レトロショップ成穂堂ケンの苦悩と爆笑の日々 -371ページ目

リユース品を扱いはじめて思う事

本が売れなくなったと言われて久しい。

多分、それは本だけでなく、

様々な業種にも言える事なのだろうと思う。

当たり前だが、金銭を得る根っ子が枯れだすと

経済的に苦しむ家庭も増える。

憂いは決して喜ばしい事ではない。

だけど、売れないという事が、

忌むべき事だとは単純に言えない気がする。

僕はひよっ子の頃(今もさして変わらない)世にいうバブルを経験した人間だが、

あれは尋常ではなかった。

物は過剰に生産され、無理矢理付加価値をつけた物品がもてはやされた。

そうしながらでも、僕たちは物品のライフサイクルを縮め消費を促す事が、

経済を発展させる事だと信じていたのではあるまいか。

本とて同じような所がある。

兎に角、新しいものを出版し続ける事で、

この業界は発展しているように見えた。

過剰に紙が消費され、返本の山はやがて潰されリサイクルされる。

どれだけ多くのモノを持ったかという事が豊かさの計りなのだろうか?

多くの人はそれは違うと言いながらも、

そんなに生活スタイルを変えようとはしない。

人生を楽しむには趣味娯楽も必要だろうし、

生活に必要な最低限のものだけ持っていたらよいのだとは思わないが、

モノを大切にし、無駄に消費しない心掛けは必要だと思う。

最近、店に持ち込まれるリユース品を見てつくづくそう感じる。


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