『ラウルと試合すると、いつも私が負ける』
ラウルのサッカー人生は、常に批判と共にある。
そう記載したのは、スペインのMARCA紙であるが、
とりわけここ数年の彼には、その重圧が他のどの選手よりも
重く圧し掛かっていたに違いない。
すでにワールドクラスからは逸脱したと認識した多くが
『引責』・『生涯マドリー』という都合の良い言葉で
ラウルを引退に追い込もうとする中、
ドイツに足を向けた彼に「退職金稼ぎ」と皮肉をいう記者達もいた。
しかしだ。
ラウルは登場2試合目で、挨拶代わりの2得点を決めて見せた。
厳しい苦境に屈しなかったR・マドリー伝説の選手のDNAは
死んではいないことを見事に印象付けたのだ。
敗戦したバイエルンのファン・ハール(元バルサ監督)が
『ラウルと試合をすると、常に私が敗れる』
と宿敵ラウルの存在に白旗を振ったことには、
多くのマドリディスタが微笑ましい思いをさせられたに違いない。
さらに、チームの司令塔イバン・ラキティッチには
「彼にボールを預けるのは、
スイス銀行に金を預けるも同じこと。」
と言わしめたのもお見事だが、ラウル自身が
『あれこそ僕らしいゴールだ。
これまでも同じような軌道を描くゴールを奪ってきたが、
今日のゴールは、このクラブに入団以来、
温かく受け入れてくれているサポーター達に捧げたい。』
と心情を込めたシャルケのサポーター達に対しても
ラウル・ゴンサレスの価値と期待を大いに高める活躍だったに違いない。
確かに、彼のトップスピードは影を潜め、
レアル・マドリードでのキャリアは終わりを告げた。
だが、昨シーズンのほとんどをベンチ生活に費やしたにも関わらず、
決して怠ることが無かった日々の鍛錬が、
今日の年齢を感じさせないパフォーマンスを生み、
昨シーズン、終盤のサラゴサ戦で痛めた故障の後、
バカンス返上でひとり調整に励んでいたことこそが、
昨日のゴールに繋がっていることに、
我々は賞賛の声を上げるべきだろう。
この不屈の精神こそプロフェッショナル。
彼が、レアル・マドリードの象徴と言われた由縁である。
正直、真新しい紺のユニホームに袖を通すラウルは、
未だに見慣れることはないが、プレシーズンマッチを終え、
再び”ゼロ”からのスタートを切る彼の生き様からは、
多くを学べそうな気がしている。
クリックの協力お願いします
ラウルの左足は健在
しかも、2得点というおまけ付きとは恐れ入りました。
シャルケ04のユニホームで初のゴールを決めたのは、
バイエルンミューヘンとのトータルカップ決勝。
ラウルにすれば、
『相手にとって不足なし』
と言わんばかりの2点目のGolazoをご覧あれ。
これぞラウル。お見事。
やはり彼は、引退までの「のんびりなサッカー余生」を
過ごすためにドイツに渡ったわけではなかった。
やはり彼には、ゴールが良く似合う。

ゲーム後には
『プレシーズンで2試合続けて勝利を収めることができた。
いよいよ公式戦開幕に向けて、厳しい準備をする時だ。
特にリーグ戦は大事だが、我々は全てのタイトルを争う
に相応しいチームであるといえる。』
と意欲的なコメントを残したラウル。
白を脱ぎ捨てたベテランの新たな挑戦は、
すでに始まっています。
クリックの協力お願いします
親バカと白いユニホーム
今日は時間をたっぷりと使って息子の写真を整理していました。
ベストショットは現像して、
奥さんの実家に送ることにしたのですが、
我が家のデジカメに、両親のデジカメ。
さらにそれぞれの携帯電話で撮影された画像は
生後4ヶ月にして画像は増える一方。
重度の親バカ全開で撮影するのは良いですが、
しっかりと、マメに整理しないといけないなと
反省しました(^▽^;)
そんな我が家のチビ助の近況ですが・・・
とりあえず、気になって手に取るものは
ダイレクトに口元へ
迂闊にモノを散乱させておいたら
大変なことになりますね。
苦心の末、生み出される僕の顔芸には、
相変わらず最初だけ爆笑してくれます![]()
今や、彼の一番の楽しみは「ほふく前進」
日々視界を広げながら成長を促進させている
