナイフを入れて割って、中の丸鶏を目の前で解体していく様を一眼のビデオモードで撮影しました。ブログに載せてみようと思って。しかし、Youtubeにしないと載せられないので、今回はとりあえずやめておきます。ビデオを撮影のため通常の写真を撮っていませんでしたので、写真も載せられません。ごめんなさい。

 

サーブしてくれたのはイタリア人のマルコさんというメートル・ドテル(だと思います)。目の前で上品に一羽のブレス鶏を解体、むね肉を綺麗に取り出しました。とてもひょうきんな方で、おしゃべりで楽しませていただきました。片言の日本語を話すのですが、なんと奥様が日本人とのこと。この日は5月5日だったので、お子さんのために鯉のぼりを飾ったと言っていましたよ。

 

写真はないのですが、解体中のもも肉の部分は、まだかなりのピンク色で火が通っていませんでした。この状態でのむね肉部分の火の通り方がベストとのこと。もも肉に火が通ってしまうころには、むね肉は硬くなってしまうそうです。ですので、まずはむね肉のみをサーヴして、その後、もも肉はキッチンに帰って、セカンドサービスとして戻ってくるとのこと。と、説明してくれたのは日本人女性のスタッフ。


Premier Service

 

むね肉の部分だけを取り出し、皮も剥いで、あらかじめ野菜や海老を乗せたお皿にドンと載せます。ヴァン・ジョーヌを使ったソースを掛けます。

 

 


Poularde de Bresse Cuite en Vessie

 

ファースト・サービス。ジロール茸とエクルヴィス、アスパラとハーブが添えられています。

このお皿は素晴らしいの一言。何と言ってもむね肉の火の通り方が絶妙。ジューシーで、口の中で吸い付くような貼り付くような食感、うっとりとする噛み応え。濃厚かつ繊細なソース。今日はこのために来たと言えるほどの美味しさでした。ミシュランの三ツ星の定義のように、このお皿のためにパリに来たと言ってもそれほど大袈裟ではないと思います。ラムロワーズにもポール・ボキューズにも伺いましたが、この料理を食べたのは初めてでしたので、ここが特別なのかどうかは分かりません。少なくとも、エリック・フレションさんの卓越した技であることは確かでしょう。

 


 

 

ブレス鶏の質感が超繊細でなめらかだったので、もっと熟成したワインの方がテクスチュア的には良かったかもしれませんが、これはこれでなかなかの組み合わせでした。



            Deuxième Service

 

先ほど持ち帰られたむね肉以外の部分を使った料理。それは・・・。



 

 
 

ブイヨンスープでした。鶏肉ですから凄いだしが出ています。お肉はダイス状にカットされ、煮込まれて柔らかくなったもも肉。

これも素晴らしく美味しいですが、先ほどのファースト・サービスのインパクトが強過ぎて、脇役的な印象でした。

 

 

 

続いて、フロマージュはどうか?と聞かれたので、Yesと(Puligny夫のみ)。

 


Fromages Affines de Saison

 

熟成状態のよさそうなフロマージュたち。たしか、マリー=アンヌ・カンタンから仕入れているらしいです。

 

さあ、どれにしようか。まあ、こういう時は、「熟成状態の良いものを」と言うようにしています(笑)

 


            Pain pour les Fromages

 

このパンが結構美味しかった。白カビ系とウォッシュ系にぴったりだったと思います。



Fromages Choisis

 

結局頼んだのは、Saint Felicien(サン・フェリシアン)、Maroille(マロワール)、Langres(ラングル)、Brillat-Savarin(ブリア=サヴァラン)。さすがに、ここで食べるフロマージュは状態が素晴らしい。

 

 

デセールの前に食後酒を。


 


                    Porto Blanc 10 ans, Andresen

 

Puligny妻はホワイト・ポートの10年もの。赤も含めてポートはほとんど飲みません。本当にレストランでの食後酒くらいですね。でも、たまには良いものです。

 

 


                Muscat de Beaumes de Venise 2014 Domaine des Bernardins

 

Puligny夫はヴァン・ドゥー・ナチュレルのミュスカ・ド・ボーム・ド・ヴニーズ。2014年産。ドメーヌ・デ・ベルナルダン(カーヴ・カストー)。

これ、素直に美味しいです。後で調べてみたら、セパージュはミュスカ・ア・プティ・グラン・ブラン75%、ミュスカ・ア・プティ・グラン・ノワール25%とのこと。白黒アッサンブラージュだったのですね。しかも結構安いんですよね~。今度買ってみようかな?でも、一本飲み終わるころには、さすがの酒精強化でも劣化しちゃうんですよね~。


