イタリアのコロナワクチン接種状況~ヨーロッパ連合の強みと安心感 | イタリア専門の旅行会社発、世界遺産に触れる海外旅行

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● イタリアのコロナワクチン接種状況

こんにちは。内山奈美です。

以前お便りしましたようにここヨーロッパは昨年末から、イタリア含む多くの国でコロナワクチン接種が始まりました。

イタリアの接種は主に以下の4段階の順で行われます。

1.医療従事者、80歳以上の人

2.60歳以上の人、感染すると重症化リスクが高い持病がある人

3.学校関係者、エッセンシャルワーカー

4.上記以外の人

出典はこちら(イタリア語)



接種が予定より遅れ気味で、先月末はアストラゼネカ社ワクチンが直前に・しかもはっきりしない理由で、期限内に供給できない、なんて言われたり・・・一筋縄ではいかない模様。

ただ欧州連合はアストラゼネカに対し、今になって供給できないとは認めるわけにいかない、と即座にきっぱり抗議。是正を迫りました。結果、予定数にはまだ満たないものの改善されています。



なんかね、こういうの見ていると感じるのは・・・

EU、文字通りヨーロッパの国々が連合してモノ申せる強み。




そしてこのコロナ禍にヨーロッパ、イタリアに住んでいる者としてずっと感じていることは

国が何も隠し立てしていない・(外国人である私も)イタリア住民として平等に国に守られている、という安心感です。



イタリアではコロナ初期から膨大な検査をし、コロナが直接の死因でなくても、陽性だった人はコロナ死者数としてカウントし(高齢者の多くがこれに該当)、公式発表しています。

公立病院はコロナに限らず普段から無料、又は低額で富める人にも貧しい人にも同じ治療を施しています。



イタリアだけでなくヨーロッパ全体を見ても思うことは同じ。

まず、各国で既に昨年末からワクチン接種が始まっています。

イギリスでコロナ変異種が見つかった時は直ちに公表されました。

接種は無料で貧富や地位に関係なく平等に受けられます。国の主だろうが女王陛下だろうが、自分の順番を待って接種です。



これらと正反対だと思うのが例えば・・・

コロナの発生源ではない、とまーだ言っている中国。

専門家の意見を無視し、コロナをバカにし続けた挙句、いざ自分が感染したら、一般人にはとうてい支払えないような高額の最新治療で治し、得意がっているような輩が大統領だったアメリカ。



日本も接種の開始日程さえ未だ決まっていないですよね・・・ 本当の先進国とは?国力とは?? 思わず考えてしまいます。

公表されている数値によればヨーロッパより日本はマシな状況。でも日本の友人や元お客様から、国の対応に満足、と言うお声が全く聞こえないのは、不透明なことが多いからかもしれません。



明日は既に接種完了した医師の友人の、興味深い話をお便りします・・・続く

※写真はワクチン接種キャンペーン頁よりお借りしました。

キャンペーンのシンボルであるカワイイお花にちなみ、イタリアの美術・博物館、図書館が所蔵アートとお花を組み合わせたステキなポスターで、キャンペーンを応援しています。何とも美しい!


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