クリスマスの夕刻にふと思う
クリスマスというのはなぜか大変で、
毎年、ローストチキン、寿司、ケーキなど
無駄とも思えるほど多くのものを買い込む羽目になる。
そんなお祭り騒ぎがあるからこそ、
子ども達もストレス発散になるのだろうが・・・
家内とどっしりと重い買い物袋を下げ
「やれやれ」と言いながら、駐車場に走る電線を見上げると、
一羽の雀が羽を休めていた。
彼を見ながら、僕はふと思った。
チュチュンガチュン、電線に雀が三羽とまってた。それを猟師が・・・
いやいや、違う。
なんぼほど古いねんな。
分からないよな。
あの雀が「おいら猫になれないものかねえ。
そうすれば、随分威張って道端を歩けるのに」
なんて願ったとしたら・・・
そして、その願いは突如として叶う。
電線にとまりながらにして、猫になってしまった雀。
食物連鎖の中では雀より優位に立っているはずなのに、
電線の上では雀より遥かに弱く危うい。
雀は、猫であろうとするが為に、
懸命に電線にしがみつくことになる。
もう二進も三進もいかない。
雀に戻れば楽なのに・・・
傍から見ると簡単な話である。
ところが、本人はそう簡単にはいかない。
折角手に入れたこの体。
簡単に手放してなるものか・・・と、なる。
人も似たようなものかも知れない。
あれこれ、着ぐるみで身を隠していても、
大概、誰が見ても本物と偽物の区別はつく。
しかし、人というのはおなしなもので、
そんな着ぐるみをとっかえひっかえしながら生きている。
多少の見栄や欲はあってもかわいいものだ。
何事も節度なのだろう。
きっと、自分もつまらないものを一杯背負い込んでいるのだろうと思う。
いくら考えた所で、自分は自分でしかない。
薄い紙を1枚1枚剥がしていくように
つまらない飾りを時間をかけて剥がしてゆくしかない。
クリスマスに似つかわしい殊勝な事を思う僕である。

毎年、ローストチキン、寿司、ケーキなど
無駄とも思えるほど多くのものを買い込む羽目になる。
そんなお祭り騒ぎがあるからこそ、
子ども達もストレス発散になるのだろうが・・・
家内とどっしりと重い買い物袋を下げ
「やれやれ」と言いながら、駐車場に走る電線を見上げると、
一羽の雀が羽を休めていた。
彼を見ながら、僕はふと思った。
チュチュンガチュン、電線に雀が三羽とまってた。それを猟師が・・・
いやいや、違う。
なんぼほど古いねんな。
分からないよな。
あの雀が「おいら猫になれないものかねえ。
そうすれば、随分威張って道端を歩けるのに」
なんて願ったとしたら・・・
そして、その願いは突如として叶う。
電線にとまりながらにして、猫になってしまった雀。
食物連鎖の中では雀より優位に立っているはずなのに、
電線の上では雀より遥かに弱く危うい。
雀は、猫であろうとするが為に、
懸命に電線にしがみつくことになる。
もう二進も三進もいかない。
雀に戻れば楽なのに・・・
傍から見ると簡単な話である。
ところが、本人はそう簡単にはいかない。
折角手に入れたこの体。
簡単に手放してなるものか・・・と、なる。
人も似たようなものかも知れない。
あれこれ、着ぐるみで身を隠していても、
大概、誰が見ても本物と偽物の区別はつく。
しかし、人というのはおなしなもので、
そんな着ぐるみをとっかえひっかえしながら生きている。
多少の見栄や欲はあってもかわいいものだ。
何事も節度なのだろう。
きっと、自分もつまらないものを一杯背負い込んでいるのだろうと思う。
いくら考えた所で、自分は自分でしかない。
薄い紙を1枚1枚剥がしていくように
つまらない飾りを時間をかけて剥がしてゆくしかない。
クリスマスに似つかわしい殊勝な事を思う僕である。
