筋肉痛とわかさ
ドアが勢いよく開く音で目が覚めた。
仰ぎ見ると、
「お店の方、今日はカード大会はないの?間に合うの?」
後手でドアを閉めながら家内が言った。
僕の頭は錆ついたぜんまいのように、
ぎしぎし音をたてながらゆっくりと回転した。
んっ? あったかな? あったような気がする。
あ~、あるよな~。
時計を見ると、10時過ぎ。
僕が店に行くのは11時。
ちょうどいい頃合だ。
以前にも書いたが、僕は目覚ましを掛けたことがない。
思惑の時間には、しっかり目がさめる。
特技と言ってもいいのではなかろうか。
今朝は、ちと様子が違った。
家内に起こしてもらうなんて、どうもおかしい。
10時には店にカードに詳しい御方が来ていて、
あれこれ手際よく準備をしてくれている。
でも、兎に角、起きなくちゃ。
それにしても爆睡した。
いつものように、起きあがろうとしたら、体中が痛い。
筋肉痛?それとも風邪か?
ノドは痛くない。鼻もでない。熱っぽくもない。
顔を洗いに行こうと思うのだが、
右手と右足が同時に出るようなぎこちなさだ。
少し頭が回転しだすと、
昨夜、久しぶりに剣道をしたのを思い出した。
アハハハ・・・筋肉痛だ。
一晩明けて、筋肉痛を起こすなんて、
それは若さの象徴ではないか。
すっかり嬉しくなった僕は、
台所にいる家内の所にナンバ歩きをしながら報告にいった。
「ねえ、体のあちこちが痛いねんな。
やっぱり、僕は二十歳くらいの若さを
持続しているんじゃないかと思うねんな」
「30分程度、子ども相手にしただけで、どれだけ爆睡してるの」
と、そっけない家内の態度。
「よく寝るのは若い証拠だって言うじゃないか」
「もう分かったから、都合のよいように解釈しなさい。早く用意して」
家内は、全然とりあってくれない。
しからば、子供たちに話さねば。
子ども達の所に行こうとしたら
「時間が迫っていても、段取りできない所だけ、
若いときのままよ。早くしなさい」
と、家内の金槌のような言葉に打ちひしがれる僕。
くそっ、ぐれてやる。

仰ぎ見ると、
「お店の方、今日はカード大会はないの?間に合うの?」
後手でドアを閉めながら家内が言った。
僕の頭は錆ついたぜんまいのように、
ぎしぎし音をたてながらゆっくりと回転した。
んっ? あったかな? あったような気がする。
あ~、あるよな~。
時計を見ると、10時過ぎ。
僕が店に行くのは11時。
ちょうどいい頃合だ。
以前にも書いたが、僕は目覚ましを掛けたことがない。
思惑の時間には、しっかり目がさめる。
特技と言ってもいいのではなかろうか。
今朝は、ちと様子が違った。
家内に起こしてもらうなんて、どうもおかしい。
10時には店にカードに詳しい御方が来ていて、
あれこれ手際よく準備をしてくれている。
でも、兎に角、起きなくちゃ。
それにしても爆睡した。
いつものように、起きあがろうとしたら、体中が痛い。
筋肉痛?それとも風邪か?
ノドは痛くない。鼻もでない。熱っぽくもない。
顔を洗いに行こうと思うのだが、
右手と右足が同時に出るようなぎこちなさだ。
少し頭が回転しだすと、
昨夜、久しぶりに剣道をしたのを思い出した。
アハハハ・・・筋肉痛だ。
一晩明けて、筋肉痛を起こすなんて、
それは若さの象徴ではないか。
すっかり嬉しくなった僕は、
台所にいる家内の所にナンバ歩きをしながら報告にいった。
「ねえ、体のあちこちが痛いねんな。
やっぱり、僕は二十歳くらいの若さを
持続しているんじゃないかと思うねんな」
「30分程度、子ども相手にしただけで、どれだけ爆睡してるの」
と、そっけない家内の態度。
「よく寝るのは若い証拠だって言うじゃないか」
「もう分かったから、都合のよいように解釈しなさい。早く用意して」
家内は、全然とりあってくれない。
しからば、子供たちに話さねば。
子ども達の所に行こうとしたら
「時間が迫っていても、段取りできない所だけ、
若いときのままよ。早くしなさい」
と、家内の金槌のような言葉に打ちひしがれる僕。
くそっ、ぐれてやる。
