イタリアのプーリア州、6ヶ月半ぶりの登校再開と同時に、あの悪名高いヨーロッパ名物も再開・・・ | イタリア専門の旅行会社発、世界遺産に触れる海外旅行

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● イタリアのプーリア州、6ヶ月半ぶりの登校再開と同時に、あの悪名高いヨーロッパ名物も再開・・・

こんにちは。内山奈美です。今日は毒舌記事です。 

先週お伝えしましたようにここ南イタリア、プーリア州マルティーナ・フランカは9/24から新学期が始まりました。



登下校時の息子に会うのを楽しみにしている、通学路に面した家にお住まいのおじいちゃん、お肉屋さんやお花屋さんのオーナーと、毎日挨拶を交わす日常も戻ってきました。

コロナハイリスクのおじいちゃん達、3月初旬からずっと会えていませんでしたが。皆様お元気でよかったーーー



~ここから毒舌開始~

さて、ここまでは日常が戻って嬉しい部分。が、同時に悪名高い日常まで戻ってきました。それは・・・



イタリア、否、ヨーロッパ名物のストライキです!

学校開始日が確定するや、感染リスクがある、という理由でスクールバスドライバーが2日間に渡るストを決定。実施されました。もー私、頭の中???だらけですわ。



このご時世、感染リスクないお仕事はごく僅かだと思うよ?

夏以降、全ての公共交通が動いているのに、まさかスクールバスだけ感染リスクが高いわけじゃあないよね??

もっと長い時間、窓も開けられない密室で過ごす飛行機ですら、とっくのとんまに再開しているよ???


ロックダウン中の3ヶ月半+3ヶ月もの夏休みバカンスをしっかり堪能し、公務員だからもちろんその間、お給料もちゃんともらっておきながら今頃何言っとるんじゃ、て感じですわ・・・



もちろん正当なストはいいんです。イタリアは民主主義国家ですし、ストは労働者の権利ですから。日本のようにブラック企業があるのにストがないのも逆に怖いし。

問題はサボるための言い訳に権利やコロナを悪用する人!



前々回の記事でお伝えした息子の先生のように、コロナ後の方が遥かに超過勤務されたかたもいらっしゃる反面。コロナで働かない絶好の言い訳ができた、と考える人も残念ながらいるようです。



建築会社を経営している夫もそういう輩の被害者です。仕事の許認可やペーパーワーク等、お役所とのやり取りも多いのですが

リモートワークを絶好の隠れ蓑に全然仕事しない人が多い!

とホトホト困り果てています。書類は止まったまま、役場の担当者とアポが取れたらミラーコロ(奇跡)!だそう。



イタリアの名誉のために書くと、日本でのステレオタイプのイメージとは違い、働き者でまじめな人もたくさんいます。それは工房見学等をガイドさせていただいたお客様にも、よく驚かれます。

むしろ経営者や職人さんは日本人より熱心なくらい働き者。



本記事の写真にある、旅行会社プーリアインカミングのご案内先のチーズ、オリーブオイル、ワイン生産者、送迎会社のドライバー、伝統工芸作家等、日本のお客様も感心されるほど働き者です。



でも成果が直にお給料に反映されるわけではないお仕事(公務員、従業員等)のイタリア人従事者はいっちょ前に権利は主張するのに、いかにしてサボるかばかり考えている人が少なくない・・・



BLM運動やフランスの黄色いベスト運動で、泥棒や単に日ごろの鬱憤を発散したいだけの輩が、便乗して暴れた時も同じで・・・

権利を悪用する人がいると、正当な権利を主張している人まで、一括りで見られてしまうことがあるので大迷惑ですね。



学校が始まり、ようやく少し日常が戻った気がしますが。戻らなくてもいい日常=スト、まで同時に戻ったのにはトホホです^^;

ヨーロッパ海外旅行で誰もが遭遇の可能性あるストライキ、できるだけ避けるためのオススメ対策はこちらでご紹介しました


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