スペイン・ムルシア自治州も被災
スペインのロルカを震源とした地震が発生。
早朝、このニュースを知り、
震源地から程近いカルタヘナに住む友人ビクトルと
その家族の無事を確認しホッとしたのですが、
M4.4、M5.2の2度の地震により8名が命を落とし、
数名が重症であるとのこと。
スペインは、地震とは無縁の国・・・
というわけではないのですが、
街には古くからたたずむ教会や、
耐震強化など施されていない建物などが
立ち並ぶのが当たり前の光景でもあるこの国にとって
M5の地震は「大地震」といえるでしょう。
スペインのメディアで発せられているのは、
日本の震災とさして変らぬ人々の絶望と恐怖
スペインにおいては1956年4月20日に
12名の犠牲者を出したグラナダ地震以来、
およそ半世紀ぶりに多くの犠牲者を出したこの地震。
現地メディアでは、FCバルセロナのリーグ優勝を
そっちのけでこの震災を扱っています。
しかしながら、死者が発生し、
およそ2万人が避難を強いられているこの状況を
まともに報道しない日本のメディアって何なのでしょうか。
死者が少ないから?
マグニチュードの規模が小さいから?
僅か2ヶ月前、被災した日本に多くの励ましを送ってくれていた
スペインが今まさに受難の時を迎えているのに、
全く無視では情けない。
我々日本人だろうに。
芸能人の自殺を大々的に取り上げながらも、
自らを国際社会から切り離しているかのような
この国のメディアの姿勢に落胆。
この被災により亡くなられたムルシアの方々のご冥福をお祈りします。
Descanse en paz...
再び輝きを放つベテランの決意
『デポルがその誇りを取り戻した』
本日のAS紙の見出しです。
デポル 2-1 アスレティック・ビルバオ
目下売り出し中、ビルバオのトケーロに先制を許す
嫌な雰囲気に包まれる満員のリアソル・・・
一部残留を懸けて絶対負けられない
そんな試合で輝いたのはやはりバレロンでした。
『バレロンが2部落ちを真っ向拒否』
この試合をそう総括したのはMARCA紙。
ここ数試合、トップ下に先発起用されるものの、
勝利に繋がるプレーができていなかったバレロンでしたが、
いくつもの修羅場を乗り越えてきた頼りになるベテランは、
多くの選手が2部落ちの恐怖に足がすくんでしまっている中、
その頭脳と技能を思う存分発揮してくれました。
敵将カパロス監督を以ってして
『バレロンさえいなければ』
と言わしめた活躍は、もはや流石と言う他ありません。
デポルの二部落ちはタイタニック沈没を示す
この数週間前、そう語ったのはレンドイロ会長。
ここ数年を借金返済のためのシーズンとしてきた彼らにとって
降格後、収入が激減することはクラブの滅亡を示すことは
選手の誰しもが理解していることでしょう。
さらにこの試合の1週間前、『一年の契約延長』を
発表していたフアンカルロス・バレロンにとっては
恐らく自身の最後のシーズンとなるであろう11/12シーズンを
彼らにとって相応しい場所で迎えたいに違いありません。
その気持ちをプレーとして全面に表現したバレロン。
引退後の”クラブ大使”の任務を含んだ2015年6月30日
までのクラブとの契約は、デポルと彼の未来を
太く結びつけるものですが、個人的には現役選手として
プレーする彼の姿を1年でも長く見守りたいと思ってしまいます。
この件に関し、レンドイロ会長は
『ここで決まったのは選手としての1年延長。
チームは厳しい状況であるが、このニュースが
サポーター達を喜ばせるものであるに違いない。
バレロンは今後も栄光の時を我々に与えてくれる。