 


Avant Dessert

 

アヴァン・デセールはソルベ(たしか青りんごだったかな)。下にFraiseだったかフランボワFramboiseだったかの赤果実がいました。

 


 


            Chocolat Nyangbo

  
 

Puligny夫が頼んだのがこちら。これは全て食べられます。ほぼすべてがショコラ製。大きなショコラボールの中に主役が入っています。金箔で包まれているのがショコラのソルベ。中にショコラのソースが。その土台はウェハースをショコラでコーティングされたもの(だったと思います)。

 

 


Citron de Menton

 

Puligny妻が頼んだデセールはこちら。メントンMentonのレモンを使ったケーキ。メレンゲです。こちらも大変手が込んでいます。



 

 

こちらはデセールとともに供されるもののようです。Fraiseのゼリー。一口で食べてねと言われます。ひんやりとジューシー。




            Mignardises

  
 

お決まりのミニャルディーズ。宝箱のようなケースに入って、演出もなかなかです。

 

もうお腹が一杯だったので、ちょこっとだけチョコ(苦笑)とマカロンとキャラメルとヌガーを。


 

 
 

ヌガーは持ち帰りました(笑)

 

あとは、〆のカフェ。

 

いやいや、大満足でした。やはりフランスの三ツ星は楽しいです。まさに食の殿堂です。料理の素晴らしさはもちろんのこと、店内に入るところから出るところまでのすべてのプロセスを楽しませる工夫がなされるところが、三ツ星の真骨頂だと思います。そのどこも欠けてはいけないのです。どうせ、後で見たら目がテンになるようなお代を払うのだから、心底満足したいものですよね。メートルのマルコさん、面白かったな。


 

 

 

またいつの日か、行ってみようと思います。

 

 

さて、翌日はフライトの日。夜便なので、時間はたっぷりあります。

 

ゆっくりと起きて、ゆっくりとプティ・デジュネをいただき、買い物にいざ出発!(笑)



Quatrehomme

 

まずはフロマージュ。パリにはいろんなフロマージュリーがありますが、今回選んだのは7区にあるカトルオム。いろいろ試食させてもらって、選びました。ハードはやはりコンテ。ここは40か月熟成品がありました。エポワスにロックフォール、他にもいろいろ。鮮度の良いフロマージュを日本に持ち帰って頂くのがフランス旅行の楽しみでもあります。もちろん、保冷バッグ持ってきましたよ~。




Jacques Genin

 

現在流行りのショコラテリエの一つ、ジャック・ジュナン。ここでお土産を購入。

 




メトロのチケットの券売機

 

いつまでも古い機種で辟易していたパリの券売機でしたが、新調されていました。使いやすくなりましたね。




改札

 

いつまで経ってもわかり辛い改札。日本のような改札にしてくれないかなあとは思いますが、こんな仰々しい盾のようなものがあるのは、きっと逆行する輩がいるんでしょうね?




Rue du Bac駅

 

地下鉄の構内もきれいになっています。

 

 

この椅子の感じ、いいですね。きれいに見えます。



George Cinq駅

 

ジョルジュ・サンク駅から出てきたところ。この辺はどうも観光客ばかりのようです。英語ばかりが飛び交っていました。

 



レンタサイクル?

 

パリで自転車に乗ることは考えもしませんでしたが、これは結構よい交通手段かも。

 

 

            レンタカー?

 

全然違う場所の写真ですが、上のレンタサイクルとの対比で。こちらはレンタカーかと思います。自転車と車の色合いが似ていて、面白かったので。こんな感じでずらりと並んでいました。




 

これ、一体何を積んでいるのでしょう?いくら世の中が物騒になったからとは言え、まさかね。

 

 

最終的にワインを買い込んで、一部を持ち帰り、一部を航空便で送ることにしました。

 

ホテルに戻り、タクシーを呼んでもらってシャルル・ド・ゴール空港へ。ガール・ド・リヨンから来たのと同じタクシー会社。ホテルから空港までは60ユーロでした。荷物はスーツケース2つにワイン箱1個でしたが、特にチップはなし。


 


出国手続きの列

 

やはり昨今のテロの影響でしょうか。やたらと長い行列ができていました。パリを出国される方は早めに空港に着いておくことをお勧めします。

 

