レトロショップ成穂堂ケンの苦悩と爆笑の日々 -422ページ目

妻の才気?

今日は店は閉じているものの昼から事務所で処理しないといけない事があった。

その分、午前中はゆっくり過ごすつもりでいた。


ところが朝一番から、出入り業者さんから電話が入った。

「店の前にいますねんけど、シャッターが閉まってますねん」

「あのねえ、木曜日は店休日や言うてますやろ。それにうちの店の営業は昼からでっせ」

「ええ~、そうでしたか~~」

電話の向こうで、ニマニマ笑う業者Hさんの顔が浮かぶ。

「Hさんには負けますわ」僕はついつい笑ってしまった。

「分かりましたよ。で、今日は何が手に入りましたん?」

と、僕は着替えを探しながら言った。

「パソコン、開いてもらえます?先ほど画像を送りましてん」

「用意周到なことで。15分でそちらに向かいますわ」


やられたか、もうひと寝入りしてやろうと思っていたのに・・・


送られてきた画像を見てつくづく思うのは、

うちには古本屋らしからぬ品物が集まってくるという事だ。

今に始まった事ではないので、いいと言えばいいのだが・・・


やってきたのはコレ↓ SINGER足踏み式ミシン
$疾走する古本屋!成穂堂〔なるほどう〕店主の苦悩と爆笑の日々-ミシン




一段落ついた所で、同業のパインブックスさんとお会いした。

あれこれといつも、たゆまない努力をなさっているのに敬服する。

スタッフさんも増やされるとか。

僕はその真逆で店の運営を家族で行えるまでに、縮小し続けてきた。

この話題は、また別の機会に譲りたい。

こうしてブログを続けている内に、

様々な生き様の方と出会える事ができた。

それは、僕に少なからず仕事、人生をより深く考えるきっかけをつくってくれた。

パインブックスさんもそのお一人だ。

それは「今のままではいけない。やるべき事がある」という、示唆を与えてくれた。

とても抽象的な言い方だが、僕にとってそれは思いがけない出来事だった。


それはそうとして、成穂堂オリジナルブックカバーが

試作品から実売品へと昇格の気配を見せてきだしている。

基本的には着物地を使用していく。



以前つくった着物地を使って再試作。スピンもつけたりして・・・
疾走する古本屋!成穂堂〔なるほどう〕店主の苦悩と爆笑の日々-カバー1



ブックカバーだと簡単に出来そうだが、

意外に分からないような所での心遣いが必要なようだ。

何につけても小さな工夫は絶えず行わないとよいものが出来ないのだと実感する。


疾走する古本屋!成穂堂〔なるほどう〕店主の苦悩と爆笑の日々-カバー2



試作品を見て頂いた段階で「私、これ買います~」と言って下さる奇特な方もいらっしゃる。

量産出来ないうちは、ネームタグは作らずに走ろうと思う。

将来、ブックカバー専門店に発展するだけのものになるのか、

着物リメイクを謳うものになるのか?

はたまた、趣味の域を出ずに終わるのか?


見た目は以前アップしたものと同じようだが、色々と改良されている
疾走する古本屋!成穂堂〔なるほどう〕店主の苦悩と爆笑の日々-カバー3



誰にでも、きっと何かの「才」というものが眠っていると思う。

そして、誰にでも波に乗る「気」というものがあると思う。

家内のこの小さな小さな試みを応援してやりたい。