スナイデル”暗黒から天国へ”
オランダがブラジルを破った”歴史的”な決勝点は、
ウエスリー・スナイデルのヘディングシュートでした。
お世辞にも大柄とはいえない彼にとって
プロサッカー人生初の頭での得点。
スナイデルはこの激戦を振り返り、
『前半を終えた時点では、
ブラジルを止めるのは不可能に思えた。』
と振り返るほどブラジルの前半は、
守備をしていてもダイナミックに感じられるような
完璧な試合展開でした。
この圧倒的なブラジルペースの試合を一転させたのが
スナイデルの右足を起点に描かれた
放物線がもたらした”幸運な”オウンゴール。
このゴールがブラジルを錯乱に陥れたのは
言うまでもないことでしょう。
『ハーフタイムをきっかけに、我々は攻撃に転じ、
素早く同点に追いつくことが出来たんだ。
幸運なことに、あの時点から勝ち越し点を
奪うための時間も、スペースも十分にあったんだよ。
まさか僕の頭でゴールできるとは思わなかったけどね。
僕らは、ブラジルを敗戦に追い込んだ。
疑いもなく、W杯で最高クラスの力を誇る相手。
あれだけ見事なディフェンスを打ち破るのは厄介だった。
準決勝に進めて喜ばしいね。
しかも、僕にとって初めてのヘディングでの得点。
もう二度と起こらないだろうけど(笑)』
「サッカーの素晴らしさ」と、
「サッカーの怖さ」を同時に味わったようなこの試合で、
最後に人一倍歓喜したスナイデル。
2009-2010シーズン開幕時、
誰がこのスナイデルを予想したでしょうか??
リーガエスパニョーラでの活躍を誓った最中、
突如舞い降りた屈辱の『戦力外通告』。
しかし、このレアル・マドリードという家から放り出されたことが、
今シーズンの彼のサクセスストーリーの始まりだったとは…
その身をインテルに移した彼は、
指揮官モウリーニョの元で
チームの中核となりゴールを量産。
故障に弱いと囁かれたその体格やそのサッカースタイルから、
カルチョでの成功はありえないという
前評判を覆すものでした。
セリエAで33試合出場、7得点。
チャンピオンズリーグ準決勝のバルサ戦でも
見事なゴールを放り込み、クラブの3冠達成に貢献した
彼の順応は素晴らしかった。
そんな彼の活躍を後押ししているとされるのが、
彼の最愛の婚約者であるYolanthe Cabouさん。
オランダで女優でテレビ番組の司会者をこなす彼女と
スナイデルは7月17日に挙式予定だそうです。
いやはや。まさに公私に渡り、幸せの絶頂のスナイデル。
暗黒の闇から這い上がり、
この日の殊勲のゴールを決した彼の頭の中は、
『W杯の頂点』という、2009-2010シーズン最後のシナリオを
用意しているに違いありません。
敵か?味方か?ベスト8の刺客とは
日本を下しベスト8に進出したパラグアイに
立ちはだかるのは優勝候補スペインのみならず??
この度、発表となったベスト8の
4試合の審判団の中で、一際注目を浴びたのが
このパラグアイ×スペインの笛を吹くバトレス主審。
このグアテマラ出身の審判が割り当てられたと
知るやいなや、パラグアイ陣営が、
『スペイン代表以上に、
恐ろしい敵と交わることとなった』
とマスコミ、選手、あらゆる関係者が揃って
頭を抱えるこのお方こそ、
2002年日韓W杯ベスト16のパラグアイ×ドイツにて
何でもないプレーに対し、2回のPKに笛を吹き、
パラグアイを0-1で敗戦させた男なのです。
当時のパラグアイ代表キャプテンであった
チラベルト氏は
『彼はグアテマラ史上最悪の審判である。
彼を宛がったFIFAは恥知らずだ!』
と、この決定に猛反発。
『パラグアイにとって、彼が笛を吹くことが
最も最悪なシナリオだった。
シャビやイニエスタのゲームコントロールも恐ろしいが、
彼のレフリングへの恐怖感は同等、いやそれ以上。』
かつてその勇猛さで知られた
世界屈指のGKであった彼が恐れ戦くこの主審が、
どんなゲームコントロールをするのか?