長々と綴ってきたフランス、ブルゴーニュドメーヌ訪問。最後まで書けたことに感謝。最後まで書けたのも、コメントをくださる方、いいねをしてくれる方がいたからこそです。最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

 

 

旅行記のため、通常のブログを書かなくなってしまいました。そのため、もう半年近くものワインの記事が溜まっています。とても書ききれません。そういう意味で、日々ブログ更新されている方々には本当に頭が下がります。まあ、当ブログはゆるゆるとした更新が持ち味ですので(笑)、大目に見て頂き、もし余暇がありましたらお寄り頂けますと、幸いです。

 

 

おしまい♪

Domaine Buisson-Charles à Meursault

今回のドメーヌ訪問はこれが最後です。


ムルソーの中心部にあるレストランでデジュネを頂いた我々は、腹ごなしに街中を歩きました。



ルートD23にあった標識。それぞれの方角は、Demignyは南東、Chagnyは南、Beauneは北東。ですが、ここからは一旦D974に向かうので、全て同じ方向。




案内版

背景が赤のところはホテル。青のところは観光案内。ブドウのマーク付きがドメーヌ。Campingというのもありますね。そう、ムルソーにはキャンプ場があるのです。




とある畑

しっかりとした門があり、クロで囲まれた畑。きっと重要な畑なのでしょう。



Clos de la Barre

何を隠そう、ムルソー・クロ・ド・ラ・バールでした。




Clos de la Barre

こんな感じでしっかりとクロに囲まれています。





Clos de la Barreの隣のお屋敷

ここはクロ・ド・ラ・バールに隣接したドメーヌ。ああっ、もしかして!




Les Herbeux

・エルボー?これは何でしょ?


このとき、大きな作業車に乗ったおじさんに声を掛けられました。

「Jacque Prieurでデギュスタシオンかい?」


え?


少し歩くと醸造所が。



Domaine Jacques Prieur

おっと、ここはジャック・プリウールでしたか。ジャック・プリウールはムルソーにあるってこと、そのときに思い出しましたよ。


あれ?じゃあ、ラフォンは?




Clos de la Barreのブドウ樹

やはり、クロ・ド・ラ・バールの畑はふかふかです。



そして、ここもさすがにやられてました。




Rue de la Barre

通りの名前になってるんですね。




Rue du Comte Jules Lafon

Jules LafonはPaulée de Meursaultの創始者と書いてあります。Jules Lafonはムルソー村の村長だったそうです。Paulée de Meursaultは、栄光の3日間の3日目に開かれる大晩餐会のことです(1日目:クロ・ド・ヴージョ城でワイン騎士団の入団式と晩餐会、2日目:オスピス・ド・ボーヌでのオークション)。


ところで、コント・ラフォン、どこにあるのでしょうね?


(注)さっきのクロ・ド・ラ・バールの門の右手がジャック・プリウールでしたが、左手方向に進むとコント・ラフォンがあります。


でも、実際には時間がなくなってしまったので、行きそびれましたorz



Ruisseau des Cloux

ルイソーというのは小川のこと。名前はCloux(クルー)。ムルソーの街を折れ曲がりながら流れています。


ここで約束の時間になりました。




            目的地




ご健在の先代のミッシェルさんの名前を残しています。ここ、ビュイッソン=シャルルは、2013年に初訪問して以来、3度目。


今回はメールで直接アポを取りました。メールのやり取りをするのはパトリックさんではなく、いつも奥さんのカトリーヌさん。


この日訪問したのは我々だけでなく、フランス人らしきカップルも一緒でした。男性の方はワインは全く詳しくないと見え、シャサーニュ=モンラッシェのシャサーニュという地名を知りませんでした・・・。でも、フランス人はおしゃべり好き。アルザスに行ったことがあるとか、ブルゴーニュとは関係のなさそうな話をしていました(ように聞こえました(笑))。パトリックさんはご自身が英語が不得意とおっしゃっていることもあり、どうしてもフランス語が優勢。仕方がありませんね。フランス語をできるようにすればいいだけですから、文句は言えません。


それよりも、14種類ものキュヴェをご提供頂いたことに感謝。




さて、デギュスタシオンが始まります。


まずは2015年産を、樽から。


(1) Bourgogne Chardonnay "Hautes Coutures" 2015


トップバッターは、白のレジオナル、「オート・クチュール」。レジオナルにしてはリッチで、それなりの酸もあり、とても良いバランス。2015年というヴィンテージに期待できると思いました。(○)



