石田 衣良
少年計数機―池袋ウエストゲートパーク〈2〉
石田 衣良
骨音 池袋ウエストゲートパーク3
石田 衣良
電子の星 池袋ウエストゲートパーク〈4〉

この三冊、一気に読んじゃいました。

あ~、面白かった。


『池袋ウエストゲートパーク』、ドラマが好きだったのだけど、原作も、ドラマとはまた一味違って、面白い。


登場人物が良いんだよね~。

良いヤツ、嫌なヤツ、情けないヤツ、救いようのないヤツ・・・それぞれに個性が際立ってて。

文体も軽快で、スイスイ読めるし、暴力的な場面は多いし、悲惨なストーリー満載だけど、どこか救いのようなものが残されて、読後感は良い。


その時々の流行や、事件、社会問題のようなのが、さらりと盛り込まれてて、あ~、あ~、あった、そうそう、懐かしい・・・みたいなのも多くて、親近感みたいなのを抱きやすいのも魅力かも。

清水 博子
カギ

myteeさん の日記で紹介されていて、面白そうと思って読んでみた。


なんか、すごいドロドロ、怨念みたいなのが、渦巻いてるなぁ。って思った。

姉妹がそれぞれに日記をつけていて、ただ、二人の日記の内容が列記されていくのだけど、

妹はウエブ上に公開してて、姉は通常の日記として書いてる。


まぁ、最近はブログなんて皆やってるわけだけど、ネットに公開してる自分と、他人から見た客観的な自分は違うってのは、当然だと思う。

だけど、それにしたって、この妹の日記は、すごい突っ込みどころがある!!

すごい見栄っ張りって言うか、壊れてる。


もちろん、姉も壊れてるんだけど、ネットに公開する意図で書かれてないぶん、ありのままの気持ちが綴られてる感じで、それが、妙にリアルで怖い。


最初、妹がネットにアップしてる日記に姉が気付き、覗き見、自分の日記でその裏を暴露し、あざ笑う感じ。

そのうち、妹が姉のパソコンを開き、日記を覗き見。

姉が日記を書くたび、自分のパソコンに転送されるように仕組んだり、妹も只者ではない。


姉妹そろって、お互いに日記を読まれてると知りつつ、続けるから、すごい!

でも、読まれてることを意識して、妙に意味のない関係ないことを書いたり、わざと悪意のある文章を書いたり、そこらへんの心境の変化が不気味で面白い。


物語の形態も変わってるけど、登場人物も変わってるし、複雑な事情もあるし、奇妙な居心地の悪さは感じつつも、怖いもの見たさで引き込まれちゃう感じかな?

『カギ』を読むだいぶ前に、
『処方箋 』を読んだのだけど、これはさっぱり意味が分からなくて、気味が悪いということしか残ってない。
なんて書いていいか分からなくて、感想も書けなかったくらい。
不気味だし、居心地が悪い、落ち着かなくさせる話なのに、なんか、・・・なんかよく分からないけど、引っかかるなぁ。
森 博嗣
六人の超音波科学者

面白かった。


最近、図書館に行くと、ピンク好きの娘が、「ぴんく~」と言いながら、ピンクの本を取ってどんどん持ってくるので、じっくりと本を選べない。(なぜか、娘の選ぶ本を借りて読んでみても、ちっとも面白くない!!表紙がピンクの本とは相性が悪いみたい)


文庫本のコーナーの本棚で本の厚み(薄すぎるのも、分厚すぎるのも嫌!!)を見て、娘がピンクを見つける前に、さっさと選ぶ。文庫本には、裏表紙に簡単なあらすじも書いてあるので、選びやすい。


そんな適当な選び方で借りたので、正直、失敗が多い。

この作品も、読み始めて、どうもシリーズものらしいと気付いた時点で、失敗!!って思ったけど、別に前作を読んでなくても、十分に面白かった。


ネタバレになるので、詳しくは書けないけど、鮮やかだと思った。

変に回りくどくもないし、難しい話も出てくるけどさらりと読めちゃうし、登場人物は個性的だし、読後感も楽しい感じが残る。


このシリーズはどうやら、Vシリーズというらしい。

よく分からないけど、9作か10作は出てるような・・・?

