イタリアからアラブ首長国連邦、海外旅行記~ドバイの歴史&世界一がドバイにたくさんある理由 | イタリア専門の旅行会社発、世界遺産に触れる海外旅行

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● イタリアからアラブ首長国連邦、海外旅行記~ドバイの歴史&世界一がドバイにたくさんある理由

こんにちは。内山奈美です。

前回の続きです。南イタリアから海外旅行したアラブ首長国連邦ドバイ旅行記。といっても観光名所情報の記事ではありません^^;



プライベートツアーでお世話になった、現地の旅行会社のイタリア語通訳ガイドSさんから伺った、UAEの歴史や文化、今ホットな話題等、ガイドブックに載っていないようなお話をお便りします。



昨年は連邦制確立50周年。

Sさんに教えていただいて初めて知りました。だから宿泊ホテルでも街でも万博見学でも50をよく見かけたのね~



50年前、見渡す限り砂漠だったこの地の首長に呼びかけ、インフラを整え、高層ビルが並ぶ世界有数の有名都市に発展させた

偉大な建国の父、初代大統領ザーイド氏。



今も国民に大人気で道や病院、学校の名前になったり、こんな風に肖像があったり。これも知らなかったら、誰?で終わっちゃいます。イタリアのガリバルディやカヴールにあたる存在なのでしょう。



キレイなドバイの街に50年前は砂漠が広がっていたとは、にわかには信じられませんが。少し郊外に出てこんな風景を見ると実感。

今なお発展中でどこもかしこも24時間体制で工事中です。ヨーロッパ人にも少しは見習ってほしい^^; 土木作業のお仕事は日中の方が暑くてキツイので、時給が高いそうですよ。なるほど合点。



では、なぜドバイが24時間体制で次々と「世界一」認定される、ステキな高層ビルやら観光ポイントやらを作り続けるのでしょうか。

理由はドバイにはもう石油がほとんどないため、石油に依存しない外資獲得手段として、観光立国の道を選んだから。

再び、なるほど合点。ヨーロッパと違い、歴史遺産はないので、世界一!ギネス認定!の枕詞で観光客を引っぱる作戦です。写真下は遠目からもひときわ目立つ世界最大の額縁ドバイフレーム。



こちらは私達が訪れた時点で世界一高いビル、ブルジュ・ハリファ。でも今、更に数m高いビルを同じドバイに建設中だそうです^^;

このビルは建設ラッシュで資金不足に陥ったドバイを援助した、アブダビ首長ハリファへの感謝を込め、直前にビル名称が変更された、というおもしろエピソードもお話下さいました。



なおこのビルは世界最大のショッピングモールと繋がっています。

ドバイは徳島県ほどの小さな街なのに世界一がいっぱい!




鷹がアラブを代表する鳥であることも教えて下さいました。

そう言えば宿泊ホテルのチェックイン中にも映像で見かけたし・・・



万博のUAEパビリオンも鷲をイメージしたデザインだったし・・・



砂漠ツアーでも鷲との撮影イベントがありました。鷲は歴史的にも伝統文化的にも、アラブの人々にとって大切な存在だそう。

Sさんに伺ったお話がその後、そういうことだったのか~と旅の端々でなるほど合点することも多く。十数年ぶりに訪れたアラブ圏の旅でしたが、おかげ様で充実した体験となりました。



次回は旅のお楽しみ、グルメについてお便りします・・・続く

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