(2) Meursault Tessons 2015


次はテッソン。これは素晴らしい。一本の太い芯が味わいの中心を貫き、非常に凝縮感のある味わい。これは是非とも手に入れたいキュヴェ。(☆)



(3) Chassagn-Montrachet Premier Cru La Romanée 2015


買いブドウのシャサーニュ・ラ・ロマネ。ピュリニーよりもサントネイに近いところに位置する標高の高い畑。パトリックさん曰く、クリマの中腹のブドウだそうです。パイナップルの香味。買いブドウだからか、テッソンほどのインパクトはなし。(○)



(4) Meursault Premier Cru En Bouches-Chères 2015


このドメーヌのフラッグシップの一つ、というかパトリックさんが最も目を掛けているブーシュ・シェール。飲んで一番感じたのは、そのスケール感。我が家も毎ヴィンテージ取り揃えていますが、2015年はかなりのビッグワイン(悪い意味ではなく)だと思います。(◎)




続いて、2014年産をボトルから。ちょうど瓶詰が終わったばかりのようです。


(5) Meursault Vieilles Vignes 2014


まずは村名ムルソーから。2015年を飲んでないので正確な比較ではありませんが、2014年の白は良いですね。適度に丸みがあり、エレガントで、それでいて凝縮感のある味わい。こういう味わいをフィネスがあると言うのでしょう。パトリックさん曰く、2014年も雹害により苦労した年で、このキュヴェは60%を失ったとのこと。なるほど。



(6) Meursault Tessons 2014


樽でも頂いたテッソン。2015年と比較すると、一本の芯が貫く味わいの形は全く同じ。ただ、2015年的なリッチさよりもエレガント側の味筋で、やはり2014年の白は良いなと納得する味わい。(◎)



(7) Chablis Premier Cru Les Lys 2014


初ヴィンテージのレ・リス。こちらも買いブドウ。昨年訪問した際にこのキュヴェがあるのを知り、是非飲んでみたかったのです。飲んだ感想は・・・、正直なところ期待したほどではありませんでした。シャブリらしくつるんとしたテクスチュアですが、レ・リスに期待したい緻密さや冷涼さは感じられず、ややふっくらとしていて味わいの輪郭がぼやけていたように思います。



(8) Chablis Grand Cru Vaudesir 2014


ヴォーデジール。シャブリは皆買いブドウではありますが、これは旨いです。さすがはグラン・クリュ。力強さ、エレガンス、果実、骨格、旨みと全ての揃っている味わい。パトリックさんに「シャブリは遠いから輸送による劣化が心配では?」と聞いたら、「冷蔵トラックを使っているから問題なし」とのこと。(☆)



(9) Chassagn-Montrachet Premier Cru La Romanée 2014


再びシャサーニュ・ラ・ロマネ。ぽちょんとした味わい。しっとりとした印象があるのは2014年らしい。(○)



(10) Meursault Premier Cru Les Charmes 2014


次はシャルム。さすがに、シャルムはふっくらとしています。でも、膨らみというより、広がり感のある味わい。自分的にはシャルムより、グット・ドール、ブーシュ=シェールかな。(◎)



(11) Corton-Charlemagne Grand Cru 2014


コルトン=シャルルマーニュも買いブドウ。しかし、ヴォーデジール同様に旨い。ミネラルの凝縮感が半端ではないです。力強さとエレガンスの共存。パトリックさん、これはLe Charlemagne(アロース=コルトン村の南西向き区画)だぞ!と。西向きのEn Charlemagne(ペルナン=ヴルジュレス村)に比べると、素直で解り易い美味しさがあります。(☆)



次は赤です。



(12) Bourgogne Pinot Noir "Hautes Coutures" 2014


まずはレジオナル。ややタニックですが、バランスは取れていると思います。(○)



(13) Pommard "En Chiveau" 2014


ここはポマールも持っています。アン・シヴーは村名です。ポマールの谷のヴォルネイ側に位置する、北向きの斜面。エレガンスを感じます。ヴォルネイ的なニュアンスを感じるポマール。やや線が細くて頼りない感じ。



(14) Volnay Premier Cru En Santenots


赤のフラッグシップのアン・サントノ。この日、モンテリーから歩いてくるときに通った畑のどこかでしょう。Les Pluresか、Les Santenots Dessousか・・・。聞きそびれました。上の二つのキュヴェに比べると、さすがにプルミエ・クリュらしく、大きさ、密度を兼ね備え、甘みと旨みがあります。(◎)