彼が逞しくも思えたり。
一方、遠くスペインからは、友人ビクトールの長男が
1歳弱にしてボールを蹴ったと連絡を受けました
これがその画像。
見事なフォーム。
髪の天パー具合は親父の遺伝そのものですが、
早くも父親を彷彿させる身のこなしなんだとか。
実に羨ましい。
というわけで、我が家も負けずに
無理やり着させた"El Blanco"(笑)
この子供用ユニホームが似合う頃には、
一緒にボールを蹴れるかな
こんな風にチビへの思いを馳せていると
新聞紙面から窺い知る『幼児虐待』や『育児放棄』など、
想像を絶する代物。
悲しいかな、この種のおぞましい事件が
多発している以上、世の中は”疑いの目”を強め、
周囲に対しての愛情を持った『監視』を
強化しなければいけません。
"Mr.エスパニョール"の新天地
あの最後の召集 から3ヶ月・・・
Mr.エスパニョールこと、ラウルタムードの移籍先が
ようやく決定したという報道です。
彼の卓越したゴールハンターとしての嗅覚と
その経験を買ったクラブとは
Real Sociedad。
昨日、タムードの獲得を正式発表したレアル。
契約期間は1年ながら、
この新シーズン、2部から昇格したばかりのこのチームにおける
タムードの存在は重要なものとなるはずです。
ビジャレアルから移籍し、
すでにチームに合流しているホセバ・ジョレンテとの
ツートップが機能すれば、見所の多いチームになりそうですね。
『エスパニョール、クラブ史上最大の功労者』
と呼ばれながら、志半ばでエスパニョールを
去ることとなったラウル・タムード。
念願だったスペイン国内一部のクラブへの移籍は、
古巣への恩返しをするチャンス与えられたともいえるはず。
『レアル・ソシエダ×エスパニョール』
今シーズン、楽しみなカードが増えました。
2009/2010シーズンを棒に振ってしまった
タムードの挑戦は、新たな章に突入です。
クリックの協力をお願いします
R・マドリー新加入は移民の子
サミ・ケディラ。
南アフリカワールドカップでの活躍が認められ
この度、レアル・マドリードに新加入が決定した
モウリーニョ期待のドイツ代表のスター選手です。
しかし、現在の華やかなスター選手に至るまでの
彼の半生は異色そのもの。
若かりし頃の彼は、ブランド物の服を買うどころか、
友人達とファーストフードを頬張ることすら許されなかったというケディラ。
1997年ドイツ人の母とチュニジア人の父の間に生を受けた彼ですが、
その父ラザーは、手に職を持つこともなく、
ドイツ語の知識も持たないままドイツに移り住んだ就労移民。
『父は学校ではなく、社会生活の中で言語を学んだんだ。
勉強もすることなく欧州に飛び込んだんだ、
困難は少なくなかったことだろう・・・』
と話すのはケディラですが、
この父こそ、6歳の彼に最初にサッカーを教えた
サッカーチームの監督だったそうです。
本職の冶金業の傍らにサッカーを教えていた父・・・
この家庭が貧困層に属し、決して裕福ではなかったことを
物語っているエピソードです。
近年、注目を浴びる傾向にあるボールフィードが出来る
司令塔的なMFではなく、
スペースを作り、走り回りながらゴールも狙える
イメージを与えるのがケディラ。
試合中、多くのプレーに絡む激しいポジションに位置取りながらも、
ワールドカップでは、5つのファールしか犯していないクリーンさも、
モウリーニョ新監督の目に留まった理由といえるでしょう。
しかし、現在米国のロスでプレシーズンを送っているマドリーは、
ケディラの他にシャビアロンソ、ディアラ、ガゴ、グラネロ、ラスという
5人のボランチ候補を抱えるオーバーブッキング状態。
今シーズンで契約満期となるディアラは移籍の第一候補と
なるのは明白ですが、この厳しいポジション争いの中で
ケディラが生まれ育った環境で身に付けたハングリー精神は、
大きな武器となることでしょう。
移民の子・・・
マドリーのみならず、世界で輝いたあの人を思い出します。
クリックのご協力お願いします














