El Diario ~青森にいながらスペインの話~ -100ページ目

文化を禁じられる重み

カタルーニャ州議会の決議。


賛成68票


反対55票


により決議決定されたのは、

2012年1月に施行される

カタルーニャ自治州における『闘牛禁止』である。



El Diario ~青森にいながらスペインの話~

ここ日本において

”スペイン”と聞いて思いつくのは?

と問えば、国民の大半が闘牛かフラメンコと答えることだろう。


この闘牛という危険極まりないスポーツが、

スペインのイメージ、あるいは広告塔を担っていると言っても

過言ではないはずだ。


その闘牛が、スペイン第二の都市バルセロナを中心とする

カタルーニャから消えてなくなるというのは何事か??


闘牛とは、ひとつ間違えば命を落とす

闘牛士の生死を懸けた冷酷な戦いであり、

その紙一重の駆け引きを楽しむ観衆にとっては、

『芸術』そのものなのだ。



El Diario ~青森にいながらスペインの話~


こんな記事を書いているが、

スペイン生活5年弱の自分は、闘牛など生で見たことが無い。


理由は簡単。

一見”残酷”に映るその様に抵抗を感じること。

さらに意外にも、入場料が高額であったことである。


ちなみに、今回の闘牛禁止は、

前者の「動物愛護」が大義名分となっている。


El Diario ~青森にいながらスペインの話~




確かに、その伝統的作法は牛にとって喜ばしいことではないだろう。


El Diario ~青森にいながらスペインの話~


しかし、


私は、この闘牛に執心するスペイン人を山ほど見てきた。


彼らは、行きつけのBarに集まってはTV放送に噛り付きながら

サッカー観戦さながらに大声で叫び声を上げ

素人目には理解不能な、闘牛士の一挙一動に猛烈な論争を始める。



あるご老人に言われたことがある


『”闘牛士が有利な戦い”なんて思っちゃいけない。


どの闘牛士も、死と向かい合う恐怖感の中で

"恐怖"と巨大な"雄牛"と戦うんだ。


El Diario ~青森にいながらスペインの話~


そんな極限状態での駆け引きを

芸術と呼ばずして何と呼ぶ?』


結局のところ、よそ者では理解に及ばないこの奥深さ。

これこそスペイン特有の『文化』と呼ぶに相応しいと思っている。


こんな重みのある伝統と歴史を兼ね備えた遺産ともいえる闘牛に、

「愛護」など横槍を入れる筋合いはない気がしてならない。


よりによってこの「闘牛禁止」が、

スペインで”初”の法改正であると耳にすると、

問題の本質は、政治的側面を持った地方分離問題に

起因しているのではないかと余計な詮索をしてしまう。


El Diario ~青森にいながらスペインの話~


W杯優勝で見たスペインの一体感は幻だったか!?


そういえばそのサッカースペイン代表の

エースストライカーダビド・ビジャは、

自らゴールを挙げると、


勇者である闘牛士に習ってCapote(マント)を

捌くような妙技を、度々見せてくれていた。


El Diario ~青森にいながらスペインの話~


その彼の新天地はFC.バルセロナ。


行き先の”闘牛禁止の地”では、

こんな味のあるパフォーマンスさえも許されないことだろう。


にほんブログ村 海外生活ブログ スペイン情報へ
クリックの協力お願いします

グティに相応しい環境

退団会見から僅か数日。


グティが新天地Besiktas入団会見を行うべく、トルコに到着。


真新しい14番のユニホームに袖を通した彼を待ち受けたのは、

数千人のサポーターでした。


その扱いは『英雄』そのもの。



El Diario ~青森にいながらスペインの話~

やっぱり絵になる。


そして、

そして、


昨日行われたプレゼンテーションは圧巻。

スタジアムに招き入れた多くのサポーターに

熱狂という歓迎を受けたのでした。




El Diario ~青森にいながらスペインの話~


昨年の今頃、ベルナベウで行われたC・ロナウドやカカの

お披露目など羨む必要がないほどのこの歓迎ぶりこそ、


『誰もがグティを必要としてる』環境。


彼が最も求めていた”必要とされたときの遣り甲斐”なのかもしれません。


この大観衆さえ敵に回す態度を取らなければ、

きっと彼はやってくれるに違いない。


El Diario ~青森にいながらスペインの話~


Guti Aleeee

Guti Aleeee

Forza Guti Guti Aleeee!!



