笑う家内
家内が「スーパーで大変な魚の切り身が売っていた」と言う。
何か?と聞くと「シイラカンス」だと、興奮気味に答える。
「本当にシイラカンスと書いてあった?」と、聞き直すと
「シイラと略してあった」と。
平和だねえ、家内は・・・(笑)
シイラカンスとシイラ、各々の画像を見せ、説明しようとしたら、
家内はすでに吹き出して笑っている。
「きっとインド洋だかなんだかでは、普通に捕れるんだ。それでもって食べるんだ。
全然、生きてる化石なんかじゃない。死んでる切り身じゃない」と思ったと。
だけどそれはそれで、強ち間違いではなく、
シーラカンスは不味くて食べることが出来ない魚とされている。
たまたま網に掛かったシーラカンスを食べた連中がいたのだろう。
で「なんじゃ、こりゃ~~」と、叫んだ。
まあ、これくらい大雑把でなくちゃ、商売人の妻はつとまらないよな。
まあそんなこんなで、上半期が終わった。
順調に推移しつつあった売上も5月に起こったネット悪夢が6月も尾を引き、
いつものへっぽこ成穂堂に舞い戻ってしまった。
それもこれも実店舗の基礎を作ってこなかった自分に問題がある。
気分一新、後半期は基礎体力作りだ、と固く決心した。
7/1、いつもより早く自宅を出て、母に届け物をし、店に向かった。
朝の光が清々しかった。
気持ちよさように雲は流れているが、暑くなりそうな気配だ。
早起きは三文の徳というが、本当に何かワクワクするような事が始まるような気持になる。
偶然だろうけど、お客の入りもよい。
そして、一休憩しようと思った夕刻、思いもしない事が起こった。
今まさに、カップヌードルチリ味を食らわんとした時、
うちの店には似つかわしくないような紳士が入って来られた。
あと10分遅ければ、食べてしまえるのに。
気づかない振りを決め込むか?
いやいや、それは商道徳以前の問題だ。
頭の中を「食」への渇望が駆け巡る・・・
と、「すみません」とカウンターから声がした。
家内がニコニコ笑っている。
「分かったよ。もう1個あるよね」と言って、僕はカウンターに出た。
陳腐なドラマのように、ここで話を引っぱらねばなるまい。
続きは次回♪