火の車
昨日9月29日は、スペインの警察が大忙しだった日。
欧州のほぼ全域で行われた欧州労連が
各国の財政引き締めに反対する大規模のデモを決行。
失業率が20%を越える悲惨な状況下にあるスペインは
強烈なゼネストが行われたわけです。
こんな時のスペイン人は本当に恐ろしい・・・
このような事態を予見した国民は
見せのシャッターを閉め、多くが外出さえも控える始末。
”9月23日 この事務所は閉店します”
街中のタクシーも”スト中のためクローズ”。
こんな理解者が少なくない中で、
デモ隊が街中に営業されている店を見つければ、さあ大変。
店を閉めるまで嫌がらせを続けます。
彼ら容赦し見過ごすのは、ホームレスの物乞いのみ。
『目的のためには手段を選ばない』
響きは良いですが、無防備な彼らが衝突するのは警官隊。
結局はお縄を頂戴するのがオチ。
勝つのは決まって警官隊です。
日本ではまず考えられない「国を巻き込むストライキー」は、
この日、一日の国全体の消費電力が通常の水曜日と比べ
17.8%も低下していたそうな。
ストがこの日の国の経済を停滞させてしまった
行為であったことが明白であることを考えると、
『君たちはそんなことをしている場合ではないのに・・・』
と余計な心配をしてしまいます。
一方、膨大な借金を抱えているにも関わらず
危機感や緊迫感に欠けるのは、ここ日本ですが、
経済危機による危機感が、
ゼネストによる火の車となって現れるスペイン。
一体、将来が明るいのはどちらの国民なのでしょうか。
R・マドリーに内紛か!?
シーズン開幕以来、新加入のスペイン人選手として
マドリディスタ達の期待を受け、
なかなかの評価を受けていたのがペドロ・レオン 。
このブログでは、彼がバジャドリード時代より
密かに応援を続けていたこの選手が、
チャンピオンズリーグAuxerre戦で突如召集外に・・・
この試合で、ベンゼマに代るスタメン出場待望論が沸き起こっていた
ペドロ・レオンだっただけに、このモウリーニョの意思決定に
疑問を持ったマスコミ陣が、試合直前の会見で追及を続けた場面も。
そこで彼が発言した
『つい昨日までヘタフェでプレーしていた彼は
マラドーナやジダンではない。』
という言葉が、スペイン国内で大きな波紋を呼びました。
本日発行されたMARCA紙のフアン・カルロス・ディアス記者の
記事によると、リーガ前節レバンテ戦に出場したペドロ・レオンは
モウリーニョから義務付けられた戦術を無視したことで
監督からの怒りを買ったのだとか。
しかも、翌月曜日、前所属チームであったヘタフェ監督の
ミッチェルの自宅に向かったことが判明し、
モウリーニョの制裁が下されたそうです。
チームにおける規律の重要性は理解できますが、
彼は決して”グティ”ではありません。
常にサッカーに対し真摯に取り組む彼のこと。
きっと現在の人間関係を修復し、
大観衆の前でその非凡な右足を披露してくれるに
違いありません。
ベストショット
今週より大学の校学期が始まり、
およそ2ヶ月ぶりのゼミがありました。
付き合いの長い4年生は、
さすが僕の喜ばせ方を心得ている。
「先生、お子さんの画像見せてください!」
見せますとも![]()
月曜日に撮影に成功したベストショット!
我ながら、我が子の最高の表情を捉えた
ミラクルな一枚。
改めて帰宅後に本人と対面すると、
まるで一日で蓄積された余計なストレスが
消滅していくような感覚を覚えます。
それにしても、
今日は朝から責任を抱える会議で辛かった・・・
改めて、考えを咄嗟に言葉にする難しさを
感じた一日でございました。
様々な感謝の念
今日、研究室を訪ねてきたのは、
この夏に上海への短期留学を終えた女子学生でした。
満面の笑みでその充実感を伝えてくる彼女。
帰国後も、知り合ったとなった現地の友人と
スカイプなどを通じて連絡を取り合っているといいます。
中国と言えば、尖閣諸島問題で
嫌がらせにも似た対立関係にまで発展している国。
『全ては地検の判断』
見え見えのハッタリに対し、
今日の朝日新聞は、菅総理から「早急の対応」を迫る
圧力があったことをスクープしています。
船長釈放後、数日発っても硬化する中国の対応。
反日運動の抑止どころか、
拘束された邦人の釈放すら目処が立っていないという状況に、
果たして現在の弱腰政府はいかなる対応ができるというのでしょうか。
一方で、研究室を訪れた学生は、
『また来月、上海に行ってきます!』
と力強い言葉を残していきました。
”何が起こっていようと、多くの刺激を与えてくれた中国が好き”
という彼女。
状況が状況だけに少々お気楽な印象が残るものの、
日本とてこの中国の発展に、様々な面で大きく寄与してきた国。
中国国民が彼女と同じような感謝の念を抱いてくれても
決して不思議ではないのですが・・・。
モウリーニョの発展途上サッカーとは
ペジェグリーニの悪夢はいつまで続くのか??