 にほんブログ村 サッカーブログ リーガ・エスパニョーラへ
クリックのご協力お願いします

怒りたい時もある

遠くスペインのサッカー事情に気を取られている中、

生まれて4ヶ月のベイビーを見たい!と

先週末に妻の親友が初めて青森を訪ねてくれました。


小学校2年生の息子さんと1泊2日。

我が子もご機嫌でございました音譜


El Diario ~青森にいながらスペインの話~


せっかく訪れてもらった青森。


自然や美食。



El Diario ~青森にいながらスペインの話~


それに、間もなく開幕する「ねぶた」を味わってもらいました。



El Diario ~青森にいながらスペインの話~



そんな観光の最中の車中の会話。


小2の息子さん:

『○○さん、学校の先生なの?何の学校?』


私:「そうだよ。大学の先生だよ。」


『うそー!じゃあ生徒に怒鳴るの?』


「大学はね、先生はなかなか怒らないよ。」


『えっ?怒らないでどうするの?

 内緒でお母さんたちに電話するの?』


一同爆笑(笑)


あの子にとって学校の先生とは、

最後の手段において保護者に通報するのが専売特許であると

認識しているらしく。

子供らしい発想に、なんとも微笑ましい思いをさせてもらいました。


大袈裟に怒鳴れば”パワハラ”と訴えられる大学の教育現場。

そりゃぁ、時に怒鳴りたくなる時もありますよにひひ


大学は明日から試験週間。


度重なる試験官業務の中で、

僕の堪忍袋を逆撫でするような学生とは出会いませんように。


ブログランキング・にほんブログ村へ
クリックの協力お願いします

ラウルが思い描くR・マドリーであれ

昨日のラウルの退団記者会見の席で
出席者一同に公開されたプレゼンテーション動画です。



そして、ラウルが発した言葉全てをこちらで。
例えスペイン語がわからずともも、
ラウリスタなら見ておくべきでしょう。



彼の言葉を受けて、感じ取った心境を
記事にしたい気持ちもありますが、
この日の朝、練習場を訪れた際の
「号泣エピソード」などを耳にすると、
少々切なくて、なかなかそんな気分になれない自分がいます。

『マドリーでの栄光にすがる』ことを棄て、
サッカー選手として燃え尽きることを選んだラウル。


好きで選んだわけではないこの道。

その無念さは、彼の頬を伝った涙が全てを物語っていることでしょう。


ラウルはチームを変えることで、
まだまだ世界クラスの選手であることを実証することになるだろう


と語ったのはかつてのチームメイトである
ファン・ニステルロイですが、
こんな思い切った人生の選択をしたラウルには、
彼を見限っていたペジェグリーニや、多くのマドリディスタ達を
あっと言わせる活躍を見せて欲しいもの。

最後の会見の中で、

『la cantera del Madrid funciona,
está claro que nos gustaría que salieran más,
son momentos con ciclos,
pero está claro que saldrán.

マドリーのカンテラが機能を続ければ、
(僕の遺志を継ぐ選手が)現れるだろうし、
そうあって欲しいと思っている。
これらは巡り巡るものではあるが、
間違いなく現れるはずだよ。』

第2、第3のラウルの出現を予見…
いや確信しているこの発言こそ、
ラウルが現役選手としてマドリーに残したメッセージ。

 $El Diario ~青森にいながらスペインの話~

現役選手のラウルが、生え抜きの若手選手を弟子に従え、

プロのサッカー選手とは

レアル・マドリードとは

そんなことを生き字引として教え説く姿を
見たかったというのは、私の我がままだろうか。

ラウル・ゴンサレス・ブランコが思い描く
"カンテラ達が輝く"レアル・マドリードであれ。

 にほんブログ村 サッカーブログ 海外サッカーへ
クリックの協力お願いします



さらばRaul Madrid

$El Diario ~青森にいながらスペインの話~

サンティアゴ・ベルナベウで行われた
ラウルの会見は、スペイン国営放送TVEが
オフィシャルHPを通じて全世界に生配信していました。

会見を通して、
そしてラウルの涙から
感じ取ったこともありますが、
やはり今日は、彼の素晴らしい足跡を
皆で讃えようではありませんか!

…というわけで、AS紙が編集した
『Best of RAUL』。



この中に『ひとつの時代』を感じ取れる気がします。
ラウル時代の終焉…

さらば"Raul Madrid"。

 にほんブログ村 サッカーブログ 海外サッカーへ
クリックの協力お願いします