レトロショップ成穂堂ケンの苦悩と爆笑の日々 -411ページ目

生き方

「本当にこんな事をしていていいのだろうか?」

商売をしていて、ふとそんな疑問がわくとき程、焦る事はない。

下世話な話だが、誰しも霞を食べて生きていける訳ではない。

否が応でも、道具としての経済力を得る必要がある。

そこには目先の利益を優先したくなる自分がいる。



こうして、自分の柱がぶれそうになる時は

先人の教えが書かれた本を取り出す。

或いは歴史小説を読む。

そうすると、徐々に落ち着きを取り戻せ、

「何を目指して今の仕事をしているのか?」

が、ちゃんと見え出す。

一つの事を一生やり続ける意思の強さを持つこと。

それは「知恵」や「知識」が及ばない所にあるような気がする。

ドキュメンタリーTVを観ていても、本を読んでいても

強い信念を持って、一つの事をやり続ける人に僕は感動する。

そして、僕もそのような強い信念を持ちたいと思う。

一つの事をやり続けたからといって、

それが将来富をつくるかなんて分からない。

名を得るかなんて分からない。

そんな事はどうでもよい。

それどころか、思いを成し遂げずに終わってしまうかも知れない。

だけど、熱い思いを語り続け、やり続けると

その思いは誰かに継がれていくような気がする。

この余りにも貧弱な体はやがて消えていくだろうが、

自分が目指したものが本物であり善行であるなら、

その心は脈々と次代へ引き継がれていくはずだ。


こうしてグダグダ考えたあとに、一つの言葉が浮かぶ。


「凛とした生き方をせよ」