ちなみに、コメントの最後についている(○)(◎)(☆)は、この順番で我々の好みによる評価です。


            パトリックさんと




醸造所内のとある棚

造り手がどんなワインを飲んでいるのかを見るのはとても面白いです。ビュイッソン家ではこんなワインを飲んでいたのですね。エチケット有は、左から、ボーカステルのCNdP1999、DRCエシェゾー、オーブリオン1990、オーゾンヌ1964、ピション・ラランド1988、ヴァランドロー(年不明)、アンリ・ボノーのパレット2000年代、そしてコート・ロティ・ラ・ランドンヌ2004などなど。結構ボルドーが多いですね。あと、ボトルに白で文字が書かれているのは自キュヴェ。テッソン'82、グット=ドール'55、シャルム'79、ヴォルネイ・サントノ'55など。盗み見、ごめんなさい。




この後、例のカップルが帰ってしまったので、パトリックさんに恒例の質問をしてみました。


・最近のヴィンテージをどう見るか?


 2011年 ⇒ 白

 2012年 ⇒ 赤(または白)

 2013年 ⇒ 白

 2014年 ⇒ 白

 2015年 ⇒ 赤


赤白どちらの年かっていう回答になってしまいましたが、凄く納得感があります。



・どのキュヴェが一番自分らしく造れたか?


 2013年 Bouches-Chères

 2014年 Bouches-Chères


なるほど、やはりBCですね。2013年はここで飲ませて頂きましたが、素晴らしかったです。今回2014年が飲めなかったのは、売切れてしまったからなんですね。だったら、もう日本で買うしかないですね。



最後に蔵元に多少残っていたキュヴェ(2014年産)を数本購入。





パトリックさんとカトリーヌさんに再訪を約束して、ドメーヌを後にします。


カトリーヌさんにタクシーを呼んで頂いたので、タクシーが来るまで近くを散歩しました(今回はマセタクはなしです(笑))。




ドメーヌの近くからピュリニー方面を望む

ドメーヌを出て少し歩いたところ。この道をそのまま歩いていくとピュリニー村に行き着きます。昨年行ったので今回は行きませんでした。中央に一本の樹が見えますね。あれがシャルムの樹です。ギヨームが教えてくれたっけ。





ムルソー・プルミエ・クリュの畑

右手の二つの丸い樹の奥がLes Gouttes d'Or、その左がLes Bouchères(この蔵ではBouches-Chères)とLe Porusot。



タクシーが来たのでボーヌに向かいます。


ボーヌ滞在の最終日だったので、最後の夕食も部屋で食べることにしました。ということで、夕方のボーヌでお買い物。


ボーヌの風景。



シャルキュトリーのライアール辺り。ここはしょっちゅう通ったところ。




ビストロ・ブルギニヨンの辺り。ここは結局行ってないなあ。



Passion Millot

ここがボーヌで一番のケーキ屋さん。もし、ボーヌに滞在することがあったら、是非ここでケーキを(笑)



さて、夕食です。



Mercurey Les Murgers 2014 Gouffier


ワインはメルキュレイ。実はこれ、ボーヌのショップでワインを結構買ったら、試してみてとプレゼントされたボトル。感想を伝える必要があったので、そのまま現地で開けてみました。いやいや、これが凄く気に入ったのです。フレッシュな赤果実と花の香りが満載で、それでいてミネラルがしっかりと感じられて、実に美味しいのです。これがまた、今回コート・シャロネーズのワインを見直すきっかけとなりました。フェイヴレイのメルキュレイもなかなかでしたし。



            Quiche

ケーキ屋さんのPassion Millotで買ってみました。ケーキ屋さんのキッシュって美味しそうだから(笑)。果たして、確かに生地が繊細でとても美味でした。




            Pasta

ワインがメルキュレイだったので、イタリアンで(笑)。Casino(コンビニ)の生パスタと瓶詰めのパスタソース(リコッタチーズとトマト)で。これも結構美味しかった。フランスではチルド食品も結構本格的な味がするので、気に入っています。



ついでに、翌朝のプティ・デジュネ。



Croissant

毎朝クロワッサンをブーランジェリーで買ってくるのがボーヌ滞在中のルーチン・ワーク(笑)。買うお店もほぼ毎日変えてみました。それぞれのお店毎に特徴はあるけれど、いつも焼きたてなので、基本、美味しい。




