オペレッタ「メリー・ウィドウ」のワルツ♪・・
先日、美術展に行ってきました。展示作品そのものもとても見応えがあり、静かな空間の中で一つ一つの作品と向き合う時間は、とても贅沢に感じられました。その中でも特に印象に残ったのが、会場に流れていたBGMでした。絵画や彫刻の雰囲気に寄り添うように、さまざまなクラシックの名曲がさりげなく流れていて、耳にも心にも心地よい空間が作られていました。しばらく歩いているうちに、そのBGMの中に「以前とても好きだった曲」が流れてきました。聴いた瞬間に懐かしさがこみ上げてきて、気持ちがふっと昔に引き戻されたような感覚になりました。ただ、不思議なことに曲名だけがどうしても思い出せません。知っている、確かに知っているはずなのに、名前だけが思い出せないのです。そのもどかしさを抱えたまま、美術展を後にしました。家に帰ってからも、その曲のことが頭から離れませんでした。幸いなことに、以前に歌ったことのある曲だったので、歌詞の一部は覚えていました。そこで、その歌詞を手がかりに検索してみることにしました。いくつか候補が出てきた中で、ついに探していた曲にたどり着きました。それは、オペレッタ『メリー・ウィドウ』のワルツでした。曲名を目にした瞬間、「やっぱりこの曲だったのだ」と、胸の中で静かに納得するような気持ちになりました。曲が分かると、今度はただ聴くだけでは物足りなくなり、ピアノで弾いてみたいという気持ちが強くなってきました。せっかくの機会なので、耳コピにも挑戦してみようと思います。耳コピはほとんどできませんが、メロディーを口ずさむことはできます。そのため、鍵盤を一音ずつ探しながら、メロディーを弾くことはできるはずだと考えています。まず最初に、メロディーを紙にドレミをカタカナで書き出すつもりです。いきなり楽譜に書くのは難しそうなので、頭の中を整理するための下書きのようなものです。それから、そのドレミを楽譜に書き写します。次にコードを割り振り、最後に左手をどうするか考えて、適当に伴奏をつけてみる予定です。文章にすると簡単そうですが、実際には一つ一つの工程で悩むことになるのだろうと思います。そこまで完成させるのに、何日かかるのかはまったく分かりません。初心者なので、思うように進まず、手こずることも多いはずです。それでも、少しずつ形になり、音楽としてまとまっていく過程そのものが、きっと楽しいのだと思います。最終的に弾けるようになったときの達成感を想像すると、自然と前向きな気持ちになります。美術展で偶然再会した一曲が、新しい挑戦のきっかけになるとは思ってもみませんでした。音楽との出会いは、本当に不思議で、そして日常を少し豊かにしてくれるものだと、改めて感じています。