実はこの主審さん、北中米サッカー協会に登録された
審判の中で最も多くのカードを提示した審判であり、
2006年クラブW杯にてバルサが敗れた
ポルトアレグレとの決勝の笛を吹いた人としても
知られています。
おぉ。なかなかの面構え(^▽^;)
このパラグアイ代表に限らず、
彼のレフリングによって生まれた天敵は
決して少なくなさそうなバトレス主審ですが、
相次ぐ誤審で波紋を呼んでいるこの大会だけに、
『新たな伝説』が生まれることだけは、
ご勘弁願います。
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スペイン代表の12人目の選手、無念の帰国へ
スペイン代表を応援する者なら誰もが知っている
巨大なベレー帽がトレードマークのマノロさん。
スペイン代表の行くところにマノロさんあり。
常に、大きな太鼓を手に、スタンドのサポーターを鼓舞している
彼の存在は、このW杯南ア大会でも健在でした。
しかし・・・
このマノロさんが体調の悪化により、
スペインへの帰国を余儀なくされたという
気になるニュースが入ってきました。
治療が成功すれば、決勝の舞台には舞い戻る構えの
マノロさんですが、これは心配だぁ。
本名:マノロ・マヌエル・カセレスさんは61歳。
南アフリカに入国後、1週間以上も風邪を悪化させ続け、
ここ数日間は、スペイン代表の帯同ドクターする
オスカル・ルイス・セルダによる治療を受けていましたが・・・
残念ながら、快方に向かうどころか、
咳が止まらず、過去6回の手術を起こった下腹部にも
影響が飛び火したことから、故郷バレンシアの病院に
全てを託すこととなったわけです。
代表の医師がしっかりとケアしていたことも驚きですが、
マノロさん、さぞ無念の帰国となったことでしょう。
そんな体調であったにも関わらず、
試合開始前の国歌が流れると、
自ずと赤に染まった半袖シャツ姿になっていたマノロさん。
無念にも代表の決戦の舞台から遠のいてしまったわけですが、
この12番目の選手の魂は、しっかりと代表選手たちの体に
乗り移っていることでしょう。
7月11日。輝かしい決勝の舞台にて、
スペイン代表の勇士と、
元気なマノロさんの姿が見られますように。
R・マドリーが切り札を獲得へ
昨シーズン、無冠に終わったマドリー。
つい先日、モウリーニョ新体制が、
元マドリーDFであるアイトール・カランカ を
スタッフに入閣させたニュースをお伝えしたばかりです。
しかしながら、実は新規スタッフの目玉として交渉が進められているのが、
現在、スペインサッカー連盟スポーツディレクターとして
代表チームに帯同中のフェルナンド・イエロであることが判明しました。
言うまでもなく、マドリーの歴史に残る名キャプテンであるイエロ。
現役時代から戦術分析に長け、
厳格な態度にも関わらず若手選手からの信頼が厚い彼ですから、
チームをバックアップする人材としては事欠かないのは事実でしょう。
まさに、現在考え得る一番の切り札であるイエロ。
おぉ・・・イエロ!!
早く帰ってきておくれ。
そう思っている古株のマドリディスタも少なくないはずですが、
これがペレス会長の意見か?モウリーニョの奇策か?
は推測の域を出ませんが、すでに数週間前から
進められているといわれるこの交渉が難航しているのは、
現在、イエロの目が代表に向けられていることだけが
理由ではないようです。
彼が長年在籍したマドリーを離れたのは2003年。
デル・ボスケがマドリーで獲得した最後のタイトルである
リーガ制覇の祝いの場に姿を現すことなくこのチームを去ったイエロ。
結局彼がマドリーのユニホーム姿を見せたのは、
このシーズンの最終戦であるビルバオ戦が最後となりました。
事の発端は、シーズン中、口頭にて同意に至っていたはずの2年の契約が
フロレンティーノの独断で、白紙に戻されたことがきっかけでした。
(ちなみに、タイミングを同じくして、
会長と意見の相違を見たデルボスケ氏も監督を引責しています)
さらにこの際、イエロは、
マドリーとの間で契約に至っていた退団記念試合を放棄。
開催されれば、この試合興行収入60万ユーロを手に入れる
こともありませんでした。
現地の報道から判断すると、
これまでのゴタゴタ劇を白紙に戻そうと考えている
フロレンティーノ会長は、彼にカンテラ育成を託すことから始まり、
最終的には、モウリーニョの参謀としての活躍を期待しているようです。
実は、カランカの第二監督就任の際、クラブと連盟の間を
取り持っていたのがイエロ。
あの当時『僕が今後、マドリーに関わることはないだろう』と
怒り心頭していたことも理解できるような仕打ちを受けた彼ですが、
先日のスペイン代表×ポルトガル代表の試合をブトラゲーニョと
並んで観戦したのは、何かの合図か・・・?
かつては
『敵にしたら最後、いつまでも呪われる』
と言わしめたフロレンティーノ・ペレス会長ですが、
イエロのマドリー復帰ガ叶ったその時、
それは、傲慢で冷酷といわれたこの会長の
「人間性」の変化を示唆しているのかもしれませんね。
いつの日かイエロの次は、
デル・ボ○ケに頭を下げたりして( ´艸`)
バルサが最高の売上達成へ
バルサが09-10シーズンにおいて、
4億4550万ユーロの売り上げ達成。
未だ他クラブの正式な収益額は明らかとなっていないものの、
この数字は、今週水曜日にバルセロナの
会計・財務担当であるXavier Sala i Martín氏により
公言されたもの。
昨シーズン、世界最高の売り上げ高であったマドリーの
4億700万ユーロを大きく上回る数字を達成したことで、
各方面から驚きの声が上がっています。
ラポルタ体制最後のシーズン。
彼は奪取したタイトル数だけでなく、
こんな記録を刻んでの引責となるようです。
『この4億4550万ユーロは、バルサ史上最高額。
米国も含む世界中のあらゆるスポーツクラブにおいて、
このような高額な金額を稼ぐ者はいない。
予算の見積もりでは昨シーズンの10%増を見込んでいたが、
結果は16%増という素晴らしいものとなった。
これらをこの経済危機といわれる時代に成し遂げたことに
大きな意義があるだろう。』
と話すのは、Xavier Sala i Martín氏。
『多くのクラブが収益減退を余儀なくされている中、
バルサは、大きな成長を遂げることができた。』
7月1日付で新体制となったバルサ。
目指す売上げ高は7億ユーロ(約770億円)だそうで。
新シーズンより、4年間のTV放送権を
メディアプロ社に6億ユーロに売却。
その他、Herbalife、 Turkish Airlines、Etisalatなどの
一流企業との新規スポンサー契約に至っていることも
この金額達成への自身の源となっていることでしょう。
さらに、新シーズンもUnicefの広告をユニホームに刻印し、
30億円近くを寄付するといいますから、
たいした余裕ですよね。
この種の話題では、常にサッカー界をリードしてきた
マドリーも形無しとなったバルサの経営戦略。
さて、ライバルの増益に『あの人』は何を思うのでしょうか??





















