El Diario ~青森にいながらスペインの話~ -77ページ目

3分間の試合中断の重み

イタリア・セリエA カリアリ×インテルにおいて

異例の試合中断があました。


この試合の主審は、インテルのサムエル・エトーに向けられた

鳴り止まない人種差別コールに対し、試合中断を決断。

スタジアムのアナウンスを通じて、

『継続するならば、試合を中止にする』と意思表示したそうです。



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サッカー場における人種差別問題が叫ばれて久しいですが、

常にその議論の中心に、このエトーがいることは否定できません。


記憶に残っているのは、2005/2006シーズン。


サラゴサのホームスタジアム・ロマレダにおいて

バルサ戦士として試合に出場していたエトーが、

ゴール裏の一部のウルトラ達からこの種の挑発を受けると、

審判にこれを猛抗議。


しかし、これが逆にスタンドを煽る形となってしまい、

スタンドの猿真似がスタンド全体に拡大。


スタジアム全体から侮辱されたエトーは、

プレー続行を拒否したのです。



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グランドから去ろうとするエトーを制止するサラゴサイレブン。

当時サラゴサの選手だったセサルも

必死に彼を説得し、事なきを得たのでした。


しかし、この試合終了後、当時サラゴサの監督だった

ビクトル・ムニョスはこう話しています。


『これはスタジアムのほんの一部による心無い行為。


バルセロナは自分達だけが犠牲者であるかのような

振る舞いであるが、この種の問題は、どこのスタジアムだって

抱えているはずなんだ。

もちろん、カンプノウだってね。』


その通り。


例えばそれは、

カンプノウで猿真似するバルセロニスタに囲まれた

ロベルト・カルロス。



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人種差別ではないものの、

どこへ行っても”Maricon(オカマ)”コールを受け続けたグティー。



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さらに時代を遡ると、ルイス・エンリケ(現バルサB監督)がベルナベウで受けた

 『Luis Enrique su padre es Amunique.』

”ルイス・エンリケお前の父さんはアムニケだ”

(*アムニケ:元バルサ、ナイジェリア代表で活躍した黒人選手)

の大合唱。



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人種差別や中傷…

そんな過激な”歓迎”を受けたスター選手たちは数知れず。



それもある意味で、スターならではの洗礼であり、

多くの選手がそのような過酷な環境でも

メンタルをコントロールし、プレーを続けてきました。


セリエAでは、主審は人種差別に関わる投げかけがあった際、

試合を中止にする権利を与えられているそうですが、

試合中止を視野に入れた試合中断が行なわれたのは初。


エトーが、サッカーの美しさを維持したい気持ちや

西欧州における「人種差別撤廃」に対する努力はわかりますが、

この問題の所在はサッカー場だけにあらず。


このような中途半端な制裁が、

西欧の人種差別思考を止められるはずもないのです。


むしろ中途半端な制裁や、行き過ぎた被害者アピールは、

現地サポーターを逆上させる結果になりかねない

危険な態度であると考えます。


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無論、僕自身、スタジアムの行き過ぎた挑発を

容認するつもりは毛頭ないですが、

我々日本人がスペインの街を歩いていて、

『Chino!!』(中国人!!)