でも、順を追って、一から読んでいきたいなぁ。

湯本 香樹実
ポプラの秋

この作家は、老人好きなんだろうか?

私も老人好きなので、嬉しい。

この作品は、おばあちゃんなので、特に嬉しかった。


ストーリーを簡単にまとめると、小学校一年生の女の子が、父を亡くし、引っ越した先の大家のおばあちゃんと触れ合うことで、父を亡くした不安定な状態を脱していくという感じかな?

って書くと、薄っぺらいけど・・・


私のことになりますが、小学校2年の時に、最愛の祖母を亡くしました。

しかし、幼かったので、死を受け止め、そのショックから抜け出すのに、ものすごく時間がかかりました。

祖母は、癌で入院して逝ったのですが、弱っているところを見せたくないと言っていたらしく(大人になってから教えられた)、一度もお見舞いに行っていません。

私が祖母と最後に交わしたのは「すぐに良くなって帰ってくるから良い子で待っててね」と言うような言葉で、その言葉は嘘になってしまいました。

最初は、死よりも、祖母が嘘をついたということの方がショックだったかな?


なんか、前置きが長くなったけど、この作品を読んでいたら、すごくその頃のことを思い出した。


幼い主人公が死んでしまった父に手紙を書く・・・その無邪気な手紙の内容に、涙。

何気ないおばあさんと主人公のやりとりに、涙。

どうにもならない死に、こんな風に向き合うことをさせてくれる人が、もしもそばにいたなら、どんなに素晴らしいだろう?



もうひとつ、どうでも良いことですが、

老人と接する機会の多い職場を辞めて、数年。

老人との会話で、どれほど私が癒されていたか、思い出しちゃって、困りました。


今、私の中では、ちょっとした銀色夏生ブームだ。


昔、中学だったか高校だったかの頃、友達と読んでたGo Go Heavenの勇気 とか、波間のこぶた 。
タイトルは忘れたけど、初期の作品はほとんど持ってたと思う。

いつしか、興味はもっと別な方に移っていき、銀色夏生は青春の象徴、甘酸っぱい思い出になっていた。


一昨年、娘も生まれ、家が欲しいなぁと思い始めたとき、手にした

家ができました という本。

写真がたくさんで、家作りに対する情熱が感じられ、イメージが膨らみそう・・・と思って買った。


素敵な本。


銀色夏生さんの作品への興味というよりも、こういう家を建てようと思って建てちゃった人物として、改めて興味がわいてきた。



最近、図書館通いをし始め、タイトルと可愛い犬の絵にひかれ、
借りました。
日記。
普通、あまり日記とか興味ないけど、面白くてニヤリとしたりしながら、一気に読んじゃった。


その翌年の日記も 続けて読んだ。


家ができました が出来ていく様子も分かり、興味深く、一気に読んだ。


たまたま、娘が生まれた年の日記だったので、私が娘を産み落とした頃、この人はどんな日を送っていたんだろう???なんてことも思いながら。



昨年4月から、今年の三月までの最新版 も読んだ。
この、つれづれノートシリーズはこれでおしまいだって・・・ちょっと寂しい気もする。
娘さんが、昔の私みたいで、苦笑い。

すっかり、つれづれノートシリーズのファンになったけど、昔をさかのぼって読みたいかというと、それはない。

テレビに対する感想とかもあったけど、自分も同じテレビを観てたら、妙に嬉しい・・・そういうの、昔にさかのぼって読んでも、忘れてそうだもの。

そしたら、面白みが半減って感じがする。



ちなみに、小説の ミタカくんと私 と
ひょうたんから空―ミタカシリーズ〈2〉 も好き。
恋愛未満、友達以上・・・みたいな、淡い感じが好き。
これは、続編出るのかな?出たら、絶対に読んでみたい。


あと、 保育園に絵をかいた も、近いうちに読んでみたいなぁ。