これから4年間の契約が残っているが一年一年を積み重ね、
彼ができるところまで続けてもらいたい。
もはや、あのドナトもうかうかしていられないね(笑)』
かつて40歳までプレーした大ベテランDFドナトの名を出して
記者陣の笑いを誘った会長。
この大一番の勝利で、残りのバルサ、バレンシア
との厳しい対決への手応えを感じながら、
クラブの窮地を救って見せた21番に目を細めたはず。
間もなく36歳となるバレロン。
同年代を生きる者として彼から受ける大きな刺激
は計り知れません。
『8チームを除き、あとは中国製』
マドリーがヘタフェ相手に勝利を挙げなければ
バルサの優勝が決定
そんな見出しよりも気になって仕方ないのが
『お前たちは一部のチームだ』
というデポルを応援するDEPOR SPORTの一面。
全く持って調子が出ないまま長いシーズンを
終えようとしているデポルティボ・ラコルーニャは、
アウェーの試合で全く勝てず、前節ヒホン戦でも
ロスタイムの疑惑のPKで2-2の引き分けを喫する羽目に・・・
そのデポルが前節引き分けた際、
対戦相手の監督であるプレシアードが会見で残したのは、
『8チームを除いたら、あとは中国製だ。』
という迷(?)言。
明らかな差別的な表現で中国に捩って見せた
アジア人としては、少々腹立たしい表現でございます。
確かに暫定8位エスパニョール以下9位以下は
最下位まで団子状態。
低次元にお互いに勝ち点を分け合っていると
分析されても致し方ない状況かもしれませんね。
そして、リーガで3試合を残しながらも
『降格圏内』に入っているデポルティボも
そんな下位チームのひとつとして括られているのが
現状であるということがが辛い。
そんな汚名返上のためにも
何が何でも勝たなければいけないのが
本日リアソルで開催のビルバオ戦です。
ガリシアの誇りに懸けて彼らには2部に落ちて欲しくない。
そう思うのは僕だけではありません。
昨日、関係者以外立ち入り禁止での練習を行なう予定であった
デポルティボのロティーナ監督。
いざ練習を始めると、スタジアムの外から聞こえてくる
リアソル・ブルースの歌声。。。
「Es de PRIMERA.
El depor es del PRIMERA」
それは一部のチームだ。デポルは一部のチームなんだ。
「ESTA HINCHADA NUNCA SE RINDE」
俺達サポーターは絶対に降伏しない。
そんな魂が込められたおよそ200人の歌声は
ロティーナの心を動かし、急遽スタジアムの門は開けられ、
すでに次節に向けて”臨戦態勢”の彼らの入場が許されたのでした。
熱い。リアソルが熱い。
そんなガリシアの青の軍団の運命を握っているのが
対戦相手であるエウスカディの雄「アスレティック・ビルバオ」。
なにせ彼が狙うのはヨーロッパリーグ圏内の確保。
この試合に懸ける気合は十分ですが、
『彼らは町のためだけじゃない。
ガリシア自治州を背負って戦ってくる。』
降格圏内にあるこのデポルを最も警戒するのが
皮肉にも最強のデポルを率いたハビエル・イルエタ氏・・・
現在、アスレティックの下部組織を取り仕切るその人です。
アスティックの中に居ながら、
このクラブが持つ底力を誰よりも知る男の警告。
そして、誇りを忘れず魂を込めた声援を続ける
サポーターの存在。
かつては欧州の頂さえもその視野に入れていたこのクラブが
抱えている財産は、これまでの数字がどうであれ、
決して誰かが語った「chino(中国製)」などではありません。
今晩、満員のスタジアムに満ち溢れる
デポルの誇りを背負う戦士達よ。
君達にSegunda(2部)など似合うはずがない。
FORZA DEPOR!!
