レトロショップ成穂堂ケンの苦悩と爆笑の日々 -354ページ目

ひねもすのたりのたりかな

自宅では惚けたようにだらだらとしている。

自分で言うのもなんだが、

そんな僕でも店では四方八方に思考を巡らせている

・・・と密かに自負している。

結構、細々した節約なんかも考えている。

例えば、受注品出荷時の梱包資材。

これをこんな風に使えば、1点あたり何銭安くなる。

いやいや、こんな風にすればもう少し安くなる。

そうか、こうすれば梱包時間が、短縮できる。

みたいな事を思いついては試している。

かと思えば、仕事を離れ買い物に行くと、その節約感はどこへやら。

適当に気に入ったものを買えばよいという事になる。

家内も似たりよったりの所がある。

今日はこっちの店の卵が何円か安いと言ってはスーパーを渡り歩いている。

そんな事にはものすごく細かいのに、

甘味処オープンとか言って和菓子を買い込んできたりする。



ところで、つい先日のこと。

仕事仲間が、ちょっとした商材を見つけ、店にやってきた。

紙袋から何やらごそごそ出してきて

「これがね、そこそこ小遣いになるんですわ。

少し手間は掛かりますが、殆ど原価は掛からないんですよ」

「ほぅ、売れるものですか?」と、僕。

「こうして2,3個袋に詰めて200円程で売るんですけどね、月間5~6万円にはなるんですよ」

「という事は300個もセットするんでっか?毎月?」

「しれてますよ。KENさんの所もやりません?」

「んん~~。これを売るんでっか」

「お客からすると、ものすごく格安ですよ」

「ん~、その商品自体には問題ないですよ。

だけど、よっしゃ頑張って売ってみるかとは思わないかなあ。

僕には続かない気がするし、それを売っていても広がりがないでしょ」

「それはそうでしょうが、まず間違いなく5~6万円余録が入るんですよ」

「店前に自販機をこさえて、そこに放り込んで売ればええんちゃいます」

「相変わらず欲がないですね、KENさんは」

「まあ、気乗りするようなものではないですわね」

「へいへい、また面白いもの見つけたら連絡しますわ」

という事で、小遣い儲けを断った。


ちまちまと節約するより、余程効果があるのに。

商売人であるからには、

もっと金銭に敏感でなくちゃいけないだろうに、

僕はどうもそのあたりの能力が欠如しているようだ。

ひょっとして、商売人として致命的なのかも知れない。


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