            Gateaux

実は前の晩の食後に食べようと思って買っていたPassion Millotのガトー。でも食べきれずに翌朝に持ち越し(本当はいけないのですが)。こちらは"ICHIGO"という名前のガトー・フレーズ(イチゴケーキ)。店の人が「イチゴ」と発音したので、びっくり。「あ、それ日本語だよ」って咄嗟に返事しちゃいました。なかなかの美味しさでしたよ。奥はエクレア。



ということで、長かったドメーヌ訪問記、これでやっと終わりです。


でも、もう一話だけ。最終日のパリでの食事の話だけ追加して、今回の巻を終わりにする予定です。



つづく・・・。




Domaine de Suremain à Monthelie

ドメーヌ訪問の最終日。午前1軒、午後1軒です。


 

まず向かったのはシャトー・ド・モンテリー。ドメーヌ・ド・シュールマン。


昨年、伊勢丹グランド・カーヴにおられるKさんが紹介してくれたここの2001年が、とても気に入りました。熟成具合が見事で、大きくも小さくもない絶妙な味わいに、これぞブルゴーニュの喜びだと思いました。


そんな経験があったので、今回の訪問の候補にしていたのです。Website に喜んで訪問を受ける旨が書いてありましたので、メールで連絡してアポを取りました。


ボーヌからはタクシーで向かいます。いつも苦労していますが、今回はボーヌ駅に行けば見つかるかもと思って行ってみました。しかし、なかなか見つからず。そこで、駅前のホテルに入ってお願いしてみました。どうやら、そういう客が多いらしく、3ユーロでタクシーを見つけてくれるとのこと。早速お願いして、無事に乗ることができました。


ところが、現地に着くのに一苦労。英語の通じない運転手さんに”Château de Monthelie”と伝えることができたと思ったのが失敗の元。現地の地図を印刷した紙を見せながら話したのですが、実は午後に行く予定のムルソーの住所が記載されていたのです。運転手さんは、我々の言葉も聞かず(わからず)、地図も目に入らず、余計な情報だったムルソーの住所のみを目敏く見つけて頭に入れてくれたのでした(苦笑)。


すっかりモンテリーに向かっているものとばかり思っていた我々が、実はムルソーに向かっていることに気づいたのが、ムルソー村に入る直前。そこで、「ここじゃない、ここじゃない」と身振り手振りで説明し、やっとモンテリーに方向修正してもらったのでした。


しかし、Monthelieって発音が難しい!




ドメーヌの正門

 

さて、ここがドメーヌの入り口です。



表札

 

半透明のアクリル板を使った表札。なかなかお洒落です。



ドメーヌの敷地

 

とても広い敷地です。そして、立派なお屋敷。さすがはシャトーと名づけているだけのことはあります。




屋敷(シャトー)

 

1746年に建築されたとのこと。当時はまだSuremain(シュールマン)家の所有ではありませんでした。シュールマン家が継承したのが1903年、現当主のEric de Suremain(エリック)さんの曾祖父だったとのことです。そして、エリックさんのお祖父さんが、このChâteau de Monthelieを商標として登録し、ドメーヌで醸造されたワインの名前にし、現在に至っているとのことです。現在のエチケットにも、しっかりとChâteau de Monthelieを記載されています。


さて、この日、我々の相手をしてくれたのが、エリックさんの奥さんのDominique(ドミニク)さん。メールのやり取りもドミニクさんでした。ドミニクさんがここのビジネス面を担当しているのです。



            醸造所への入り口

 

ここから醸造所に入ります。



醸造所内

 

階段を下りると、醸造設備などが目に入ってきました。




タンクと治工具

 

赤いのがおそらくイノックスタンクで、その前の台にはジョイントなどの小道具がありました。その下の小さな容器は、ビオディナミの液を噴霧するためのものと思われます。



カーヴ

 

ここは全部で7つのアペラシオン(白3、赤4)を持っていますが、それぞれ大体6樽ずつ、すなわち1500本~2000本を生産しているとのこと。新樽比率は10~15%と低めにしているそうです。見た感じも、新樽は非常に少なく、かなり年季の入った古い樽が沢山ありました。



            エリックさん

 

ご主人のエリックさん。我々とちょこっと挨拶をすると、黙々と仕事をされていました。この方のトレードマークは帽子と半ズボン。今回もきちんとお召しになってましたね(笑)



たまごの孵化中

 

