レトロショップ成穂堂ケンの苦悩と爆笑の日々 -284ページ目

ぼちぼちやってる

メッセージを送って下さった皆様、

FBからコメント、メッセージを下さった皆様(リンクをはっている)、

それから足跡を残して下さった皆様、

本当に有難うございました。

皆さん、苦しさと悲しさを乗り越えて来られたのだなあと、

随分励まされました。



その後、母は奇跡的な生命力で回復しつつあるらしい。

「あるらしい」というのは担当医の話を聞いて「そうなのか」と思うのだが、

見た目の痛々しさは相変わらず変わらない。

また年が年なので、いつ急変するとも限らない。

覚悟はできているので、あとは母の思うようにしてあげたい。

命、お医者への冒涜と取られるかも知れないが、

何がなんでも生かすというのは、それが本人の望まない事でも、

それが最良の選択であり幸せなことなのか?と僕は疑問に思う。





ところで、店の方は母の事で店の営業時間は少々でたらめになっているが、

それを除くと普段通りバタバタとしている。

ただ、この所、昼食後一時間ほど爆睡してしまう。

店の補修工事に伴う売場変更が、体に堪えるのだろう。

大体、日中の店内温度は35℃~37℃ある。天井近くは40℃を超える。

棚の上によじ登ろうものなら、身体中から汗が吹き出る。

棚の高さは2.5m。天井まではさらに2mある。

棚の天と天井までの間、暖気の塊があるのがはっきり分かる。

いくら水分を補給しても追いつかない。

これには、流石に参る。

この夏休み、子供たちの応援を期待していたが、どうも様子が違ってきた。

長男はゼミが忙しく休み返上で大学に通っている。

三男は日々クラブ。

家内は母の病院に足繁く通ってくれている。本当に有難い。

唯一、二男だけ融通がきく。

という事で、7/中旬以降二男と二人で売場の手当を行っていたが、

昨日は僕一人で、大工仕事をすることになった。

何か淋しくもあるので、

「六角ボルト取って」

「りょう~かい。只今、取りに行って参ります」

「あっ、ドライバー、落とした」

「はい、拾いました~」

なんて、一人芝居をしながら作業をしていた。

いつの間に人が入っていたのか

「kenさん、大丈夫?」と、声がした。

よじ登った棚の上から下を見下ろすと、

ご近所さんが不思議な顔をして僕を見上げていた。

僕は驚いてアワアワしてしまった。

「いつからいましたん?」

「ついさっき。事務所をのぞいたらだ~れもおれへん。

何や奥の方から声が聞こえるので近寄ってみたねん。

kenさん、誰としゃべっているんかと思ったで」

(つまらないことだが、僕が育った大阪市内では「みてん」「やってん」とか「買ってん」などというが、

ここ堺では「みたねん」「やったねん」「買ったねん」と言う。僕はそれを勝手に「たねん弁」と呼んでいる。
大体、関西弁自体けったいなものだし、僕は商人言葉もまざっているし、どちらにしてもたいした変わりはないか・・・)

「あ~、いやいや、一人でトンチンカンチンしててもつまらかなったんで・・・」

「びっくりするがな。おかしな事しな」

と、ご近所さんは言って紙包みを差し出した。

「ソフトクリーム買ってきたねん。おりてきて食べや。4、5本あるさかい、残りは子供になと持って帰ったって」と。


しかし、正味、僕の方が驚いた。

店には2ヶ所、人の出入りを知らせるセンサーを設置してある。

何かの弾みで、どちらか一つが反応しないという事はある。

それが確かに、二つとも反応しなかった。

人間、年をとると時としてセンサーにも反応しないのか?

Sさん、生きてますよねえ・・・と、思わず質問してしまいそうだった。

これが夜中だったら、結構こわかったりして。。。