校舎に響く悲鳴
時は少し遡り、8月中旬。
「ただいま~」という声が遠くでした。
夢をみたかと思い、僕は再び目を閉じた。
今度は廊下をドタドタと歩く音が近づき、そして遠ざかって行った。
やけに現実味を帯びた音だ。
僕は片目を開け、掛け時計を見た。
10時20分・・・寝ていたか・・・
昨夜からキャンプに行っていた、三男が帰って来たようだ。
キャンプと言っても、場所は小学校の校庭。
学校とPTAが面倒を見てくれて、
校庭にテントを張って、キャンプファイヤーを行う。
キャンプと言えば、カレーが定番。
子ども達で薪を割り、火を起こし、
大騒ぎして作るのだが、
見ている役員の方々はハラハラし通しのようだ。
そして、すっかり日が落ちると、校舎内で肝試し。
夜の校舎と言うのは案外怖いらしい。
帰省先のない子ども達の為にと、
6、7年前から始まった在校生向けのイベントなのだが、
今は、みんなこのイベントに参加する事を前提に
夏休みの予定を組むみたいだ。
普段、泊まれない学校に泊まり、校庭にテントを張る。
考えただけで楽しい。
自宅と学校は目と鼻の先なので、
子ども達の元気な騒ぎ声が聞こえてくる。
夜になり「キャァ~~」という、声が聞こえてくると、
何だか僕までそわそわしてくる。
家内に「小学校に様子を見に行こう」と言うと、
門は閉まっていて立ち入り禁止だと言う。
では、金網越しにのぞきに行こうと言うと
「不審者として通報されるわよ」と。
確かに、それはあり得る。ここはぐっとガマン。
毎年、こうして楽しい思い出を子ども達に残してやれるのも、
地域に住まう人々の温かさだと思う。
長閑すぎて商売には向かない町だが、住むにはいい町だ。
リビングに出ると三男が、興奮冷めやらぬ様子で、
キャンプの様子をしゃべり倒している。
兎に角、シャワーを浴びせると、少し落ち着いたようだ。
気持ち良さそうに床に寝転びながらあくびを一つすると
次の瞬間には小さな寝息をたてていた。
来年は遊びに連れていくから、もっと夏休みを楽しめ。
「ただいま~」という声が遠くでした。
夢をみたかと思い、僕は再び目を閉じた。
今度は廊下をドタドタと歩く音が近づき、そして遠ざかって行った。
やけに現実味を帯びた音だ。
僕は片目を開け、掛け時計を見た。
10時20分・・・寝ていたか・・・
昨夜からキャンプに行っていた、三男が帰って来たようだ。
キャンプと言っても、場所は小学校の校庭。
学校とPTAが面倒を見てくれて、
校庭にテントを張って、キャンプファイヤーを行う。
キャンプと言えば、カレーが定番。
子ども達で薪を割り、火を起こし、
大騒ぎして作るのだが、
見ている役員の方々はハラハラし通しのようだ。
そして、すっかり日が落ちると、校舎内で肝試し。
夜の校舎と言うのは案外怖いらしい。
帰省先のない子ども達の為にと、
6、7年前から始まった在校生向けのイベントなのだが、
今は、みんなこのイベントに参加する事を前提に
夏休みの予定を組むみたいだ。
普段、泊まれない学校に泊まり、校庭にテントを張る。
考えただけで楽しい。
自宅と学校は目と鼻の先なので、
子ども達の元気な騒ぎ声が聞こえてくる。
夜になり「キャァ~~」という、声が聞こえてくると、
何だか僕までそわそわしてくる。
家内に「小学校に様子を見に行こう」と言うと、
門は閉まっていて立ち入り禁止だと言う。
では、金網越しにのぞきに行こうと言うと
「不審者として通報されるわよ」と。
確かに、それはあり得る。ここはぐっとガマン。
毎年、こうして楽しい思い出を子ども達に残してやれるのも、
地域に住まう人々の温かさだと思う。
長閑すぎて商売には向かない町だが、住むにはいい町だ。
リビングに出ると三男が、興奮冷めやらぬ様子で、
キャンプの様子をしゃべり倒している。
兎に角、シャワーを浴びせると、少し落ち着いたようだ。
気持ち良さそうに床に寝転びながらあくびを一つすると
次の瞬間には小さな寝息をたてていた。
来年は遊びに連れていくから、もっと夏休みを楽しめ。