まるき書店OB会その2
2/27日18時30分。
まるき書店○Ⅹ店が入るビルの31F。懐かしのメンバー9人が集まった。
仕事の都合で2人が15分ほど遅れただけで、
他の連中は18時25分から30分の間に、目の前の壁から抜け出したかのように現れた。
見事なまでに、時間ギリギリに集まるというのは、昔と変わらない。
いざ会うと数十年振りの再会なのに、昨日も会ったかのように違和感がない。
誰しもそんなものかも知れない。
この記事をお読みになっているみなさんも、いくら時が流れても内面は20歳あたりのままじゃないでしょうか?
OB会はしみじみ語ったり爆笑したりで、あっという間に数時間が過ぎた。
兎も角、みなアホほど元気だった。ええ~!と驚くような仕事に就いている仲間もいる。
次回は各々が繋がっているOBに声を掛けて、盛大な忘年会をしようという事でお開きになった。
・・・はずが
宴の終わりに幼なじみMが
「みんな、kenのメールアドレスに連絡先など詳細を送って。kenがまとめて、みんなに配信するから」と、嬉しそうに言った。
みんな口々に「了解!」と。・・・ほんまかいな。みんないい加減だからなあ。
「ほんじゃ、僕がまとめます。ここに送信して下さい」と言って、僕は名刺を配った。
一番にあめさん(眩しすぎるほどの美女で我らがマドンナ)が
「kenくん、骨董品屋なの?本屋はどうしたの?だいたい、骨董なんて目利きできるの?」と、怖い口調で言った。
大姉御(まるきにこの人ありきと言われた方)が「だから、この子は野放しにしちゃいけないって」と、真顔で言った。
最後まで、仕事の事はうやむやにしていたのに。ハメられた。Mめ、謀ったな。
あかん、えらいものを配ってしまった。
「兎に角、何か始めるときにはみんなに相談なさい。いいね」と、姉御(世話焼きとは、こういう人をいう)が諭すように言った。
僕はその鋭い眼から目を逸らせて頷いた。
こういう時、男性は「ほぅ、kenらしいな」と言ってくれるが、女性は怖い。やたら、怖い。
あかん、あかん。矛先がおかしな方向に向かっている・・・
別れ際、昔と同じように「ほんじゃ、また今度」と、個々に散らばって行った。
僕は帰途につきながら思った。
先ほどの宴は本当に現実だったのだろうか?
おいらは数十年ぶりにまるき書店の仲間と再会して、大いに語り笑ったんだよな。
本当は時の歪みに呑み込まれていたのじゃないだろうか?
或いは、狐狸に化かされていたか?
時を行き来できるのなら、そうしたいものだ。
狐狸に化かされていたのなら、それもまたいいものだ。
半ば本気でそんな事を考えていたせいか、その夜、僕はなかなか眠つかれなかった。
夜空を見上げると、春先の朧月が流れる雲に幻影を映し出しているようだった。
まるき書店○Ⅹ店が入るビルの31F。懐かしのメンバー9人が集まった。
仕事の都合で2人が15分ほど遅れただけで、
他の連中は18時25分から30分の間に、目の前の壁から抜け出したかのように現れた。
見事なまでに、時間ギリギリに集まるというのは、昔と変わらない。
いざ会うと数十年振りの再会なのに、昨日も会ったかのように違和感がない。
誰しもそんなものかも知れない。
この記事をお読みになっているみなさんも、いくら時が流れても内面は20歳あたりのままじゃないでしょうか?
OB会はしみじみ語ったり爆笑したりで、あっという間に数時間が過ぎた。
兎も角、みなアホほど元気だった。ええ~!と驚くような仕事に就いている仲間もいる。
次回は各々が繋がっているOBに声を掛けて、盛大な忘年会をしようという事でお開きになった。
・・・はずが
宴の終わりに幼なじみMが
「みんな、kenのメールアドレスに連絡先など詳細を送って。kenがまとめて、みんなに配信するから」と、嬉しそうに言った。
みんな口々に「了解!」と。・・・ほんまかいな。みんないい加減だからなあ。
「ほんじゃ、僕がまとめます。ここに送信して下さい」と言って、僕は名刺を配った。
一番にあめさん(眩しすぎるほどの美女で我らがマドンナ)が
「kenくん、骨董品屋なの?本屋はどうしたの?だいたい、骨董なんて目利きできるの?」と、怖い口調で言った。
大姉御(まるきにこの人ありきと言われた方)が「だから、この子は野放しにしちゃいけないって」と、真顔で言った。
最後まで、仕事の事はうやむやにしていたのに。ハメられた。Mめ、謀ったな。
あかん、えらいものを配ってしまった。
「兎に角、何か始めるときにはみんなに相談なさい。いいね」と、姉御(世話焼きとは、こういう人をいう)が諭すように言った。
僕はその鋭い眼から目を逸らせて頷いた。
こういう時、男性は「ほぅ、kenらしいな」と言ってくれるが、女性は怖い。やたら、怖い。
あかん、あかん。矛先がおかしな方向に向かっている・・・
別れ際、昔と同じように「ほんじゃ、また今度」と、個々に散らばって行った。
僕は帰途につきながら思った。
先ほどの宴は本当に現実だったのだろうか?
おいらは数十年ぶりにまるき書店の仲間と再会して、大いに語り笑ったんだよな。
本当は時の歪みに呑み込まれていたのじゃないだろうか?
或いは、狐狸に化かされていたか?
時を行き来できるのなら、そうしたいものだ。
狐狸に化かされていたのなら、それもまたいいものだ。
半ば本気でそんな事を考えていたせいか、その夜、僕はなかなか眠つかれなかった。
夜空を見上げると、春先の朧月が流れる雲に幻影を映し出しているようだった。