卵を大事に抱えている雌鶏。2.0kmのたまご?それとも5.0kmのたまご?もしや10kmのたまごでは?!ありゃ、それはポケモンGOのやり過ぎでしょ(笑)




デギュスタシオンの準備をするドミニクさん

 


さて、デギュスタシオンが始まります。出して頂いたのは2013年産。


今回は白と赤どちらからにする?と聞かれて、白→赤でお願いしました。白2、赤4です。


(1) Rully Premier Cru Meix Caillet 2013


こちらは白として、コート・シャロネーズのリュリーの一級を三種類持っています。まずはメイ・カイレ。

ミネラルを感じます。芯のある味わい。




(2) Rully Premier Cru Agneux 2013


白の二つ目は同じくリュリー一級のアニョー。こちらはやや豊満で丸みがあり、ピュアな味わい。




続いて赤に移ります。



(3) Rully Premier Cru Préaux 2013


リュリーは赤もあるんですね。プルミエ・クリュのプレオー。実にフレッシュな味わい。赤果実中心でピュアさがあり、酸も高すぎず丁度良い感じ。

前々日のFaivelayといい、ここSuremainといい、シャロネーズの赤の美味しさに感銘を受けたのが、今回の訪問の収穫の一つです。




(4) Monthelie 2013


そして、モンテリー。まずはコミュナル。

ややタニックで、力強さがあります。この感じだと、少なくとも2、3年は置いておく必要がありそうです。

このコミュナルには二種類のプルミエ・クリュが含まれています。Les Riottes(レ・リオット)とLes Barbieres(レ・バルビエール)。これらは2006年にプルミエ・クリュに格上げになったとのことですが、このドメーヌとしては、今まで通りにアッサンブラージュしてモンテリーとしてリリースした方が良いと判断したとのことです。やはり、格上げになったとはいえ、単独では心許ない場合は、やはりアッサンブラージュするに限ります。その方が味わいのスペクトルが広がります。




(5) Monthelie Premier Cru Le Clou des Chênes 2013


続いてプルミエ・クリュ。レ・クルー・デ・シェーヌ。

前のコミュナルに比べてスケールが大きくなります。酸も高いけれど、ボディも大きい。丁度、赤果実をかじっているかのような味わいでした。




(6) Monthelie Premier Cru Sur la Velle 2013


最後にフラッグシップのスール・ラ・ヴェール。我が家で開けた2001年がよかったというのが、このキュヴェ。大きさ、丸さ。そしてバランスの良さ。さすがはフラッグシップだと思います。2013年はまだまだです。ここはやはり10年以上の熟成が必要でしょう。

 




テイスティング・グラス

 

グラスはいかにもピノに合ったグラスでした。


最後にDominiqueさんとおしゃべり。


モンテリーというAOCは1935年に制定されたとのこと。それで、実はそれまではポマールやヴォルネイとして売られていたとのことです。地続きのヴォルネイならわかりますが、ポマールとは!ドミニクさんはモンテリーに大きな魅力を感じていて、他のメジャーなアペラシオンを羨ましいとは思わない、自分にとっては最高のモンテリーを造ることが夢だとのこと。


また、恒例の質問に対する回答は下記の通りです。


・自分にとって最も良い、あるいは印象的なヴィンテージは?

 ⇒2010、2005、1999、1995、1992、1990年

  (所謂、赤の優良ヴィンテージですね)


・目指しているのは長期熟成させて飲むワインか、早めに飲めるワインか?

 ⇒長期熟成

  (これは納得)


・他の生産者と違うところは?

 ⇒ブドウの樹をとても尊重しているところ。ワイン造りの80%畑仕事で決まるから。

  (これはどの生産者も言っていることですが、ここへの拘りには相当自信があるのでしょう)




            Dominiqueさんと

 

初対面のときは超が付くほど真面目そうに見え、変なコメントでもすれば怒られそうで結構緊張したのですが、テイスティングしているうちに緊張感が解けてきました。ドミニクさんも最後は楽しそうでした。我々の後に仕事のアポがあるとのことでしたが、そちらは「楽しくない~」そうです(笑)



ドミニクさんにお礼を言って、ドメーヌ、いやシャトーを後にします。


ムルソー村に向かう道中、ドメーヌの方向を振り返りながら歩きました。




ドメーヌの正門方向を望む

 

整然として綺麗な村です。前日のサヴィニーとはまた違った趣きのある街並み。綺麗なところは同様ですが、サヴィニーよりもカチッとしていて角ばっている印象。いや、ワインもそんな感じなので(笑)