勝利だけを義務付けられたこのチームを
『真の常勝軍団』に育て上げるのは至難の業。
しかし、スペインのマスコミはこれを面白おかしく
騒ぎ立てるのですから、雑音以外の何モノでもないはずだ。
こんな状況だからこそでしょうか、
突如マスコミに姿を現したのはペジェグリーニ前監督。
『彼は私が残した足跡を、数字を越えなければならない。』
誰が引っ張り出したのか、昨シーズンのペジェグリーニ時代の
様々な数字がモウリーニョへ挑戦状を叩きつけている。
下記が、リーガ5節終わっての数字である。
昨シーズン、16得点2失点で勝ち点は15であったが、
今シーズンは、6得点1失点、勝ち点は11。
前節、レバンテ相手のアウェーの戦いにおいて
今シーズン2度目の0-0引き分けを喫したR・マドリー。
ここまでのチームを見る限り、新監督はディフェンスにおける
尽力を尽くしているだけに過ぎないという厳しい見方が大半で、
これまでカシージャスが、たった6度しかセービングの必要性を
要していないほど相手チームに自由な攻撃を許していないことに対し
賞賛の声が少ないのが現実である。
算出すると、枠に飛ぶ対戦相手のシュートは70分に一本。
これまでのカシージャスのキャリアにはなかった
素晴らしい数字であるはずだ。
モウリーニョは、この確固たるDFの安定を
およそ6人の選手の功績によってもたらしている。
その6人とは、4人のサイドプレーヤーと二人のセンターバック。
モウリーニョが目指す効果は、ボールを持っていない時の
これらの選手の機能を生命線としているが、
とりわけ重要な役割を備えているのが、センターに位置取る
モウリーニョの代弁者”カルヴァーリョ”である。
彼はAS紙のインタビューに対し、
『相手を完封することは、4点取ることよりも重要だ。』
とチームのDFへの意識を代弁して見せた。
しかし現実は、ペレス会長が”世界最高の監督”と謳うモウリーニョは、
目の肥えたマドリディスタ達を『成功』という公約と共に
納得させなければならない。
彼が示すべきは優秀な「管理者」としてだけの奇才ではなく、
昨年、過半数のソシオによる総意により解任された
ペジェグリーニという亡霊に打ち勝つことが求められているのだ。
ペジェグリーニのサッカーは、相手の特徴を打ち消す巧みさこそ
なかったものの、選手達の攻撃意欲を探求することに長けていた。
ここにこんな数字がある。
昨シーズン開幕5試合におけるマドリーのパス数は1135。
同条件で今シーズンは1197と昨シーズンのそれを上回っているが、
パスミスの数は、昨シーズンの465本を上回る525本となっている。
さらに昨シーズンは、49回のドリブル攻撃成功に11アシスト、
枠に飛んだシュート43本、
うち29本がペナルティーエリア内で放たれたものだ。
これが今シーズンは、45回のドリブル攻撃成功、4つのアシスト、
36本のシュート、23本がエリア内のシュートに留まっている。
ペジェグリーニのサッカーは確かに魅力的とはいえなかったが
数字の上でもモウリーニョの攻撃を上回り、
間違いなくゴールを挙げていた。
一方、守備面に関しては、
前述したようにカシージャスの守備機会は昨シーズンの半分以下。
昨シーズン、532回のボール奪取、81のファール、
20本のシュートをゴール枠内に受けた。
その結果、シーズンを通して35ゴールを奪われたのだが、
この数字はここ6年間では最高の数字であった。
これが今シーズンは517回のボール奪取、70のファールを与え、
僅か6本の枠内のシュートを受けたに過ぎない。
チームがこの路線を変更しない限り、このチームはディフェンスにおける
素晴らしい結果を残してくれる予兆はあるのだが、
現在のチームに多くを望むマドリディスタ達が、
この堅実なサッカーを認めているかについては甚だ疑問だ。
モウリーニョが目指す向上とは?
チームのビジョンとはどんなものなのか?
やはり、現在の発展途上にあるサッカーに、
派手な彩が施されない限り、周囲からは
『ベルナベウはサンシーロではない 』という
当たり前ではあるが、実に厳しい声が聞こえてきそうである。





