エジルに次ぐ男の挑戦
マドリーがドルトムントより6年契約でヌリ・シャヒンを獲得した。
若干22歳でありながらも経験豊富なMFは、16歳でデビュー。
ブンデスリーガの最年少デビュー記録を保持している。
デビュー以来、ドイツで135試合、オランダリーグで29試合に出場
今期はドルトムント優勝の立役者としてその名を轟かせている
彼の成功の秘密とは、
『ふたつの文化を体得していること』であるという。
シャヒンは、ドイツで生まれたトルコ移民の息子である。
両親とのトルコ式の生活の中に
時間や規律に厳格なドイツの生活習慣に揉まれたことを繁栄する
彼のプレースタイルはドイツにおいても独特とされた。
得意の左足でのボールコントロールと広い視野は
同じ白いユニホームを纏うこととなるエジルのそれと比較される
ほどの逸材である。
何せエジルとはその血のルーツ、年齢、宗教、代理人を
同じくするのだから、今後の期待も大きくなるのは
当然のことかもしれないが、
シャヒンは冷静沈着なイメージのエジルとは異なり、
グランド内外において良くも悪くも気性が荒いこという。
そんな彼が選んだのはトルコ代表。
『ドイツで生まれドイツの学校で教育を受けて培った
自身のドイツ人としての一部を誇りに思っている。
ただし、私はトルコ人。父や家族と同じトルコ人なんだ。』
そんな強い意思で選択したトルコ代表の道であるが
その道のりは前途多難であったという。
『トルコのユース代表でプレーした時の周囲の目は
決して良い視線を私に向けなかった。
私はドイツからやってきたし、ドルトムントの選手だった。
歓迎どころか、きっと誰もが自分のポジションを
守りたかったのだろうね。』
そんな彼の名が世界のとどろいたのは、
2005年のU-17のワールドカップ。
シャヒンはブラジルのアンデルソン、メキシコのベラに次ぐ
3番目に優秀な選手として讃えられ、
アーセナルのベンゲル監督には
「欧州でもっとも有望なMF」と絶賛を受けた。
その後、A代表に選出された彼の前に立ちはだかったのは
神のイタズラか、「ドイツ代表」であったが、
85分にグランドに姿を見せると、4分後にはトルコ代表の
最年少ゴールを決めて見せた。
いやはや”あらゆる障壁”をもろともしないのは流石。
そんな順風満帆ともいえる彼のサッカーキャリアは
レアル・マドリードでどんなステージを迎えるのか??
『ボルシア人であった自分が、愛するチームを離れるのは
本当に辛い決心だった。
しかし、マドリーは世界最大のクラブ。”NO”と発することなど
不可能なことだったよ。』
堂々とそう語らう若武者を待ち受けるのは
ポジションを争うことになる、スペイン代表シャビ・アロンソ。
そして得意のFKを蹴るために、越えなければいけないのが
絶対的なエースであるクリスティアーノ・ロナウド・・・
そんな同じユニフォームを着る強敵を目の前にしても
きっと恐れることなく立ち向かっていくであろうシャヒン。
マドリディスタとして彼の移籍を心から歓迎するとしよう。
歩いてる
GW最後の日曜日。
今日は母の日ということで、一日のスタートは、
奥さんを労う意味も込めて、
贅沢にスペイン産イベリコ・ベジョータの生ハム
を食卓に並べてみました。
渡西以来、奥さんも大好物。
奥さんを喜ばすつもりが、なぜか僕がワインを片手に
即席ボカディージョでご満悦でございました。
スペインで食べると全く味気ない真空パックのベジョータも、
日本で食べると最高の贅沢品に生まれ変わるのだから
不思議なものですね。
息子クンは、微笑む我々を横目に
隣で菓子パンを頬張っておりました。
寝グセ100%でパンを喰らう息子も、
見慣れた感じ(笑)
ようやくよちよち歩きをするようになった彼。
その一歩一歩の足取りは、ぎこちない極み。
果たして彼は何を考えながら、
その歩みを進めているのか。
世界を震撼させた大震災から僅か2ヶ月・・・
なんだか平和すぎる一日。
震災、それに未だ終息が見えない原発事故
前を向いて歩みを進めることが重要なのは
明らかではありますが、
すでに原発問題から視線を反らしてしまっている
人達も少なくない今日この頃。
日本全体が、そしても自分も”そこ”から学ぶべき教訓を
形にすることなく、すでに前に進んでしまっているような
気がしてならなかったり。
焦らず進もう。
今だから考えられることを思考に溜めて
よちよち歩きで先を目指そう。



