案内標識

 

あまり馴染みのない名前が並んでいますが、Suremain以外はPotinet-AmpeauやDarviot-Perrinくらいかな、聞いたことがあるのは。




モンテリー村への入り口

 

モンテリー村は山の上にあります。村への入り口には石で作られた壁にMonthelieの文字が浮かんでいます。カッコイイですね。その奥には垂直式のプレス機。




モンテリー村への入り口

 

入り口をもっと引いて撮影。目の前の大通りはヴォルネイのプルミエクリュ畑のど真ん中を通って、オークセイ=デュレスに続く道路。




ムルソー方面

 

こちらの道を行くとムルソーに行きます。



農道

 

我々は歩きなので、こちらの農道を使います。車通りも少なく、のどかな道です。歩いたのはこの右側の道。左側の道はヴォルネイ村との境界となる道。だから、ここはモンテリー、ヴォルネイ、ムルソーの三つの村が接する交差点なのです。



ムルソー方面

 

もうムルソー村に入っています。左手奥がヴォルネイ=サントノ・デ・ミリュー。右手方向にはムルソー・プルミエ・クリュ・レ・クラ。




サントノ周辺からムルソーの街の方向を望む

 

ムルソー村の北側の畑ですが、こう見てみるとかなり広大です。




Les Plures

 

ピノならヴォルネイ=サントノ、シャルドネならムルソー・プルミエ・クリュを名乗れる畑、レ・プルーレ。




村名ムルソーの畑

 

道の左側は村名(コミュナル)。この道の先がムルソーの中心部です。




            Les Pluresの続き

 

畝と畝の間に芝生を植えている箇所がありました。なかなか綺麗です。が、ブドウにとって良いことなのかな?結構離しているから大丈夫なのかなあ・・・。




コミュナルの畑

 

左も右もコミュナルです。左はLes CorbinsというLieu-ditで、右のクロに囲まれたところはLe Crominという名のLieu-dit。どちらも知りませんでした。左奥の畑は、La Barre DessusやEn la Barreがあります。こちらは有名ですね。





Le Cromin

 

畑への入り口ですが、クロが新調されていました。やっぱり、結構価値のあるコミュナル畑なのかも知れません。




ブドウ樹

 

ここも例に違わずやられていました。




            ムルソーの街の入り口

 

畑を歩いていたら、程なくムルソーの街の入り口に来ました。




ムルソーの街

 

ここがほぼ中心部です。




ワイン屋さん

 

Cave des Vieilles Vignesという名のショップ。



Hotel du Chevreuil

 

ここは確か、コシュ・デュリが飲めるレストランとして、ちまりさんが紹介されていたホテル。




Restaurant Les Arts

 

次のランデヴーまでかなりの時間があるので、ここでデジュネをすることにしました。


ここはアントレ+プラ(またはプラ+デセール)で14ユーロ。あるいは、アントレ+プラ+デセールで17ユーロ。




Entrée: Terrine du Chef

 

アントレはテリーヌ・デュ・シェフ。ワイルド系の味わいですが、結構美味しかったです。




Pain

 

パンは至って普通。



Plat1: Tartipoisses "tartiflette à l'époisses"

 

Puligny夫はこちらのプラを。タルティフレットはフロマージュを使ったじゃがいものグラタンで、サヴォワ地方の郷土料理。サヴォワではルブロションを使いますが、ここはブルゴーニュ、もちろんエポワスを使います。リッチな味わいで、これは美味しい!



Plat2: Oeufs pochés sauce Meurette

 

いわゆるウッフ・アン・ムーレット。ブルゴーニュの伝統料理です。こちらはPuligny妻がオーダー。とてもシンプルな味わいだからこそ、美味しかったです。高級レストランで高級なウッフ・アン・ムーレットを食べたことがありますが、あれは宜しくないですね。この料理はこういうカジュアルなところで食べるのが一番です。




Dessert: Fromage blanc (à la crème ou au coulis de fruits rouges)

 

デセールはPuligny夫のみ。軽~いフロマージュ・ブラン。赤果実(たぶんフランボワ)のクーリ(ソース)。




            Café

 

まだまだ時間があるので、カフェも頂いてしまいました。テイスティングが近いとダメなのですが、数時間あると、大丈夫(だと思います)。



この後は、ムルソーの街の中を歩いて腹ごなし。今回最後の訪問に備えます。


次は3年連続で訪問している、あのドメーヌです。



つづく・・・。