と生意気なガキんちょに叫ばれても、

いちいち発狂などしていられないわけで。


努力すべきは、サッカー界でなく、

まともな教育も施さない西欧州各国の政府に

ある気がしてなりません。


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バレンシア、無念。

バルセロナ 2-1 バレンシア



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バレンシア地元紙の見出しは


『バレンシア、バルセロナで酸欠に』


先制しながらも今シーズン初の敗戦。

やはりカンプノウは厳しい鬼門だったか。


試合後、イニエスタが


『両軍の結果の違いはボールの持ち方にあった』


と語ると、敗戦したアルベルダは、


『彼らが後半に手を加えたシステムが、

我々に大きなダメージを与えた。


当初は激しさを少々増した程度であったが、

最後には手を出せないものとなっていた。』


と、パブロのゴールで先制しながらも、

後半のシャビを中心とした攻勢に対してお手上げ状態。


中盤の攻勢は相譲らずであった印象ですが、

得点差が1点以上あったように感じさせるコメントですね。


結局、今シーズンもセサルはカンプノウで笑えなかったか・・・

しかし、セサルは良く頑張った。



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現地スポーツ紙は、2点目を取られた後、

追加点を奪おうとするバルサの決定機を数回に渡り見事に防ぎ、

試合を壊すことがなかったセサル・サンチェスを絶賛しています。



しかしながら、選手としての晩年を迎え、

自分のパフォーマンス<試合結果


であるセサルには、そんな賞賛でさえも

およそ雑音にしか聞こえていないことでしょう。



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『ペペはマドリーに相応しくない選手』

敵地でマラガを下し、安堵の表情を見せるマドリー。


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心配された攻撃陣、イグアイン、C・ロナウドが

それぞれ2点を決め、危なげない試合展開でございました。


しかし、この試合におけるペペの非紳士的言動が

現地マスコミによって批判記事にされています。


この試合を通したペペのプロらしからぬ姿勢に

我慢ならなかったのは、ルケ。

元スーペルデポルの一員であった印象が強い彼が

強い口調で残した言葉は、



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『ペペは、恥知らずで無教養だ。

彼にマドリーのユニホームを着る資格はない。』


という厳しいもの。


ルケは、ハーフタイムになると、

前半戦における常識を逸したペペの言動に我慢ならず、

ペペに詰め寄ると、耳を引っ張るなどの小競り合いに発展。

ルケは試合終了後



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『ペペは”スコアーボードを見てみろ”と繰り返し挑発してきた。

僕がリスペクトに欠けているとは言われたくないよ。


彼が素晴らしいDFであることは疑いはないけど、

あのユニホームを纏うには、

それなりの品格が求められるのではないだろうか。』


僕がルケと直接接したのは、

彼がまだデポルの選手であった当時ですが、

とにかく好青年で、その立ち振る舞いに感動さえ覚えた選手でした。

人格的にもプロフェッショナルとしても紳士的な人物として

知られているルケ。

喧嘩は両成敗といいますが、

ペペの下品な言動は、そんな彼だからこそ許せなかった

ことだったのかもしれません。


日本では、角界の横綱の品格が問われたばかりですが、

ペペには、世界の子供達に夢を与える"El blanco"の選手として、

世界を代表する選手として、

相応しい人格を備えて欲しいと願ってしまいます。


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ビジャ『ゴールしても祝わない』

現在首位のバレンシアがカンプノウでバルサと激突しますねにひひ

我らがセサルに立ちはだかるのが、
セサルが「これまで見たFWの中でもケタ違い」と言っていた
ビジャでございます。

その怖さを誰よりも知るバレンシアは、
彼をどんな手段で阻止するのか。

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 『もしもこの土曜日に得点しても、
      その得点を祝うことはないよ。』


とサッカー人生を華やかにした5年間を過ごした
古巣へのリスペクトを表明しているビジャにとって
この一戦は複雑なものとなるでしょうね。



対するバレンシアのワントップアドゥリスは、
マジョルカ時代、バルサ相手にgolazoを決めており、
これまた期待大。

とにかく↓アドゥリスのゴールシーンは素晴らしい。




ここまで攻守のバランスが抜群のバレンシアですが、
『バルサ、マドリーの2強と対等に勝負できるのか?』
そんな命題を試される厳しい鬼門となることでしょう。

今年こそは、カンプノウを笑顔で立ち去るセサル君を見たい(笑)


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投げたらあかん

大学の後学期がスタートして半月。


この10月も、後学期入学(あるいは編入)

の留学生が数十名やってきました。


多少なりとも日本語学習をしてきた彼らですが、

これから「慣習」や「言葉」の壁にぶつかることは

当然のことながら、


津軽という土地ならではの『方言』という洗礼を

浴びることにもなるのですが・・・




なにせ津軽弁とは、大概の日本人でさえ難解な言語。




7年住んでいる僕でさえ、

学生の会話を「それ韓国語??」と錯覚するときがあるのですから、

来青したての留学生が満足に理解できるはずもなく。



例えば、これは大学の寮に入寮した留学生への

ガイダンスでの出来事。



粗大ごみの扱いについて、過去に起こったモラルに欠けた

事例を交えて注意を受けていた時のこと。




「つい先日、寮からベッドが投げられました。」





通常我々が使う 捨てる は 津軽弁では 『投げる』。


つまり寮生がベッドを投棄したことを話しているのですが、

目の前にいる留学生にはそんな方言が理解できるわけでもなく、


彼らの頭の中は


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学生寮から



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ベッドが


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投げられた


となっており、口をポカーンと開けておりました汗



そりゃね、この界隈では一番背の高い建物である寮から

ベッドを投げられたら驚くわな。




・・・とは言うものの、数年前、

サッカーの『中国×日本』で中国が負けた腹癒せに、


7階の部屋の窓から外に向かって、テレビを投げ下ろした

留学生がいたことも付け加えておきましょうてれび




留学生諸君。

試練は多けれども、何事も投げたらあかんど~クッキーモンスター


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